Webマーケティングとは?SNS活用とWeb施策を事例で解説
◾️ 【マーケティング初級者必見!】 Webマーケティングとは?
ホームページに集客できない、
なかなか、問い合わせがこない、
資料請求のダウンロードをしてもらえない、
というWebマーケティングの悩み、ありますよね
インターネットを使うWebマーケティングは幅も広いし、使うツールも多いので、こういう場合はいったん「Webマーケティングって何だろう」と、整理してみるといいのです。
まず、Webマーケティングを定義していきましょう
Webマーケティングとは、いろいろなWeb上のメディアを使って、自社Webサイトホームページですねに、集客して、売り上げに繋げることです。
最後の売り上げに繋げるところは、ECサイトならそのまま売り上げを上げることになるし、BtoBなど法人向けビジネスであれば、商談に繋げるための問い合わせをもらう、という意味です。
Webマーケティングは、広大な都市に張り巡らされた道路網に似ています。
考えてみたら、Webってそもそも蜘蛛の巣っていう意味ですから。WEBサイトはその都市にある、美術館のようなものです
そして、都市は、市場そのものです。この都市には様々な道(ホームページ、ブログ、オンライン広告)があり、それらはすべて互いにつながっています。市場にいる人たち、顧客やターゲット層、あなたの会社やライバルまでの、
ここを行き交うすべての情報の流れを形作っています。
この都市では、人々、特に顧客たちはいろんな目的でさまざまな道を通ります。ある人は情報を求めて、またある人は買い物や娯楽を求めて移動します。
この大きな都市のそれぞれの道を、1つ1つ説明していきましょう。
メインストリートは、検索エンジンの最適化にあたります。
ここは最も人通りが多い主要道路です。この道を通ってさえくれれば、たくさんの人々があなたのウェブサイトを目にしてくれるのです。
メインストリートでは、あなたのウェブサイトを目立たせて、魅力的にする必要があります。都市のいたるところにある広告の看板は、言ってみればオンライン広告です。これらは人々の注意を引き、特定の店や商品に導きます。
都市には情報を提供する案内板もあります。これは有益なコンテンツを提供することで、訪れる人々(ウェブサイト訪問者)に価値を提供し、彼らの興味を引く方法です。コンテンツマーケティングがこれに当たります。
コンテンツマーケティングに関しては、以下の記事で説明しているので参考にしてください。
→ 法人向けBtoBビジネスに有効なコンテンツマーケティングとは?:その理由とメリット・デメリット
このように、Webマーケティングは都市の道路網のように、
複雑で、多方面にわたる活動です。
それぞれの道は、いろいろな顧客に対応し、彼らをいろいろな目的地へと導きます。
◾️ 効果的なWebマーケティングとは?
効果的なWebマーケティングとは、この都市の道路網をできる限りシンプルに、わかりやすく整理するこ都から始まります。そして、あなたのお客様が、最適なルートで商品やサービスに辿り着き、詳しい情報を調べることができて、違いをわかってもらえて、スムーズに買ってもらえるようにすることです。
Webマーケティングを都市にある道に例えました。あなたの会社のホームページはその都市にある、「美術館」にたとえることができます。ここでは、製品やサービス、企業の歴史、ブランドの価値などが「展示物」として提示されます。訪問者は、これらの展示を通じて、あなたの会社の魅力や特性を理解します。
美術館は来た人に感動や新しい知見を提供する場所です。同じ様に、ホームページも特別な体験や有益な情報を提供することで、あなたのお客様の印象に残る存在になります。
美術館は、教育的な要素も持ち合わせています。あなたのウェブサイトも、訪問者にあなたの製品やサービスについての、新しい知識を提供し、
「こうやって使うといいのか?」とか、
「これならうちの会社にも使えそうだな」と、お客様にインスピレーションを与える役割を担います。
道路網を整備し、あなたの美術館をお客様に知ってもらい、興味を持たせて、来訪してもらい、その後もファンになってもらうというのが一連の流れですよね。
これを、Webマーケティングの手法に当てはめると、道路網の整備は、検索エンジン最適化(SEO)を行い、潜在的な訪問者が検索エンジンであなたのウェブサイトを、簡単に見つけられるようにすることです。ここではキーワードの選び方、コンテンツの質、ランディングページの最適化が重要です。
次に、より多くの「道」をあなたの美術館に向けるためには、他のウェブサイトやブログからのリンクを増やすことが有効です。
S N Sでの口コミや評判、インフルエンサーのブログ投稿、メディアへのP Rなんかが効果的です。
あなたの美術館を知ってもらうための看板や広告、道案内は、オンライン広告に当たります。
Googleやソーシャルメディアの広告を使って、ターゲットにあなたのWebサイトの存在を知ってもらいます
もっと知りたい、興味を持ってもらうのには、SNSが有効です。
Facebook、Instagram、X旧Twitterなどのソーシャルメディアを活用して、
あなたのウェブサイトに行きたくなるように、ターゲット層の関心を高めます。
ここでは、魅力的なコンテンツ、イベントの告知を投稿することや、
フォロワーとのエンゲージメントを通じて「行ってみたいな」と思ってもらいます。
あなたのビジネスが、他とどう違うのか、という、
差別化ポイントを知ってもらうにはコンテンツマーケティングが有効です。
あなたのウェブサイトに、訪問者が価値を感じる魅力的なコンテンツを掲載して、「ライバルと何が違うのか」をはっきりと教えてあげます。
ブログ記事、このYouTubeのような動画、オンラインカタログなどですね。
一度来てくれた方にリピートしてもらうには、ニュースレターの配信が効きます。
定期的なニュースレターやメールマガジン、L I N Eでもいいですね を送って、過去の訪問者や、潜在的なお客様を美術館(ウェブサイト)にもう一度来たくなるようにします。
ここでは、あなたの会社の最新情報や、セミナーやイベント、今だけとかあなただけっていう限定オファーなどを伝えます。
インターネットの道路網を通じて、あなたのウェブサイトへの集客を効果的に増やす方法はいろいろありますよね。
◾️ Webマーケティングを成功させるポイントとは?
ここで大事なポイントは、まず「お客様はあなたのことを知らないし、興味がない」ということを認識することです。
知らない人に気づかせてあげる、興味を持っていない人たちにおもしろそうとか有益そうと感じさせるのが大事です。
次に、ターゲット層をはっきりと決めること
そしてターゲットの心理と行動をよく理解して、最適なWebツールを厳選することです。お客様が見ていないツールを使うことは、経営資源の無駄使いになりますから、どんな人がいつ見てくれるのか?に合わせて仕掛けていきましょう。
そして、組み合わせていくことで相乗効果を狙います。
まとめると、ニーズを感じた顧客層に、検索、広告、S N Sなど、
ホームページへの導線を敷くのです。先ほどの道路網の整備ですよね。
そして、ホームページに誘導しきっちりと伝えて、分かってもらう、問い合わせしてもらい顧客データを取り、購入や契約に導くという流れです。
商売は買った後が大事なので、リピートの仕組みも入れておくのが大事ですよね。
◾️ WebマーケティングでのS N S活用とは?
ここからはS N Sを活用するマーケティングについて考えていきましょう
まず、SNSとは何か、からおさらいしていきましょう。ソーシャルネットワーキングサービスの略ですよね。簡単に定義すると、オンライン上で人々が交流し、情報を共有する場所で、Facebook、Instagram、X旧Twitterなどです。
広い意味で考えると、YouTubeやTikTokなども交流できるので、S N Sだと言えます。
マーケティングでもSNSって重要なのです。まず、顧客とかターゲット層と直接コミュニケーションが取れるので、意見や感想をすぐに知ることができます。
次に、ブランドの知名度アップにも有効です。新しい顧客に製品やサービスを紹介しやすいですよね。
そして、顧客の嗜好やトレンドを探ることができるので、市場調査のツールにも使えます。BtoBでも、顧客企業の社長や事業部長たちの反応を知流ことができます。
S N Sとトホームページを買い物に例えて見ましょう。
SNSは例えるなら「活気に満ちた市場の広場」のようなものです。
いろんな人が集って、楽しそうに会話をしながら、情報や意見を共有します。
いろんなスタンドや店が並んでいて、それぞれが自分の商品をアピールしています。ここにきた人の関心を引きつけるためには、目を引くP O Pや話題の商品が必要です。
そしてなによりも、あなたと訪れる人々との会話や交流を通じて、信頼関係を築くことが大切です。
一方でホームページは大きなデパートに似ています。
ここでは、さまざまな種類の店舗やブランドが一堂に会し、顧客に幅広い選択肢を提供します。使える販促ツールもさまざまで、検索エンジン、広告、メールマーケティングなど、多様な選択肢が用意されていて、顧客のニーズや行動に応じて、最適な商品やサービスを提案します。
デパートでは、戦略的な配置や効果的な広告でお客様の注意を引きつけるのが、購買につながる鍵になります。
このように、SNSとWebマーケティングは、それぞれが異なる特徴と機能を持ちながら、顧客とのコミュニケーションや商品の販売において重要な役割を果たしています。
◾️ S N Sと他のインターネットメディアの違い
SNSと他のデジタルメディアと違う点についてまとめていきましょう。SNSは他のデジタルメディアと比べて、いくつかの特徴があります。
1. 双方向性
ユーザー間の双方向のコミュニケーションが可能。コメント、いいね、シェアなどによる相互作用が特徴です。
例えば、ニュースサイトやブログのような他のメディアでは、一方向的な情報の提供が主ですから、見た人たちの反応は限られる。
2. コンテンツをユーザーが作る
SNSはユーザー自身がコンテンツを作って、共有するので、個人の声や経験が強調されます。
他のメディア:では、専門的なコンテンツや公式情報が中心なので、個人の意見や体験よりも、専門的な情報提供が目立つ。
3. ネットワーキングできる
SNSでは、友達やフォロワーといった、ネットワークを通じて情報が広がるのが特徴です。
他のメディアでは、検索エンジンやリンクによる情報の広がりが主なので、検索対応や広告が情報拡散の鍵になります。
4. リアルタイム性
SNSでは、リアルタイムに情報が共有されて、それに対するフィードバックが出てきます。だから、トレンドやイベントがあるとすぐに反応がきます。
他のメディアでは、情報の更新が不定期または遅れがちですよね。リアルタイムのイベントに追いつくのが難しい場合も多いです。
ホームページや広告からの情報発信は、あなた、すなわち、企業側からの発信ですから、1方向になります
一方でSNSは、あなたが発信したことに、いいね、とか、コメント、シェアができるし、それにまたこちらから反応が返せるので、矢印が双方向になりますよね
これらがつながってネットワークになっていくわけです。
ここで大事なことは、人々がどんなときにいいねやコメントをするか、ということです。面白いこと、興味あること、楽しいこと、嬉しいこと、
ということですよね。決して、売り込みには反応しません。
なので、特にS N Sでは売り込みを極力減らして、観ている人たちにとって有益な情報を出すことで、いいねやコメントの反応が増えていくことを忘れないようにしましょう
これらの特徴により、SNSは他のデジタルメディアとは違う使い方ができます。特にマーケティングで使っていくには、こういう特徴を理解して活用することが重要です。
◾️ SNS集客のコツ
それらを踏まえて、SNSを集客や広告に使う際のコツと注意点をそれぞれ3つずつ挙げてみましょう。
- ターゲットを明確にすること
SNS上でのキャンペーンや広告は、
ターゲットとなるオーディエンスを正確に特定することが重要です。
あなたの製品やサービスに興味を持つ可能性のある人々を狙っていくわけです。
特に、年齢や性別だけではなく、何に興味・関心があるかなど、価値観や心理に重点をおいたターゲット設定が効果的です。そしてその人たちが観ているであろう、適切なSNSを選ぶこと、例えば、若者向けならInstagramやTikTokとか、ビジネスパーソンならリンクトイン、フェイスブック、YouTubeといった具合です。
- 質の高いコンテンツ
次に、魅力的なビジュアルコンテンツを使うこと。
画像や動画はSNS上で高いエンゲージメントを得るための鍵です。
YouTubeではサムネイルが大事ですよね。目を引くビジュアル、鮮明な色使い、クリエイティブなデザインで、ユーザーの注意を引きましょう。
最近では、A Iでも画像生成ができるので、活用しましょう
- 双方向のコミュニケーション
コメント、シェア、いいねなど、ユーザーが反応してくれるコンテンツを作成します。
クイズ、アンケート、コンテストのようなユーザー参加型のアクティビティを取り入れるのもいいですよね。
◾️ SNS集客の注意点
SNSの集客・広告利用の注意点です。
- 顧客視点に立つ
まずはターゲット層、見る人の立場に立つことです
あなたもS NSを見る側の立場に立ってみるとわかると思いますが、
売り込まれるのって嫌ですよね。
あと、頻繁すぎる投稿は避けたいところです。
投稿が多すぎると、フォロワーは面倒だ、とフォローをはずされます。
質の高いコンテンツを適切なタイミングで投稿することが大切です。
- ネガティブな反応に注意する
SNSでは否定的な意見や批判も即座に広がることがあります。
公共の場でのマナーや品位を保ち、不適切なコンテンツの投稿は避けましょう。
- データの分析と改善
投稿の反応を定期的に分析し、効果の低い投稿を見直す必要があります。
エンゲージメント率、リーチ、コンバージョンなどの指標を追跡し、必要に応じて戦略を調整します。
これらのコツと注意点を意識することで、SNSを効果的に活用し、
集客や広告の成果を最大化することができます。
ここまでまとめてきたように、S N Sはフォロワーやフレンドとの相互のコミュニケーションですよね。
あなたが見ている立場になるとわかると思いますが、売り込みや押し売りはやっぱり嫌なものです。
SNSマーケティングでは、はただ情報を発信するだけでなく、
顧客やユーザーとのコミュニケーションを深めることから始めましょう。
そして、彼らのニーズに合わせたコンテンツを提供することで成果につながっていくのです。
WebマーケティングもS N Sマーケティングも、基本的に顧客視点で実施することが鍵になります。ぜひ、顧客視点でできているかどうか、チェックしてみてください。
執筆者
石油会社、家電メーカー、大型車両メーカーなどに、新規事業立ち上げ・ブランド構築のコンサルティングと、法人営業にマーケティングを注入する社員研修を提供。 2013年より2023年まで、関西学院大学 経営戦略研究科で教授を務める。
著書は「売れない問題 解決の公式」(日本経済新聞出版)など国内外で23冊。米国、台湾、香港など海外でも講演。テレビ、ラジオの出演や新聞・雑誌への寄稿も多数。YouTubeでも最新のマーケティング情報を発信中。 本名 児玉洋典
デジタルマーケティングを導入したい、ホームページを改善したい、新しいビジネスを軌道に乗せたい、など、
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