コンテンツマーケティング成功はネタ探しから!ペルソナからひもとくSEO効果のあるコンテンツの作成方法
コンテンツマーケティングをやっていると、ブログやYouTubeのネタ探しに苦労します。
企業アカウントの中の人やマーケティングの実務担当者の場合、会社の方針に沿ってやるので、意外と大変なのです。
(コンテンツマーケティングについては別の記事で書いていますのでそちらを参考にしてください→ 法人向けBtoBビジネスに有効なコンテンツマーケティングとは?)
この記事では、「コンテンツマーケティング」をやっている多くの企業、特に担当者たちが頭を悩ませるブログやYouTubeでのネタ探しについて以下の4点についてお話しします
コンテンツ作成の成功のカギは?
3つのネタもと
探し方のコツとやり方
注意する点
最後まで読んで、良質なコンテンツの作成の役に立ててください。
◾️ 成功するコンテンツマーケティングのたった1つのこと
まず大事なことは、コンテンツマーケティングの成功のカギは、1つだけ、それは、
続けること
なのです。
その理由は以下にいくつか上げていきます。
顧客との信頼関係を構築できる
継続的に有益なコンテンツを提供することで、顧客からの信頼を得ることができます。一度限りの情報発信ではなく、継続することで「この企業は役に立つ情報を届けてくれる」と思ってもらえるようになります。
認知度が徐々に高まる
コンテンツは、時間が経つほど検索エンジンでの評価が高まり、より多くの人に届く可能性があります。ブログや動画などの資産を積み重ねることで、企業の露出を増やし、新たな顧客の発見につながります。
購買行動のきっかけを提供できる
顧客が製品やサービスを購入する際、必要な情報を提供することで購買意欲を高めることができます。特にBtoBでは、信頼できる情報源であることが取引の決定要因になることも多いです。
検索エンジンでの評価が向上する
継続的に良質なコンテンツを発信することで、検索エンジン最適化(SEO)が進み、見込み客にリーチしやすくなります。キーワード戦略を活用することで、ターゲット層にピンポイントでアプローチできます。
顧客のニーズやトレンドに応えられる
コンテンツマーケティングを継続する過程で、顧客の反応を分析することで、現在のニーズやトレンドを把握できます。このフィードバックを基に新しいコンテンツを作ることで、常に顧客に求められる情報を発信できます。
競合との差別化につながる
他社が提供していない独自の情報や価値を継続的に発信することで、競争の激しい市場での差別化が可能です。「この情報はこの企業にしかない」と思わせることが大切です。
顧客のロイヤルティを育てる
コンテンツを通じて顧客との接点を増やし続けることで、ファンやリピーターを生み出します。一度きりの取引ではなく、長期的な関係を築くことができます。
企業ブランドの構築に寄与する
継続的な発信は、企業の専門性や価値観を伝え、ブランドイメージを強化する手段となります。時間をかけて発信したコンテンツは、企業の価値を象徴する資産として残ります。
コンテンツマーケティングは短期的な成果を期待するものではなく、時間をかけて「育てるマーケティング」手法です。継続的に実施することで、信頼、認知度、リードの獲得、そして売上の向上につながる重要な取り組みです。
◾️ コンテンツ作成 3つの鍵
コンテンツマーケティングを続けるときの1つの壁は「コンテンツのネタ探し」です。
「多くコンテンツを発信したい」と「いいコンテンツを作成したい」の両方を同時に叶えるのが実はとても難しいのです。
そこで、良質なコンテンツを作るときの3つのポイントを説明していきます。それは、
- 顧客
- 共感
- 共鳴
の3点です。
コンテンツマーケティングで重要なことは、
顧客が本当に知りたいこと
顧客の問題や悩みに沿った内容
顧客が「その通りだよね」「なるほど」と同意すること
をコンテンツで提供することが必須なのです。
この3つの対義語は、「自社」「主観」「主張」になります。
「うちの会社は」「売りたいもの」「買ってください」では、顧客の心に響きませんし、共感も得られません。
間違ってもうちの会社が売りたいものを宣伝するだけのコンテンツを作らないようにしたいところです。それは、コンテンツマーケティングではなくて広告宣伝なのです。
◾️ 成果を出せるコンテンツ作り 3つのステップ
マーケティング活動は、すべて顧客が出発点になります。
その点を踏まえて、次の3つのステップ進めていくことが重要です。
1. 顧客の声に耳を傾ける:
どんなメディアがいいのか、どんなクリエイティブにするのか、という手法より先に、まずは顧客を深く知ることが重要です。具体的には以下の手法が有効です
- 顧客からの問い合わせやレビューを丁寧に分析する
- 顧客満足度調査を実施する
- 顧客インタビュー・アンケート
- SNSのコメントやDMをチェックする
2. 業界と市場のトレンドを分析する
同時に、市場の動きや、顧客・競合・業界の最新の情報をアップデートしておきます。
具体的には、以下が有効です。
- ニュースや業界誌を読む
- 競合他社の動向を調査する
- セミナーやウェビナーに参加する
3. 社内外の知見を仕組み化する
社内の経験値や知識を、できる限り有効に活用することが大事です。社内に眠っている暗黙知を見える化して、共有することを習慣化していけると効果が出ます。
- 顧客に接する営業やカスタマーサービスと情報交換をする
- 営業担当者にヒアリングし、顧客との会話内容を共有してもらう
- 社外の専門家からアドバイスを受ける
こうして得た知見を社内で共有して、同時に蓄積できる仕組みを構築することが重要です。
◾️ ネタ探しのコツと注意点
上記のような仕組みを固めた上で、コンテンツの方針と方向性を固めていきます。
具体的には以下のようなカテゴリーがあるので、自社の顧客のニーズに合わせて構築していきましょう。
HOW TOコンテンツ
顧客が「どうすればいいのか」を知りたいというニーズに応える
顧客が分かっていそうでわかっていない盲点などを動画やブログ記事などで説明する
悩み解決型のコンテンツ
顧客が抱えている問題点、悩み、課題感を解決するような情報を提供する
顧客が営業に聞かなくても解決できるような想定問答やFAQなど短めでいいので検索可能なコンテンツにしてくと効果的です
トレンドに合わせたコンテンツ
時事ネタや季節のイベントなどを絡めたコンテンツを作る
顧客は響きやすいしS E O効果も期待できます。
◾️ コンテンツ作成時に注意する点
コンテンツ作成の注意点は、どうしても「自社目線」「売り手目線」になってしまう点です。コンテンツは、「誰に向けて発信するのか」 を明確にして、そのターゲット層のニーズがあるものを探すことが必須です
以下に具体的な注意点を3点挙げておきます。
1. ターゲットのペルソナを設定する
売上増、コスト削減、生産性アップを具体的にイメージする
ペルソナが求めている情報を提供する
検索ボリュームの高いキーワードを意識する
2. 顧客の悩みを解決することで共感を促すコンテンツを作る
共感できるストーリーを語る:
自社の製品やサービスが、顧客の生活をどのように豊かにするのかを具体的に伝える
顧客の声をコンテンツに取り入れる:
顧客インタビューの内容をそのままコンテンツにする
社員の生の声を発信する:
社員が作った製品やサービスへの想いを伝える
3. SEO対策
長く読まれるコンテンツを作るためには、SEO対策も重要です。以下のS E Oツールから始めでみましょう
- Googleキーワードプランナー: キーワードのリサーチに役立つ無料ツール
- Google Search Console: サイトの状況を把握し、改善点を見つけることができるツール
- Googleアナリティクス
検索エンジンの評価基準に反する行為は行わないようにすることと、短期的に考えないことが大事です。
コンテンツマーケティングは、法人向けビジネスにとって有効な手法です。一方で、時間もかかる育てるマーケティング手法です。ぜひ、継続して顧客のためになるコンテンツを発信してください。
この記事の内容を動画でも説明しています。
マーケティングアイズ株式会社 理央 周
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