今、なぜマーケティングが必要なのか?
■ いまなぜ、マーケティングが必要なのか?
ビジネスで「売れない」という問題は、広告や企画の担当者だけではなく、
営業の現場でもついて回ります。
あなたも感じたことがあるはずですよね。
- 今までは順調だったけれど、売り上げがじりじりと下がってきた
- 新しい顧客ができない
- 今までの顧客が離れていく
- 広告の反応が落ちてきた
ということです
本来の理想の姿は、
- 毎月、売上目標が達成できる
- 毎回、打ち手が当たる
- 毎日、お客様候補からメールで問い合わせがある
ということのはずですよね。
なぜ、このようなギャップがあるのでしょうか?
ここでもう少し、売れない問題を深堀してみましょう
売り上げが下がってきている、新しい顧客や販路ができない、今までの広告が効かないということは、単なる今の状況に過ぎません。
もう少し深堀してみると、
真の問題は、もっと深いところに見つかります。それは、
- 売り上げが下がってきているのは、市場のつかみが浅いから
- 新しい顧客や販路ができないのは、顧客のニーズが掴めていないから
- 今までの広告が効かないのも、その広告をお客様が見ていないから
これらはすべてお客様が主語ですよね。
つまり、「お客様の問題」なのです。
そう、真の問題は「あなたが売れない」のではなく、
「お客様が、買わない」ことにあるのです。
そんな中で、売れない問題に直面して、一体何をすればいいのか、
あなたも迷っているかと思います
■ 市場が複雑な今、何をするべきか?
さて、今のような変化の時代のなか、ビジネスでも次々にあたらしいことが出てきます。
特に、ITやSNSが世に出てくるスピードが加速度的に速くなっています。きます。さらに、ウィズコロナの新常態もある中で、私たちは何をすべきでしょうか
まだ見ぬ、新しい変化の波はこれからも常識の外からどんどん来るでしょう。
ビジネスに経験はとても大事ですが、経験したことのない変化は、当たり前ですが経験だけでは解決できません。
これから必要なことは、いち早く変化を「発見」できること、
その中で状況を正しく「把握」した上で、
最適な「打ち手」を打てること、になります。
この発見・把握・打ち手を一連の流れで考えることが、
すなわち今必要なマーケティングなのです。
マーケティングのゴールを、もう一度考えてみましょう。
ものや情報が溢れているいま、これまでのように、いい製品があれば売れるとか、
がんばれば売れる、というわけではなくなってきています。
多くの中から、自社のことを知ってもらい、いいと感じて選ばれてもらい、
買ってもらうことが必要です。
そのために、 顧客のニーズを見つけ出し、自社だけの価値を作り、
顧客とコミュニケーションをとって、買ってもらい、
ファンになってもらうことを目指すのです。
この一連の流れの、それぞれのフェイズにおいて、
正しく意思決定をすることの積み重ねが成果につながります。
こう考えると、 マーケティングの考え方は、マーケティング担当者だけが知っていればいい、
ということではありませんよね。
「マーケティングはマーケティング部に任せるには重要すぎる」という、
ヒューレットパッカード社の創業者の言葉にある通りです。
営業や販売、企画部門はもちろんのこと、
マーケティング部が出した売り上げ計画に対する原価計算や必要な資金のコストに関しては経理や財務、
顧客視点を持った人材を採用したり育成したりする、という意味でも人事担当者にも必要です。
ビジネスパーソンが成果を出すには、マーケティングの考え方ができるかどうかが、大きな鍵を握るのです。