【初心者必見!】読まれるコンテンツの作り方:BtoBに有効なコンテンツマーケティング
◾️ コンテンツマーケティングで効果を出すには?
BtoB、法人ビジネスではコンテンツマーケティングは効果を発揮します。特に、商談までの顧客側の比較検討プロセスで有効です。
コンテンツマーケティングの詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。
→ 法人向けBtoBビジネスに有効なコンテンツマーケティングとは?その理由とメリット・デメリット
しかし、コンテンツマーケティングをやっていても、すぐに成果が出るわけではありません。
やり始めて少し経っても、
- Youtubeの再生回数が上がらない、
- ブログが読まれない、
- ホームページからの問い合わせが来ない
と悩む、ホームページの実務者やマーケティング担当者も多いのが事実です。
コンテンツマーケティングでは、すぐに目に見える効果が出ません。
Googleの評価が上がるのにも時間がかかるし、消費財と違いターゲットが企業なので、意思決定するのに時間もかかるからです。
一般的に、Googleのような検索エンジンや、XやFacebookのようなS N Sは、「みんながいいと思うものを上位に表示」します。
Googleで言えば、アクセス数が多い、キーワードにマッチしているとか、コメント、共有が多くされている記事やサイトを上位表示する傾向があります。S N Sも同じ原理で、Xなどで言えばいいね、シェア、コメントが多いといった具合です。
この、見ている人たちの反応を総じて「顧客エンゲージメント」と呼びます。
顧客エンゲージメントに関しては、こちらの記事に詳しく書いてあるので参照ください
→ 売上増、集客アップにつながる顧客エンゲージメント〜顧客満足度、顧客ロイヤルティとの徹底比較
コンテンツマーケティングにおいては、発信するコンテンツの内容を、つねに見直してブラッシュアップ、改善をすることが重要です。特に、認知度を上げたい新製品や新規事業、新規顧客開拓の場合は、発信するコンテンツをターゲット層が見た時の顧客エンゲージメントを上げることが重要なのです。
◾️ コンテンツマーケティングでの顧客エンゲージメントとは?
コンテンツマーケティングでの、顧客エンゲージメントとは、ターゲット層や顧客との関わりと繋がりを指します。
具体的には
「顧客または顧客候補が、自社やブランドに積極的に関わり、感情的に繋がっていたり、深く信頼してくれるようになること」
です。
法人向けのBtoBマーケティングでは、顧客企業は製品やサービスを購買、契約をする前に、情報収集をし、比較検討を重ねます。
契約前の段階では、
- SNSを見ていいねやシェアをする
- ブログを読みコメントをする
- 展示会やイベントに参加した時に、フィードバックをする
など、自社と顧客との間でのやり取りが行われることがエンゲージメントです。
このやりとりが多く、深く、長いほど、エンゲージメントが高いということになります。
顧客エンゲージメントが高くなると、
- GoogleやSNSが上位に表示してくれるようになり
- 多くのターゲット層にコンテンツがリーチし
- コンテンツにたどり着いたターゲット層がその反応の多さを見て
- そのブログやYouTube、SNSなどのコンテンツにいいねやコメントをくれる
というループができるのです。
◾️ コンテンツの顧客エンゲージメントを高めるためには?
顧客エンゲージメントが高いコンテンツは、このようにコンテンツを広げる役割をしてくれるのです。
では、コンテンツの顧客エンゲージメントを高めるためには、以下の3つのポイント、共感、パーソナライズ、ストーリーが重要です。
共感できるコンテンツを提供する
- 顧客の課題を解決できる情報を発信する
パーソナライズされたコミュニケーション
- 顧客企業興味の興味関心に合わせた情報を提供する
ストーリーテリング
- 顧客が共感できる物語のような一連の流れにする
具体的には、次のようなコンテンツを作成し、つねに改善を繰り返すことです
1. 参加型のコンテンツ:
質問や投票、コンテンツに参加してもらうことで、顧客とのつながりを深める。
2. 定期的な更新
継続的に新しい情報を提供することで、顧客との信頼関係を築く。
3. プラットフォームを提供
顧客同士が交流できるコミュニティの場を提供する。
4. 対面・リアルの場を提供
直接的な触れ合えるオフラインイベント
ブログ記事や、youtubeでの動画、ホワイトペーパーなどどんなコンテンツを作ればいいのか?について、こちらの記事で詳しく説明していますので参考にしてください。
→ コンテンツマーケティング成功はネタ探しから!ペルソナからひもとくSEO効果のあるコンテンツの作成方法
◾️ コンテンツをブラッシュアップする方法
コンテンツマーケティングでは、コンテンツを作成して終わりではありません。
そこからがスタートなのです。
P D C Aサイクルを回すように、
- どのコンテンツのエンゲージメントが高いのか
- アクセス数が多いコンテンツはどれか
- エンゲージメントが低いコンテンツの理由
を、定期的にチェックし、
- 良いコンテンツは以降の参考にする
- 広告などでプロモーションをかける
- 低いコンテンツは改善をする
ことを継続していきます。
コンテンツを評価するための、顧客エンゲージメントを測る際には以下のような指標を使います。
- SNSでの反応率: いいね!、コメント、シェアなどの反応率
- ウェブサイトの滞在時間: ウェブサイト内のどのページを閲覧しているか
- リピート購入率: 同じ商品やサービスを繰り返し購入する割合
- 顧客満足度: 商品やサービスに対する満足度のような質的な内容も
- ネットプロモータースコア(NPS): 企業やブランドに対する推奨度
コンテンツ作成で顧客エンゲージメントを上げるには、ターゲット層が必要とする有益な情報を中心に、具体的な課題解決や実例を提供することが重要です。
中でもエンゲージメントを上げるには、自社と顧客での双方向のコミュニケーションを意識し、SNSでの対話や質問、アンケート、コメントへの丁寧な対応などを通じて、顧客との信頼関係を深めていきましょう。
この記事の内容を動画で説明しています。
執筆者
石油会社、家電メーカー、大型車両メーカーなどに、新規事業立ち上げ・ブランド構築のコンサルティングと、法人営業にマーケティングを注入する社員研修を提供。 2013年より2023年まで、関西学院大学 経営戦略研究科で教授を務める。
著書は「売れない問題 解決の公式」(日本経済新聞出版)など国内外で23冊。米国、台湾、香港など海外でも講演。テレビ、ラジオの出演や新聞・雑誌への寄稿も多数。YouTubeでも最新のマーケティング情報を発信中。 本名 児玉洋典
コンテンツマーケティングを始めたい・軌道に乗せたい、新規顧客を獲得したいなど、
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