成果を出せる人財とは?
■ 変化の時代の今、企業に必要なのはどんな人財なのか?
ここでは、このブログがどんな人のためなのか、また、このブログを読むことで、あなたがどう変わるのか?をお話ししていきます。
売上と利益が下がってきてしまった、今までのやり方が通用しなくなってきた、部下が思うように動かないといった売れない問題があるから解決したい、マーケティングを取り入れたいと感じる方が増えています。
そこで、ビジネス書も読んだし、セミナーにも参加してみたけれど、
マーケティングはその範囲も広いし、何から始めればいいかわからない、
という方が多いのも事実です。
そんな中で、成果を出すにはどうすればいいのでしょうか?
私の失敗談を少しお話ししましょう。
私は形から入る方だったので、ビジネス書を読んで、そのままやってみて、
「なんだかうまくいかないな」
「なぜ正しいことをやっているのに、うまくいかないんだろう」
とよく悩んでいたものです。
よく考えてみると、ビジネス書やネットの情報での理論や公式は、
実際に役立つビジネスのツールです。
でも、どこまでいってもツールなので、
そのまま使っても効果が出ません。
わかった気になっているだけ、で、
「使えるようになっていなかった」のです。
セミナーや講演会で誰か1人の成功体験を聞くと、
確かにモチベーションは上がりますが、
実際にやってみると、あたり外れがあります。
SNS、ホームページ、広告といった手法を直すことは必要ですが、
それだけでは十分ではないのです。
そして、これが一番大きいことなのですが、
世の中にある本や、セミナーで語られていることの大半が素晴らしい内容です。
でも、同じ本、同じ話を聞いても、多くの企業で結果が出ないのはなぜでしょうか?
それは「続かない」からです。
このような、私がしてきた失敗は、私だけの失敗ではありません。
多くの方が悩み、通っている道なのです。
■ 成果を出すには何をすればいいのか?
ではどうすれば、成果につながるのでしょうか?
それは、読む・聞くというインプットに加えて、インプットしたことを、書く・話すと、
アウトプットすることで腹に落とすことが効果的です。
なぜ私がそう思うかをお話しします。
私はMBAをとった時に初めてアメリカで大学の授業を受けました。
その時に、日本の大学との違いに驚いたことが2つあります。
1つは、日本では先生が学生の方を向くのはせいぜい2割。
8割がたホワイトボードの方を向いています。
もう1つは、日本では8割以上の時間、先生が話をしていますが、アメリカでは8割かそれ以上の時間を学生が発言します。
私が学んだ学校では、本や資料を読んでくるのは宿題として当たり前で、
あらかじめ提示された講義ごとのテーマやトピックスについて、
ディスカッションをするのが中心だからです。
何を覚えたのかではなく、なぜそうなるのか?を考える、
そして他の人はどう思っているのか、を大事にするのです。
なので、事例についてディスカッションをした後に、教授は後日談を紹介するだけで、正解を教えてくれるわけではありません。
これはシンプルですが、実は理にかなっています。
なぜなら、実際のビジネスにも正解はありません。
「正解に近づくために、何をすればいいのか?」
を、考え抜くことが大事なのです。
社会人の学びは、考えて工夫すること、
そのためには、インプット2割、アウトプット8割ぐらいが、
ちょうどいいバランスなのだ、とその時に学びました。
次に、何事も、まずは全体をみた上で、細かいところを考えていくことです。
リーダーには特に大事ですよね。
木を見て森を見ずではなく、空を飛ぶ鳥の目でまずはみて、
全体を把握したあとに、虫の目で1つ1つ考えていくのです。
3つ目は原理原則を身につけることです。
SNSとか広告の作り方とか、手法は星の数ほどあります。
その中から一番いいものを選べるようにするために、
まずはマーケティングの最低限の原理原則をはらおちさせましょう。
まあ、なんでもそうですが、基本って大事ですよね。
あのイチロー選手も子供の時は1日も欠かさずバッティングセンターに行っていたそうです。それがあって、あのふりこ打法ができたのです。
野球で直球が打てない人が変化球を打てないのと同じように、
まずは足元を固めることが、遠周りのようで近道だったりします。
最高の解決策は、原理原則にあったりします。
最後に、続かないから、これありますよね。
私もやらなきゃ、と思って始めても続かないことがあります。
一気に全部やろう、とか、どうしてもやらなければ!と無理をすると、
まず間違いなく続きません。
まずは自分のペースを見つけて、無理なくやるやり方を見つけましょう。
経営の神様のドラッカーは、成果を出すのは才能ではなくて「習慣」と言っています。
1日で100やるよりも、毎日10ずつやって100にする方が身につきますよね。
押さえておきたいことが1つあります。
それは、売れない問題の解決に「これさえやれば売れる!」というような、
魔法の解決策はない、ということです。
やはり仕事の成果って積み重ねですからね。
ただ、成果につなげていく学びと実践のやり方はあります。
それは、
マーケティングの考え方を身につけること、
企業の成功や失敗の事例から気づきを得ること
です
考え方とは、マーケティングで長く使われている理論やフレームワークのことです。このブログでは、数多い考え方の中から「これだけは大事」というものを厳選して紹介していきます。
押さえるポイントがどこにあるか、自分の仕事にどう当てはめればいいのかというツボを押さえてください。
マーケティング理論もう古いよね、とか、理論は学者がやるもので、
実践あるのみですよね、という声も聞こえてきます。
確かにここで紹介する理論は、昔からある考え方です。
でも、多くの企業で使われています。
なぜでしょうか?
それは、「成果が出るから」みんな使っているのです。
先人が発見したいいものを使わない手はないですよね。
ただ、理論はそのままでは使えません。
切れる包丁や便利な電子レンジがあって、食材が揃っていても、
調理方法が分かっていなければ美味しく食べられないのと同じです。
理論は使い方を自分のものにして初めて、成果を出せます。
そこで、ここではまず企業がどうやって使ったのか、
という事例を紹介していきます。
その事例を「うちの会社に当て嵌めたらどうなるのか?」と、
考えながら読んでみてください。
そして、このブログでは書き込み式のワークシートや、
チェックリストをPDFで用意していきます。
そこからダウンロードして、このブログの説明を読んで、
自分で書き込みながらやってみてください。
頭の中で理解できていることを、書いて棚卸しをして見える化することで、
自分の売れない問題を浮き彫りにしてもらいたいのです。
単に聞いたり、読んだりするだけよりも、
書き出してアウトプットすることでよりはらに落とすことができます。
実際のワークシートはこのようなものです。
各記事で私が書き方のコツも含めて説明をしていきます。
■ 学びを最大限に活かす3つのポイント
このブログでは、あなたに本当に必要なマーケティング力をつけてもらいたいのです。
そのマーケティング力とは、この3つです。
- どんな変化にも対応できる知的な体力
- お客様の心をわし掴みにできるお客様目線での発想力
- 売上と利益を生み出せる仕組みを作る力
それには、経験と理論が必要です。
私のこれまでの経験でいうと、マーケティング力のための経験と理論の一番いいバランスは、だいたい経験「8割」で理論「2割」くらいです。
経験とは、トヨタがいうところの現地現物、現場でお客様の生の声から身についていくものです。これはあなたの日々の仕事と、ここで紹介する事例で身につけることができます。理論、考え方、フレークワークは、あなたの頭の中を整理するツールとして使ってください。
社会人の学びは、覚えることではありません。多くの経験をして、理論に当てはめ、うまくいくにはどうしたらいいのか、と、考えて、工夫して、知恵を捻ることで、あなたにとって本当に必要なマーケティング力が身につくのです。
本物のマーケティング力をつけるために、私からあなたに、3つのアドバイスがあります。
まず1つ目は、最後までやりきることです。
これは先ほどの続ける、ということですよね。
2つ目は、とにかくやってみるということです。
これって、一番大事かもしれませんね。仕事はやってみてなんぼ、ですからね。
うまくいけばそのままやればいいし、ダメなら修正する。この繰り返しです。
全部を完璧にやってみる必要はありませんが、セミナーや研修などに出たときに、やったことがあることがあったとしても、もう一度やってみてください。
前にやった時とは違う、新しい発見があるはずです。
これはこのブログも同じことです。ただし、学びの中で、あなたと同じ業界の事例が出てくるとは限りません。そこで「あ、これ関係ないな」と思ってしまうのはもったいない話です。「この事例って、うちの会社に当てはめるとどうなるのかな」と常に考えながら受講するとより効果的です。
3つ目はアウトプットするということです。
学んでいると「このワークの記入の仕方がわからないな」とか、
「うちの会社に当てはめるにはどうしたらいいんだろう」といった疑問が出てきます。
成果を出せる人の特徴は、とにかく質問をする人です。
質問できるようになると本物、といった感じでしょうか。
分からないことをそのままにしておくのはとてももったいないことですよね。
質問のコツは気軽にすること。的外れかも、と思っても質問することです。
なので、このブログでも、質問は遠慮なくメールまたは問い合わせフォームからしてください。質問は、あなたが成果を出すための大事なアウトプットになります。
今の時代、いろんな場面で予測もできない変化が発生します。
その色々な局面において、正しく状況をつかみ、よりよい次の一手を打てる、正しい戦略リーダーになってください。