売れない問題 解決の公式
マーケティング論を分かりやすく説く理央周が、「売れない問題」の原因はどこにあるのか、考えるヒントをさまざまな事例から解説します!
すばらしい商品を開発、適切な値付けで、プロモーションや宣伝にも力を入れているのに......なぜか売れない。この原因はどこにあるのだろう。マーケティング指南役として活躍する著者が、「売れない問題」を具体例も交えて親しみやすく解説します。私のマーケティング理論はいたってシンプル。「①何を、②誰に、③どうやって」の順で戦略を練り込み、愚直に実行するというもの。ならば「思ったほど売れない」「まったく売れない」という事象に困っているならば、「何を、誰に、どうやって」のいずれか、あるいは複数要素に問題があるのです。大小、数多くの企業等でマーケティング指導をしている著者が、様々なケースを紹介しながら、売れない問題の原因を見つけ、どう解決すべきかを解き明かしていきます。
目次
第1章 「売れない」って、どういうこと?・新しい顧客がいない→「ニーズがない商品をつくった」・売り上げが下がっていく→「市場のつかみが浅い」・広告が効かない→「顧客を知らない、顧客を見ていない」・売れない問題の解きほぐし方はいたってシンプル・C(どうやって)、T(誰に)、P(何を)の順で検証を繰り返す第2章 この広告、どの会社のものですか--「どうやって」の問題Qお金をかけて、格好いいチラシをつくったのに、お客がこない!・スシローのアプリは、なぜ売り込まないのか・顧客の3ない(見てない、刺さってない、要らない)をどうする・ターゲットを動かす基準・売り逃しと売り伸ばしのわずかな違い第3章 似顔絵が描けるくらい顧客の顔を知る--「誰に」の問題Qなぜ、うちの商品は追加注文とリピーターが少ないのか・広告、販促、営業のすべてが効かないなら、ターゲティングを疑う・建前ニーズと本音ニーズを見誤らない・「考えずに売れる」に飛びつく営業のワナ・ソリューションは「三河屋さん」に学ぶ・郊外の駅ナカ、アイスクリームは誰が買う第4章 「違いをつくる」で失敗しない--「何を」の問題Q性能はいいのに、売れにカーナビをどうする?・差異化と独自化の同じようで、大きな違い・見た目の価値と本当の価値・カスタマージャーニーなしで開発されたもの・値引きしないと売れない商品が、なぜ生まれるか・卵を売らず、卵かけご飯を売る養鶏会社第5章 「売れる」を仕組み化する技術・「売れる」をつくる3つのステップ・探す、買う、受け取るをシームレスにする・なぜ、この事業をするのかを明快にする・「売れる」を目的にしてはいけない理由・社員全員をマーケターにする
出版社:日経BP 日本経済新聞出版社
発売日:2023年1月26日
ページ数:224ページ
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