先日久しぶりに、吉野家の牛丼を食べた。
ボクは、最後につとめた通販の会社でマーケティングをしている時に、通販で冷凍パックの吉野家の牛丼を売っていたことがある。
他社に比べて、個人的な感想ではあるが際立って美味しいし、買ってくださるお客様の多くも固定のファンが多かった。自宅で出しても、息子も娘も喜んで食べる美味しさは格別だった。
こんな感じだった ⇒
今回、久しぶりに食べた牛丼も昔の味は変わらなく、500円くらいでこのボリュームは「早い、安い。うまい」のキャッチフレーズ通りと再認識した。
実は知らなかったのだが、吉野家は他の牛丼チェーン店と違い、券売機が無い。
これは創業以来らしく、
「相対して、接客する」
というポリシーとのこと。
一時期、牛丼チェーン店どうしが、価格競争を行っていたことがあった。
いいものを安く提供することはけして悪いことではないが、
吉野家のこの「人が接客する」というポリシーはもう少し顧客に伝えてもよいと思う。
思えば、冷凍牛丼を売っていた時も、吉野家の人気抜群の「丼」だけはけしてプロモーションには使わないというポリシーもあった。
ブランドを構築する、ということは「顧客に有益なことを継続する」ということも重要。
値引きのみでなく、「お客様に店員が直接注文を聞き、牛丼を運ぶ」というポリシーを、
もっと顧客に周知すればいいのに、と感じた。
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理央 周
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今日は塾生でもある、岐阜県土岐市にある、創業109年「千古乃岩酒造」さんに行ってきた。
初めて見る酒蔵の中は壮観。
こんな感じで、酒をかき回して醸造していく。
酒蔵に入った瞬間に、かぐわしい、なんともいえないお酒の香りが。上質のカシミヤと絹のような感じだった。
また、建物そのものも重厚で華麗。
店舗も併設されていて、歴史の重みを感じさせる。
日本酒の奥の深さを感じることができた。
とてもいい体験をさせてもらうことができた。
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先日立ち寄ったスーパーで見かけたこのトマトのディスプレイ。
通常はパックに入ったプチトマトが、整然と並んでいるだけ。
この並べ方は、色とりどり、まるで欧米のファーマーズ・マーケットに来たように感じる。
お客様の目には見るとどう映っているかと言うと、
まずはパッと目を惹かれる。そして、
「きれいだわ。買って帰ろうかしら」
普通に陳列してあるのとはわけが違う。
ほんのちょっとした工夫で、お客様に楽しさを提供でき、それが売り上げにもつながるといういい一例なのだ。
■売れるディスプレイ 3つのコツ■
1.お客様を観察する
2.お客様の「買っている時の気持ち」を想像してみる
3.ワクワク、楽しくなる気持ちになるようにする
こちらの本に、考え方といい事例が書かれています。
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名古屋市池下にあるイタリアンレストラン、「イル・ポモドリーノ」に、同年代の男子だけの経営者会の方々と行った。
ここでは、こんな感じで前菜から美味しそうなものを出してくれるし、
さらにオーナーも素敵な女性。
彼女は意外と熱血で、東京にいたころ、ナポリまでイル・ポモドリーノを日本にだし手もいいかを交渉しに行ったという豪傑。
ここの名物はこちらの星型のピザ。
今日は、ピスタチオのアイスとチョコとでいただいた。
看板になるメニューがあると行く理由になる。
飲食店では必須の考え方。
独自のメニューの味を極めていくと、自然と人が来る。
ボクの友人たちも、初めて来てから半年で、結婚記念日、他の経営者会、接待とボクよりも多く来ているとのこと。
本当に大事なのは「何を」買ってもらうかなのだ。
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ひつまぶしの老舗、名古屋市熱田区にあるあつた蓬莱軒さんでの勉強会に行ってきた。
明治6年の創業、142年続いているとのこと。司会の方が、五代目の女将にお話を聞くという内容の勉強会だった。
創業140年の老舗から学んだこと
学ばせていただいたのは、
「当たり前のことを当たり前にやってきただけ」
「いい人材に恵まれた。人は宝です」
という素晴らしいひとこと。
顧客サービスのことに話が及ぶと、一番にお答えになられたのが、
「美味しいものを食べていただくこと」
そして、
「笑顔で帰っていただくこと」
とのことだった。
名古屋で蓬莱軒と言えば、誰でも知っているのはもちろん、ひつまぶしの代名詞になっている。
一番に想起されるのだ。
広告などもほとんど打たれていないとのこと。
クチコミで広まって、ここまできている。
それもそのはず、
「美味しいから」にほかならない。
蓬莱軒はなぜひつまぶしの代名詞なのか?
心に響いた言葉は、
「美味しかったら、必ず人から人に伝わります」
というひとこと。
飲食店に行くのは、広告がきれいだからとか、値引きをしているからではない。
大事な人と、美味しいものを、楽しく食べに行くのだ。
ということを、再度思い起こさせていただけた一言だった。
さらに、
「うちは独特の味をこれからも守り続けます」
という言葉に、「何を」買っていただくのかという原点を絶対に忘れないという信念を感じた。
ひつまぶしは世の中に多いけれど、やはり蓬莱軒さんを一番に思いおこすのは、この味だからである。
ちなみに、ボクが書いた3冊目の本にも蓬莱軒さんを取り上げさせていただいた時に、そのお礼ということで女将からご丁寧なお手紙とお礼をいただいた。(その時の記事はこちら→ あつた蓬莱軒のお客様へのおもてなしの心)今日やっと、その時のお礼を申し上げることができた。
今日は、うまきと、
さらに熱田神宮に献上するお酒「草薙」、
そしてもちろんひつまぶしをいただいた。
流行っている有名店になるには理由がある。
ということを、学ばせていただくことができた勉強会だった。
■蓬莱軒から学んだこと■
- 独自の味を守り続けることこそが、お客様への価値になる
- 美味しいものを提供することが自社の事業。そこから外れないこと
- お客様に毎日相対している従業員こそ宝である
*蓬莱軒のことも書いた、イノベーションをテーマにした本はこちら ↓
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