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カテゴリ:「マーケティング」の記事

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エクスマ 藤村正宏先生のセミナーは演劇とジャズとレノンの新結合

先日、1年半ぶりに参加したマーケティング コンサルタント藤村正宏先生のエクスマ・セミナー。


今回も学んだこと、そしてボク自身のビジネスに使える内容が多かった。

まずのっけから、
「今日のテーマは、売れる言葉の法則ですけど、そんなのないんですよ」
と、参加者の心をつかむ。

以降、

  • ターゲットを狭めると多くの人に伝わる
  • 言葉に数字を入れると物事が「情報」になる
  • お客様は私たちが売っている「モノ」はいらない

などなど、先生ご自身の仮説と検証、実際の塾生さんたちの事例などなどを惜しみなくプレゼンしてくださった。

ボク自身、藤村先生のセミナーに参加させていただくのはこれで5回目になるのだが、回を追うごとに「キレ」が増している点も勉強になる。

ボクなりに分析させていただくとすれば、

  • 表層だけではなく「人」を見つめている ことと、
  • ここまでの実績があるのにも関わらず、常に新しいことにチャレンジされている

からなのではと思う。

終了後の懇親会にも参加させていただくコトができた。
今回は、以前からどうしてもお聞きしたかった、藤村先生の学生時代の演劇に関する思いをきかせていただくことができた。特に、初めて第三舞台を見た時の衝撃について以前少しお聞きしたことがあったので、より深く知りたかった。もう一点はジャズのこと。ジャズの生い立ちを教えていただけた。

このことは次回また改めて記事にするが、「演劇にはすべての要素が入っている」とおっしゃっていた。藤村先生のセミナーの奥深さは、演劇の「総合的なエンタテイメント性」とジャズの即興演奏におけるプレイヤーへの信頼感がベースにあることに気づいた。

そこに、これが重要なのだが、ビートルズで言えばジョン・レノンが持つ、

  • 安住の地にとどまらず重要なことを突き詰める姿勢 と、
  • 常に新しい価値を追求する探究心

をもう一つベースに持っていらっしゃることを、改めて認識できた。

人を引きつける魅力というのは外見や話し方のうまさではなく、人なのだ、
と教えていただくことができた。

3時間では足りないくらいの貴重な体験をさせていただくことができました。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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差別化より独自化の製品サービス開発:愛知県引越一番のおもてなし

自社だけのユニークな強みを提供することは、何も大企業だけに必要なわけではない。
弊社のクライアントさんで、愛知県で頑張る中堅規模の株式会社引越一番という企業がある。

中堅企業である引越一番さんが、大企業である競合他社の思い切った値下げ価格や、
広範囲にわたるサービス網に正面切って挑んでいくことは容易ではない。
どうしても値引き合戦になりがちで、収益を悪化させてしまうことにつながる。
いわゆる「営業利益」が下がるのだ。

さらに、価格を下げるとブランド・マネジメント上重要な「見た目の価値」が下がってしまう。
いいことはないのだ。


引越一番さんの独自なお客様への価値は「懇切丁寧な引越」を提供するにある。
もちろん大企業の引越しサービスも丁寧だと思うが、
さらにその上を行く配慮をされている点が素晴らしい。

新築のお宅にはいる時には、それまではいていた靴下を履き替える。
それだけにとどまらず、絶対に間違えないように,それまでの靴下と違う色の靴下に変えることで、
ヌケモレを防止する努力をされている。

また、不満足度アンケートをとられていて、お客様が不満足に感じられたことを、
すぐに翌日の朝礼で全員に通達し改善もされている。

それほど、お客様に対しての細部にわたってまで気遣いを欠かさないのだ。

このおもてなしの心で、「また引越一番さんにお願いしたいです」と、
お客様からわざわざ電話がかかってくるほどである。

引越一番の事業は、「運輸業」ではなく「お客様が幸せを感じる本物の引越し」
を提供する事業と言えるが、この細部にわたる気遣いと、
丁寧な作業による「新居に引っ越した時の幸せ感」が、
他社と比較した場合の、ユニークな顧客価値になる。

こうなると、「価格の安さ」という土俵での競争ではなく、
「どれだけいい引越か」でお客様に比べられ、値引き合戦に巻き込まれることなく、
まったく別な土俵で戦うことができるのだ。

差別化よりも独自化を狙っていくという、好例なのだ。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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ムゲンブックス:紙の本を作るサービスを中小企業と個人事業主はメディアとしてどう活かすか

ムゲンブックス というサービスが開始された。

ムゲンブックス.JPGTech Crunchの記事によると、

「ブログを書くように執筆した原稿を、紙の本として出版できるウェブサービス「∞books(ムゲンブックス)」が始まった。売れた分だけオンデマンド印刷する仕組みで、出版にかかる費用は無料。著者の印税は10%。できあがった本はAmazonや全国の書店から買える。

専用の入力画面でタイトルと本文を入力するだけで、紙の本の出版に必要な目次やページ番号、文字組みなどを自動的に設定してくれる。完成した本にはISBNが付与され、出版社である「デザインエッグ」を通じて出版する

ムゲンブックスは、KDDIが手がけるベンチャー育成プログラム「KDDI∞Labo」の第7期プログラム採択案件。代表を務める佐田幸宏氏はかつて、4980円で紙の本が出版できる「MyISBN」を開発し、リリース1年半で250タイトルの本を出版している。

MyISBNは、PDFファイルをアップロードするだけで本を作れるのが特徴。しかし、一般ユーザーの中には、PDFを作成するのが技術的に難しい人も多かったと、佐田氏は振り返る。「文字を打つだけで出版できるムゲンブックスは、技術的なハードルをほぼゼロにした」
(*以上TechCrunchより引用 その記事は⇒ こちら

とのこと。

これまで出版というと、自費出版で出さない限りは商業出版として、出版社との合意が無いと出すことができない、どちらかと言えばハードルが高いものだった。

先日も記事に書いたように、出版するということ、出版したものを自社のマーケティングツールに使うということは、ブランドを構築していく上でも非常に有効なツールになる。

ムゲンブックスの新しいところは、それを電子書籍だけはなく、「紙」の本として発刊できる点にある。

紙の本にすれば、

  • ダウンロードが必要~そのためにネット回線と知識が必要
  • キンドルなどの電子書籍リーダーが必要
  • 電源が必要

というデジタル・電子書籍のハードルを超えることができる。

  

ある意味、会社案内なんかも書籍化することで、これまでよりも最新情報を提供する、という意味でも新しい使い方ができる。あえてムゲンブックスさんにむけては「私たちがこのサービスを活用するなら、本としてだけでなくコミュニケーションツールとして」も使うと思う。

その意味で、非常に注目に値するサービスだと言える。

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理央 周


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リピートにつなげる飲食店のメニュー:椿屋茶房丸ビル店のはちみつジンジャーティー

東京丸の内の丸ビルにあるカフェ「椿屋茶房」で打ち合わせをした。
普通のメニューに加えて、「はちみつジンジャーティー」のメニューが独立しておいてある。

いつもならコーヒーを飲むところだったけど、このメニューを見てこれを頼んでしまった。
よくあるカフェや飲食店のメニューは、品書きが羅列してあるだけ。
どれがおススメで何を頼んでいいのかわからない。

店として「当店自慢の!」「今のおススメ」「新登場」ということをこういう風にメニューで教えてあげると、当然お客様は頼んでくれることになるし、さらにもしそれをその時に頼まなくても、覚えていてくれて再来店してくれる可能性は高まるはず。

押し売りではなく、顧客視点で今飲むといいものを教えてあげる。
これだけで、リピーターを増やすことができるのだ。


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宣伝会議ターゲット設定マーケティングセミナーでの講師

宣伝会議さん主催のマーケティングセミナーで「今の時代に求められるターゲティング」をテーマに講師をさせていただいた。サブタイトルは、ターゲティングから紐解く、顧客獲得 である。

この講座は、半定例化していて昨日で3回目。
毎回満席で、次回も既に日程が決まっている。
それほど、ターゲティングは重要性が高い、と企業も認識していることが伺い知れる。

ボクのところにくる講演・セミナーの依頼もこのテーマが多い。
さらにコンサルティングや研修の相談に来る企業の方々のヒアリングをしてみると、
大半の企業がターゲット設定を間違えているか、ターゲットを絞っていない。

それでは売れるはずもない。

今回の講座では新しく企業間取引、いわゆるB to Bの内容も取り入れた。
日本の企業の多くがB to B 対法人の取引をしているのに、B to Bのターゲティングの考え方をまとめた本などがないためである。

受講者からの質問でもこの部分が大半だった。
かくもB to Bのマーケティングはともすれば営業よりも軽視されがちであるが、士業などを含め、いまこそB to Bの企業こそマーケティングの考え方を取り入れるべきなのである。


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理央 周


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