東京でのドラッカーの名言学び実践会2016年第1回フレームワーク編を実施。
昨年までは、月イチで、ドラッカーの名言をひとつ選び、
仕事に生かすために私ともう一人の講師がファシリテーターをしながら進めていくという形式だった。
今年からは、一人ずつでテーマを決めて、より深い内容をディスカッションしていくという形式に変更。
私のテーマは「フレームワーク」
その第1回目で、3C、SWOTとクロス SWOT、VRIO分析をテーマに行った。
最も重要なことは、フレームワークを覚えることではなく、
実際の仕事でいつでも使えるようになること。
なので、有用性と実践性を重視する内容にしている。
【勉強会の進め方】
講義とディスカッションをミックスするいわゆる白熱教室形式。
仕事で使える内容ということを目的とするために、
自分の意見を言い、書く、という
「アウトプット重視」の進め方にしている。
もう1点は、単に座学で聞くだけではなかなか身につかないので、
事前に宿題を出しておき、発表をしてもらうということ。
教鞭をとる関学のビジネス・スクールや、マーケティング寺子屋と同じやり方になる。
【勉強会の内容と詳細】
勉強会の内容は、
- フレームワークの定義&仕事にどう活かすか?
- 自転車店のケーススタディ
- 宿題の発表
当日のディスカッションのまとめは、以下。
■フレームワークとは?
・思考の基盤
・もれなくだぶりなく(MECE)
・戦略的に考える
戦略:戦いを略す、できれば戦いは略したい
■企業経営とマーケティング
企業の使命とは「顧客の創造」
そのために必要なものは2つ
「マーケティング」
「イノベーション」
究極のマーケティングは「セールスを不要にすること」
※営業部やセールスマンが不要ということではなく、「自然に売れるしくみ」を作ること
■自然に売れるしくみ
・戦略とは何か?
・戦略の間違いは戦術で補い難し、戦術はその実行手段
お客様の目に見えるところが、戦術
見えないところ(分析、何を、誰に、どうやって)が戦略
■売れる公式
「何を」「誰に」「どうやって」をこの順番で考えることが重要
■3C分析(トライアド アプローチ)
・Customer 顧客
・Company 自社
・Competitor 競争相手
■何を プロダクト戦略
・何をを考えるかというと「強み」が必要
・お客様から見えた時の違い
・差別化と独自化
ブルーオーシャン戦略(←→レッドオーシャン)
ブルーオーシャンは、レッドオーシャンから離れたところにあると思われていたが、レッドオーシャンの近くにあった。
差別化も大事だが、独自化が大切。独自化出来れば自分で価格を決めれる
■SWOT分析
・強み、弱み は内部環境(自社の強み、自社の弱み 自社努力で改善できること)
・機会、脅威 は外部環境(追い風と向かい風 自社の努力で改善できないこと)
■ケーススタディ(自転車店の事例)
分析をしたあとに、何をすべきか?
弱み、脅威は「ずらして考える」(大村的になるほどポイント!)
*今回の事例は、弱みとして店員が少人数とあるが、少人数だからこそ出来ることを考える
*セグメンテーションの考え方
- デモグラフィック : 属性
- ジオグラフィック : 地理的
- サイコロジカル :価値観 何を大事にしているのか
- ビヘイビア :行動 どのような行動をしているか
特に価値観と行動は重要。合わせて消費者インサイトという。
*ディスカッションの中身
「潜在ニーズ」を探るために、行動観察する
リサーチでは顕在ニーズしか把握できない
戦略なき値引きはよくない
■各自の宿題発表
・期待と実際のGAPが付加価値
・STPの考え
今いる顧客のみを考えるのではなく、需要創出(マーケティングデザイン)
■VRIO分析
・あまり使われていないフレームワークだが、B2B等で有効
次回は、6月30日(木)19時より秋葉原近辺にて。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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