起業家、個人事業主、ということもあり、ボク自身SNSを多用している。
フェイスブック、ブログ、インスタグラム、ツイッターなどなど、
メディアとしての費用が基本的にかからない、という意味において、
中小企業の強い味方なのだ。
ここのところ、ツイッターが個人的に面白い。
以前はブログを書くたびに、ツイッターにリンクを飛ばしていただけだったが、
140文字の制限の中で、面白い投稿をしている人や、かなり有益な情報を書いている人もいて、
ボク自身最近、ツイッターというメディアそのものを見直している。
ここ数カ月で気づいた点をしては、まず「ツイートアクティビティ」という機能がついたこと。
自分がした各投稿の
インプレッション=表示された回数 と、
エンゲージメント=RTされたとか、リンクをクリックされた とか
がわかるようになったのだ。
スマホでもPCで見ても、投稿の右下の方にある3本の棒のようなアイコンにマウスをあてると、
このように「ツイートアクティビティを表示」となるので、クリック。
すると、インプレッションとエンゲージメントが出てくる。
ボクの場合でいうと、インプレッションが多いのはやはり夜遅い時間か早朝。
しかし、エンゲージメントになると全く違っていて、
やはりセミナー告知などの「自分目線」に近いものよりも、
「有益な情報」がクリックもされれば写真を見てくれたりもする。
ちなみに、ここ数日ではこのツイートへのエンゲージメントが圧倒的に多かった。
内容はこんな感じだ↓
考えてみれば、フェイスブックとは違いツイッターのフォロワーは必ずしも友人とは限らない。
投稿が面白いからとか、ためになるからといってフォローするのだから、
エンゲージメントも、そういう内容の投稿において高くなることは当たり前といえば、当たり前なのだ。
マーケティング活動の基本は「小さく生んで大きく育てる」
大企業が新製品を出すときでも、いきなり全国展開をする、というわけではなく、
地域限定で、まずはテストマーケティングをやる。
結果をみて、よいところはそのままに、改善が必要な点を修正して、
全国の市場に導入する、というステップを踏む。
一点突破、全面展開 なのだ。
そのためには、日ごろから数値を見ておく必要がある。
中小企業にとって、本格的なリサーチをする時間も資金もない。
しかし、お金をかけずに、ほんの少しの時間だけで毎日こういう数値を見ていると、
発見できることがある。
ホームページでいえば、Google Analyticsも同じこと。
マーケティング、というか経営やビジネスに王道はない。
小さなことの積み重ねが大きな結果につながる。
神は細部に宿るのだ。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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ウェブとはすなわち現実世界の未来図である 読了
この本を読み、ネットのオープン性についての「気づき」をもらい、また再びオープン性について考えるいい機会にもなった。
第2章「シェアが生み出す新しい資本主義」では、参加者が何者であるか、が問われるとある。
それは、実名で投稿・コメントせよ、という意味でなく、
提供する側にもされる側にも継続的に「信用が担保されているかどうか」が重要になる、
ということ。
新しい資本主義、というのはITの発達でSNSが普及し、
これまで、リアル店舗やホームページでしかできなかったモノやサービスの販売、
あるいはイベントへの集客が「SNS」を通してできるようになったこと、
また、情報を共有する(=シェア)ことが、その商取引をよりスムーズにしていることだと言える。
中小企業や個人事業主が、フェイスブックやインスタグラムを活用する場合に当てはめてみる。
「何者であるかが問われる」ということは、
シェアすることによる商取引上において、単に「売る」「稼ぐ」「儲ければいい」ということや、それらの行為を「あおる」ことがより簡単になった。
しかしビジネスと経営には「永続的な成長」が必要である。
誰でもシェアできる、ということは
「誰が何をやってもいい」
ということではない。
SNSやITはいちメディアでしかなく、活用したとしてもに人間が本来持つべき、
誠意や顧客への想いを無くしては「もともこ」もない。
継続するには、
- 自社・自身が「何」を提供し、
- 提供物が顧客に「何を」もたらすかを、
明確にせよ、
と著者は語っていると解釈した。
第3章にある、顧客の声を可視化するプログラムとして、「マイスターバックス」と、Dellの「アイディアストーム」を上げている点も面白い。
ひいては、日本企業が欧米企業のこのようなオープン化ができない要因の一つに、
不要で行き過ぎたインターナル・マーケティング=上司説得型マーケティングを上げている点も興味深い。
企業の規模が大きくなるにつれて出てくる、いわば大企業病だ。
ウェブの進化によるオープン化が進むんだとしても、必ずしもいいことばかりは発生しない。
このような反ポジティブな現象も起きてくる。
ウェブが一般的になり始め、まずは礼賛され、今は氾濫しすぎて「おいおい、大丈夫か」という風潮も多分に見られる。
ボクもそうなのだが、著者は私たち人間がウェブを活用し、
「ポジティブ」な未来を造ることができる、と言っているように読める。
この点、共感できるし、読み心地がいい。
ウェブ礼賛の第2フェイズにこれからなる中でも、読んでおくべき一冊だと思われる。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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【顧客中心主義】~マーケティング白熱ライブ2015 マーケティングアイズ4周年記念イベント
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今日から適応される、Googleアルゴリズムのモバイル・フレンドリー化。
さっそく弊社のホームページも取り入れました。
⇒ マーケティングアイズ ホームページ トップページ
スマートフォンで見る時の、見栄えはこんな感じ。
以下はTech Crunchの記事から一部抜粋;
「Googleは今年に入って検索アルゴリズムに変更を加え、結果表示の順位決定にあたって、モバイル優先という要素を加えると 発表した。 つまりモバイル・デバイスの小さいスクリーン向けに表示が最適化されたページを持たないサイトの表示順位は下げられるという意味だ。今日(米国時間4/21)、Googleはこのモバイル・フレンドリー・アップデートを実行に移した。最近行われたテストによると、今回のアップデートでFortune 500にランキングされる大企業サイトの4割が影響を受けるという。
全文はこちら⇒ Googleアルゴリズムのモバイル・フレンドリー化、今日から適用―Fortune 500企業の4割さえ順位下落
ボク自身のジュピターテレコム、アマゾン時代からの経験だが、
こういう変化には「素早く対応」することが重要。
完璧にできるまで待っていたりすると、あっという間においていかれる。
60%のβ版でもいいから、すぐにだして、順次アップデートするという、
「永遠のβ版」というコンセプトが重要なのだ。
弊社でも、モバイルフレンドリー化に関する相談をお受けいたします。
「単に作る」だけのホームページではなく、
マーケティング活動の一環、メディアとしてのホームページという観点で、
変更まで含めて必要のある経営者、興味のある方はこちらから:
⇒ マーケティングアイズ問い合わせフォーム
マーケティング コンサルタント
理央 周
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日経MJの2月23日号に載っていた「第4回ソーシャル活用売り上げランキング」(日経BP)によると、スターバックスが1位になったとのこと。
以下はランキング。
- スターバックス
- 無印良品
- ユニクロ
- ミスタードーナツ
- オルビス
と続く。
スターバックスに関しては、昨年9位から今年は1位。
ツイッターとLINEを活用した効果が出ていて、
記事によると、昨年7月「ストロベリーディライトフラペチーノ」を発売した時に、
ツイッターで3万回以上のリツイートをされた。
また、こうなると予測の2、3倍売れるという事実もあるそうだ。
このランキングを見る限り、もちろん大企業がずらっと並んでいる。
中小企業の経営者は「大企業だからできるんだよね」
という方も多いと思う。
しかし、1位のスターバックスに関しては、私の覚えている限り、
TVCMを地上波では売っていないし、その他の大規模なマスメディアを活用するようなキャンペーンもやっていない。
中小企業も、スタバを見習い「仕組み」だけ真似すればいいのだ。
スタバのソーシャルメディアの活用での特徴は、
「有益な情報」を提供していること。
けして売り込みではない、ということである。
モノがあふれている今、生活者は99%のものは要らないのだ。
情報も同じことで、企業の売り込みだとわかった瞬間に見る気がなくなる。
まるで、郵便ポストに入っているピザ宅配や不動産のチラシを捨てるのと同じだ。
でもボクたちは友達からの手紙や、銀行からの残高証明は捨てない。
なぜか?
自分にとって、意味があるか、有益だから、である。
ソーシャルメディアは友達に手紙を送るような媒体である。
だからソーシャルとついている。
ソーシャル活用企業が増えている、ということはその点に気づいている企業が増えているということになる。
きめ細かい投稿などは、大企業よりも中小企業の方が向いているはず。
成果を出している企業をまずは参考にし、
自社だけの価値が出せるまで、継続すれば成果につなげることができるメディアなのだ。
⇒ SNS活用で売り上げ増、スタバ首位 日経BP調査
*参考図書
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理央 周
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ムゲンブックス というサービスが開始された。
Tech Crunchの記事によると、
「ブログを書くように執筆した原稿を、紙の本として出版できるウェブサービス「∞books(ムゲンブックス)」が始まった。売れた分だけオンデマンド印刷する仕組みで、出版にかかる費用は無料。著者の印税は10%。できあがった本はAmazonや全国の書店から買える。
専用の入力画面でタイトルと本文を入力するだけで、紙の本の出版に必要な目次やページ番号、文字組みなどを自動的に設定してくれる。完成した本にはISBNが付与され、出版社である「デザインエッグ」を通じて出版する
ムゲンブックスは、KDDIが手がけるベンチャー育成プログラム「KDDI∞Labo」の第7期プログラム採択案件。代表を務める佐田幸宏氏はかつて、4980円で紙の本が出版できる「MyISBN」を開発し、リリース1年半で250タイトルの本を出版している。
MyISBNは、PDFファイルをアップロードするだけで本を作れるのが特徴。しかし、一般ユーザーの中には、PDFを作成するのが技術的に難しい人も多かったと、佐田氏は振り返る。「文字を打つだけで出版できるムゲンブックスは、技術的なハードルをほぼゼロにした」
(*以上TechCrunchより引用 その記事は⇒ こちら)
とのこと。
これまで出版というと、自費出版で出さない限りは商業出版として、出版社との合意が無いと出すことができない、どちらかと言えばハードルが高いものだった。
先日も記事に書いたように、出版するということ、出版したものを自社のマーケティングツールに使うということは、ブランドを構築していく上でも非常に有効なツールになる。
ムゲンブックスの新しいところは、それを電子書籍だけはなく、「紙」の本として発刊できる点にある。
紙の本にすれば、
- ダウンロードが必要~そのためにネット回線と知識が必要
- キンドルなどの電子書籍リーダーが必要
- 電源が必要
というデジタル・電子書籍のハードルを超えることができる。
ある意味、会社案内なんかも書籍化することで、これまでよりも最新情報を提供する、という意味でも新しい使い方ができる。あえてムゲンブックスさんにむけては「私たちがこのサービスを活用するなら、本としてだけでなくコミュニケーションツールとして」も使うと思う。
その意味で、非常に注目に値するサービスだと言える。
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