名古屋市にある星が丘製麺所は、星が丘テラスのTHE KITCHENにあるきしめん専門のお店。
私も好きでよくランチに行くのだが、平たくてかなり太い麺が特徴。
喉越しがいいし、麺のかたさも腰があってちょうどよく、喉をつるっと通る。
つゆは、白つゆと赤つゆがあり、さらに温かいものと冷たいものが選べる。
どちらも美味しいが、特徴はあっさとりしているけども、しっかりとうまみがある点。
このつゆと太めの麺がぴったりマッチしている、という感じ。
中でも特に好きなのが、
こちらの太門(たもん)という、すだちが乗っているきしめん。
基本は、白つゆにすだちとネギが乗っている。
この時期は、これを冷たいつゆで食べるのがイケる。
先日も、ランチタイムに行ってみたら店員の方に、
「今、キャンペーンをやっていてこの太門(たもん)を注文いただくお客様には、
すだちを2個おつけしているんです」
とのこと。
頼んでみたら、しっかりと包装された巣立ちが2個いただけた。
さらにつけてくれたのが、このレシピ。
すだちを使った料理やスイーツのレシピがついている。
反対の面には、詳しいレシピ集が載っている。
すだちは、すだちだけで食べることが少ない料理の「素材」。
なので、単に"すだち"として売っていると、すだちとして見られてしまう。
しかし、このように「その使い方」までを教えてくれると、
もらった側は、有効な使い方、というかすだちの「活用方法」がわかることになる。
そして、その料理が美味しければ、次にまた買ってみよう、という気持ちになる。
すだちの市場が広がることに、一役買っていることになるし、
気に入ってもらえれば、継続の商売にもなる。
顧客が欲しいのは、すだちではなく「すだちを使った美味しい料理」なのだ。
そしてそれこそが顧客が感じる価値ということになる。
マーケティングコミュニケーションでは、このように顧客価値を表現することが重要。
このレシピ集は、その顧客価値を「残る」形で提供している。
この考え方は、法人営業にも当てはまる。
素材や半完成品を、得意先に納品するような業態の法人営業では、
自社製品の特徴だけを売り込んでも、顧客には響かない。
自社製品を使って、得意先が「何ができるか」という自社製品の先を見せないと、
顧客のニーズを顕在化させることができないのだ。
毎回毎回、新規の顧客をとらなければならない、
その新規顧客がなかなかとれない、
という売れない問題を解決するには、
「単に製品を売っていないか」
「顧客価値を提供できているか」
「継続の商売になっているか」
という点を確認することから始めるといい。
マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授
理央 周(りおう めぐる)
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