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カテゴリ:「顧客視点」の記事

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坂角「金のえび天」に見る顧客視点の製品開発:売れる理由は買い手目線

塾生からもらったこのおせんべい。
金のエビ天。

名古屋を代表する、食品製造業の、
板角の海老せんべい。
限定品とのことで、パッケージなんかも凝っている。

でも、ボクが気づいた素晴らしい点はのこれ。一袋ずつに、1個すべてに入っている。

一つ一つのパッケージの中に、乾燥剤が入れてある。やっぱりせんべいは「パリッと」していないと美味しくない。だからこその、乾燥剤入りのえびせんべいなのだと思う。

これこそ、コストよりも顧客重視から出るアイディアであり、なにより出た画期的なアイディアを実現できるちからこそが売れる理由なのだ。従来のマーケティングを超える製品である。

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マーケティング コンサルタント  理央 周

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スターバックスの顧客視点のプレゼント:理念をどう浸透させるのか

スターバックス茶屋町アプローズタウン店でもらったこのVIAのスプレーコーヒー。

なんとも可愛らしい、スタンプもカップに押してある。

15周年記念とのことでのプレゼント。

スタンプを見ると、全国統一の、本社から支給されたものではないことがうかがわれる。

この点を、店舗ごとに企画し実施できるところが、スターバックスの独自の強み。

中小企業が見習うべきは、

  • この顧客に対する思いやりが発想できるか、と、
  • 理念を浸透させて、それぞれの従業員が実施までこぎつけることができるか

である。

前者は、売り手目線での物事の考え方ではなく、書いての立場に立っているかどうか、すなわち常に顧客視点でられるかどうかに尽きる。

そして後者は、こちらが厄介なのだが、

  1. 理念を明文化し
  2. 従業員が実践できるように行動指針に落とし込み
  3. 見える化し見せる化もし
  4. 毎日繰り返し従業員が反復する

という4ステップで成し得ることができる、何事にも王道はなく、このような地道な一歩一歩の積み重ねが、このような顧客中心の考え方を生み出せるのだ。

*この本の「コアバリュー経営」という考え方が近い考え方になります:

マーケティング コンサルタント  理央 周

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ウーバーUBERを海外アメリカ ロサンゼルスで使う:これからのタクシー業界 シェアリングエコノミーとプラットフォーム

先日のロサンゼルス出張で、タクシーのサービスである「UBER」を使ってみた。

UBER(ウーバー)とは、スマホアプリを使ったタクシー配車サービスのこと。
使い方は簡単で、まずはアプリをダウンロードする。

iPhone版はこちら:⇒ iTunes アプリ

Android版はこちら:⇒ Android アプリ

次に、会員登録をする。
これもシンプルで、基本的にはクレジットカード情報などを入れるだけ。
簡単にできる。

【海外=ロサンゼルスで使ってみた】

使う時は、まずアプリを立ち上げる。
そうするとGPSで自分が今いる現在地を拾ってくれるようで、
こんな画面になる。


画面にある、小さい車のアイコンが「今自分のそばにいる車の数」
あと何分で来るのか、とかまでが、大体だがわかるようになっている。

基本的には、2名までが通常の車種。
それ以外にも、人数や用途によってリムジンやSUVなどが選べる。
乗車できる人数は、6名まで。


現在地と目的地を入力し、注文確定をすると、

  • いくらで、何分くらいで行けるのか
  • どんな顔のどんな名前の運転手がくるのか
  • どの車で来るのか

というのが明示されるので、あとはその場所で待つだけ。
来てくれる車が今どの辺を走っているのかまでもわかるので、イライラ感もない。

実際に乗ってからは普通のタクシーと同じ。
でも、誰が来るのかわかっているし、UBERに登録しているという安心感があるので、
多少遅い時間なんかに乗っても安全な感じがするのも特徴。

ボクは今回の出張で計10回近く利用したけど、
感覚的には通常のタクシーよりかなり安い。
チップは別途だが、それを入れたとしてもお得感がある。

【シェアリング・エコノミーとしてのウーバー】

ウーバーは、相乗りサービスを選ぶこともできる。
自分が、ホテルからダウンタウンに行くとして、
途中で誰かが乗ってもいいですよ、という相乗りの選択肢もあるのだ。

自動車のカーシェアや、リゾートマンションのタイムシェアリングなんかをするときの「アレ」である。

これを総じてシェアリング・エコノミーというが、
さらにUBERの場合は、ITを駆使して「プラットフォーム化」している。
スマホアプリを便利に使えることも特徴だ。

【UBERは日本では流行るのか?】

現在、UBERは東京の一部の地域でハイヤー配車サービスとしてしようすることができる。

では、日本でもこのように普及していくのだろうか?
一般的に考えると、タクシー協会や行政の認可の壁なんかがあるため困難だと感じられる。
しかし、実際に私が米国で使ってみた感覚からすると、
現在のタクシーサービスよりもはるかに使いやすいことも事実である。

マーケティング的には、タクシーをマーケティングするのは難しい。
なぜなら、従来の客の拾いかたでは、タクシー側も客側もお互いを選べないからである。

それと、台風や大雪の日などは、自宅からどこのタクシー会社に電話しても、
「時間指定はできません」
「本日は混んでいまして」
またはなかなか電話さえつながらない。

UBERが普及すれば上記のようなユーザーサイドの課題は解決されそうである。

事業者や業界団体などから反対されるが、利便性などでは消費者・生活者から支持される。
このシチュエーションは、何かに似ているのではないだろうか?

アマゾンが日本に入ってきたときと似ているのだ。

もっと言えば、「黒船」である。

市場で勝てるかどうかを決めるのは、事業主でも業界団体でも行政でもない。

ユーザーなのである。

その意味で、2年後にはウーバーがタクシー業界でのスタンダードになっているであろう。

 

*参考図書:

 

マーケティング コンサルタント  理央 周

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加

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機会損失は売り上げ増の敵:ロサンゼルスのバナナリパブリックにみる工夫

ロサンゼルスへの出張で、ビジネスの合間にお気に入りのファーマーズマーケットに立ち寄った。

敷地の3分の1が、まさにファーマーズマーケットという感じで、フルーツや肉、野菜などの食品や、土産物など現地のモノが売られている。2年前に来た時にも立ち寄った、僕のお気に入りのモールなのだ。

敷地の中には、こんな感じの電車なんかも走っているし、


ガーデンになっている、中央は夜になるとライトアップされて幻想的。
こういった演出も、画一感がありすぎる日本のショッピングモールも取り入れるべきである。

もちろん今時のショッピングモールといった感じのショップもあり、
ラグジュアリーブランドから、カジュアルなものまで、様々。
デパートメントストアもあり、レストランも充実している。

そんな中で、「おっ、これはいいな」と感じたのがこちらのサイン。
バナナリパブリックのウインドウにあったこちら。

訳すと、
「上を見てください。メンズのショップもありますよ」
と書かれている。

ここのバナナリパブリックは1階がレディスのショップで、2階がメンズになっている。
このサインがなければ、ボクもそして他のお客様にも気付かれることはない。

お客様という人たちはよくも悪くも「わがまま」なのである。
私たちが思っているほど、私たちのことを覚えてくれてもいないし、
わかってくれてもいない。

だから、
「教えてあげなければならない」

仕事に没頭しすぎて「売るんだ!」という気持ちが強すぎると、
どうしても「こんなことはお客様が知っていて当たり前」
と思い込んでしまう。

たとえばこのサインがあることで、1日100人が2階に来てくれたら、36,500人。
うち10%が買ってくれたら、3,650人。
一人あたり3,000円使ってくれたら、1,095万円の売り上げになるのだ。

こんなちょっとしたことが、大きな機会損失を招く。
強引な集客や営業よりも大事なことは、
「機会損失」をなくすこと。

そのためのいい一例だった。

マーケティング コンサルタント  理央 周

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売れる仕組み講演in広島県福山市天満屋ハピータウン様総会:テーマはお客様目線

天満屋ハピータウンさんの総会で、マーケティングの講演をさせていただいた。
広島県福山市に入るのは初めて。駅を降りるとすぐに福山城が見えるのが素晴らしい。

天満屋さんは広島を中心に展開しているデベロッパーで、
福山市にも駅前に大きなデパートがあるし、多くの地区に多面的に展開されている。

これまでの総会では、事業報告や議事の進行だけだったが、
今回から講演を入れることで、ビジネスの糧にしていくとのこと。
初めての講演企画の機会をいただきとても光栄に思う。

参加の皆様の大半は、名店会と呼ばれるテナントの方々、
マクドナルドやオンデーズなど全国展開されている店舗さんや、
地元を中心に活動しているシューズショップ、映画館運営企業、クリーニング店の経営者の方々など、
多士済々といった顔ぶれだった。


今回ご縁をいただいた、名店会会長のナカムラさんの中村社長は、
マーケティングと経営について、とてもご熱心であり、さらに、地元を盛り上げていかれる活動もされている方であるため、参加者の皆様も熱心に聞いていただいていた。

講師をしていると、参加者の方々の熱心さは伝わってくるもので、
しっかりとうなずいてくれたり、メモを取ってくださる姿はこちらへの熱意にもつながる。

演題は、

  • マーケティングとは~売れる仕組み
  • 3つの戦略~何を、誰に、どうやって
  • 中小企業と個人事業主の成功と失敗の事例

を中心に「顧客視点」になるには何をすべきか、をお話しした。

来週もまた福山に伺うので、今からとても楽しみなのだ。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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