Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
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カテゴリ:「マーケターの発見力」の記事

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熱海の干物屋 の試し買い促進 山六干物店

先日、休暇を利用し熱海に行った時のこと。
思ったよりも、熱海駅前商店街がにぎわっていたこと、そして逆に熱海銀座がシャッター商店街だったことに驚いた。

そんな中で、帰りにお土産を買おうと思い、タクシーの運転手さんに聞いてたちよったのがこちら、干物屋の山六干物店

ずらっと並ぶ干物が、商店街よりも若干安くてその分美味しそう。一通り見まわっていると店員さんが「外のところで試食ができますよ。炙ってみてくださいね」とのこと。行ってみると、こんなコンロが置いてあり炭火があかあかとたかれている。

ここで、小さく切ってある何種類かの干物を、実際に炙り、試食することができるのだ。

丁寧に、お茶やお手拭なんかも出してくれる。

さらに、こんなハウツーまでが丁寧に書かれてある。


食品やに関しては「お試し」をやるかやらないかでは売れ行きが全然違う。よくデパ地下などでもワゴンで試食販売や即売会をやっているがあれのことだ。

食品に限らず、化粧品なんかもやはりトライアルが必要な商品である。しかし、実際に干物を炙ることができるお店は初めて見た。これはほかの中小企業の業態でも十分生かすことができる。たとえば、化粧品であればメーキャップアーティストを臨時で呼んできていつもと違うデモンストレーションをするなどである。

これも一種の顧客体験の向上なのだ。

さすがは日本有数の歓楽街熱海、この点でも勉強になることが多かった。

マーケティングコンサルタント 理央 周 

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期間限定「フルーツ オン トップ ヨーグルト フラペチーノ」に初トライ。

スタバファンとして前から飲みたかった、スターバックスの期間限定
フルーツ オン トップ ヨーグルト フラペチーノ」に初トライ。

スタバのサイトによると、まずはオリジナルレシピのヨーグルト。
中に、クラッシュトのナッツが入っている。
ジェリーはオレンジ、ストロベリー、桜桃、白桃の果肉がたっぷり入っていて、これがイケる。
一番上にはホイップクリームが。甘すぎずこれも美味しい。
こんなにどっさり、という感じだけどくどすぎず、食後にちょっと楽しむのにちょうどいい。
サイズはトールのみ。

ホームページも面白く、まずたどり着くと商品画像がある。  で、マウスをスクロールすると商品画像は変わらず、背景だけ変わるのも面白い。

さらに、こんな楽しい動画までアップされている。




高1の娘によると、「フラペチーノ大好きなんだけど600円越えるのは高校生にはきついな」とのこと。

興味深かったので、ちょっと聞いてみる。
父:「スタバと同じようなカフェってどこ?」
娘:「ドトールかな」
父:「タリーズじゃなくって??」
娘:「ドトールの方がよく知ってるからね」
父:「スタバのイメージってどんな感じ?」
娘:「仕事ができるキャリアウーマンの人がパソコン開いてる感じ」
とのこと。

ボク的には、スターバックスの直接競合はドトールよりもタリーズ。
これもある種の固定観念だったのか、広く柔軟な視点が必要だな、
と娘に教えてもらった。

最後に娘は、
「スターバックスは、期間限定のがあるのも女子が入りやすいんだよね~」といっていた。

なるほど、これは中小企業や個人事業主も参考にできる。
カフェであれば、「日替わりランチ」とやるところを、「期間限定初夏ランチ」とメニューを作るとか、
サロンであれば「春限定ネイルカラー」とやれば、お客様も喜ぶ。

さすがスターバックス、顧客中心主義なのだ。


マーケティング コンサルタント 理央 周

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【顧客中心主義】~マーケティング白熱ライブ2015 マーケティングアイズ4周年記念イベント

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顧客価値を表現する河合塾千種校前のネーミングライツ

今日、名古屋の千種駅前の歩道橋にあったこの文言、
「河合塾 千種ビクトリーブリッジ」とある。

よく歩道橋にある、「ネーミングライツ」というやつ。
シアトル・マリナーズの「セーフコ・フィールド」は保険会社だし、
サッカーJリーグの東京スタジアムが「AJINOMOTO STUDIUM」になったのも、
企業がその場所や建物などに「ネーミング」し、その命名権をお金を出して買う、というもの。

なので、大半が「企業名」プラス「その建物」になっている。

でも、この歩道橋は「河合塾」という企業名に加えて、
歩道橋をイメージしているのか、絶対合格するという意味も込めて、
ビクトリ-・ロードと名付けているのだと思われる。

考えてみると、河合塾という名前そのものは、比較的認知度は高い。
しかもこの千種校は、歴史の古い予備校。
今さら、河合塾と謳っても、みんなしているのだ。

しかし、「この歩道橋は勝利(=合格)への道なのだ」
というと話は大きく違ってくる。

河合塾にとってのお客様、受験生や予備校生が本当に欲しいのは、
河合塾ではなく「合格」つまり、
受験での勝利なのだ。

そこをしっかりと出している、秀逸なネーミングライツと言える。

サザンの「葡萄」に入っている名曲、アロエのように、
「とんがらなくってもいい」のである。


ちょっと工夫すれば、全然違うものができる。
そして、目立つ。

ではどうすればいいのか、というとお客様が本当に欲しいものは何かを、
徹底的に考えることに1日を費やせばいい。

顧客中心主義でいれば、こういう発想は出てくるはずである。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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SNS活用はスタバが1位:中小企業がとるべきソーシャル活用戦略

日経MJの2月23日号に載っていた「第4回ソーシャル活用売り上げランキング」(日経BP)によると、スターバックスが1位になったとのこと。

以下はランキング。

  1. スターバックス
  2. 無印良品
  3. ユニクロ
  4. ミスタードーナツ
  5. オルビス

と続く。

スターバックスに関しては、昨年9位から今年は1位。
ツイッターとLINEを活用した効果が出ていて、
記事によると、昨年7月「ストロベリーディライトフラペチーノ」を発売した時に、
ツイッターで3万回以上のリツイートをされた。
また、こうなると予測の2、3倍売れるという事実もあるそうだ。

このランキングを見る限り、もちろん大企業がずらっと並んでいる。
中小企業の経営者は「大企業だからできるんだよね」
という方も多いと思う。

しかし、1位のスターバックスに関しては、私の覚えている限り、
TVCMを地上波では売っていないし、その他の大規模なマスメディアを活用するようなキャンペーンもやっていない。

中小企業も、スタバを見習い「仕組み」だけ真似すればいいのだ。
スタバのソーシャルメディアの活用での特徴は、
「有益な情報」を提供していること。
けして売り込みではない、ということである。

モノがあふれている今、生活者は99%のものは要らないのだ。
情報も同じことで、企業の売り込みだとわかった瞬間に見る気がなくなる。
まるで、郵便ポストに入っているピザ宅配や不動産のチラシを捨てるのと同じだ。
でもボクたちは友達からの手紙や、銀行からの残高証明は捨てない。
なぜか?
自分にとって、意味があるか、有益だから、である。

ソーシャルメディアは友達に手紙を送るような媒体である。
だからソーシャルとついている。

ソーシャル活用企業が増えている、ということはその点に気づいている企業が増えているということになる。

きめ細かい投稿などは、大企業よりも中小企業の方が向いているはず。
成果を出している企業をまずは参考にし、
自社だけの価値が出せるまで、継続すれば成果につなげることができるメディアなのだ。

SNS活用で売り上げ増、スタバ首位 日経BP調査

  

*参考図書

 
マーケティング コンサルタント
理央 周

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リピートにつなげる飲食店のメニュー:椿屋茶房丸ビル店のはちみつジンジャーティー

東京丸の内の丸ビルにあるカフェ「椿屋茶房」で打ち合わせをした。
普通のメニューに加えて、「はちみつジンジャーティー」のメニューが独立しておいてある。

いつもならコーヒーを飲むところだったけど、このメニューを見てこれを頼んでしまった。
よくあるカフェや飲食店のメニューは、品書きが羅列してあるだけ。
どれがおススメで何を頼んでいいのかわからない。

店として「当店自慢の!」「今のおススメ」「新登場」ということをこういう風にメニューで教えてあげると、当然お客様は頼んでくれることになるし、さらにもしそれをその時に頼まなくても、覚えていてくれて再来店してくれる可能性は高まるはず。

押し売りではなく、顧客視点で今飲むといいものを教えてあげる。
これだけで、リピーターを増やすことができるのだ。


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