先日、関西学院大学の学部生から、
私の会社のホームページへの問い合わせがあった。
なんでも、ゼミで「ギグワーカー」が与える影響、
についての研究発表をやるとのこと。
ひいては、私に意見を聞いて参考にしたい、
といった内容の依頼だった。
私は、関西学院で教鞭をとっているが、
大学院でのことのなの、
もちろん直接知っている学生ではない。
しかし、丁寧な依頼の文章であったこと、
トピックスが、今、学生たちに、
じっくりと考えて欲しいテーマだったこともあり、
かなりタイトなスケジュールを縫って、
ZOOMで対応した。
学生たちは二人。
どちらも、大学3年生ということ。
「これからギグワーカーは増える傾向にあるのでしょうか」
「雇用問題に与える影響は?」
「法的な雇用に対する補償などは必要だと思われますか?」
と、自ら立てた仮説を元に、
とても的を得た質問をくれた。
彼らの学部は、経営・経済系ではないため、
私のいっていることがとても新鮮だったようで、
「今まで、経営のアプローチから考えたことがなかったので、
とても新鮮でした。
研究に活かします!」
と頑張っていた。
なんでも、私のインタビュー記事を読んでくれて、
「この先生に聞いてみよう」
ということになったらしい。
私以外にも、いろいろな方々に聞いている、
ということ。
このアグレッシブさ、学生ならではで、
とても好感が持てた。
大学教授をやっていると、
こういう若い力に触れる機会を、多くもらえることになる。
その時に、いつも感じるのは、
私とは異なる視点、フレッシュな考え方、
そして何より「元気」をもらえることが嬉しい。
彼らのような20代が、もうすぐ世に出て、
日本、世界を変えていくのだ。
その、ほんの小さい一助になれたことが、
とても嬉しい。
11月に発表があるので、その際にはみに行こうとおもっている。
マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)
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今朝、卒業した留学生からメールがあった
彼女は、アジアからの留学生で、
私の関西学院大学での授業を受講したこともある、
卒業生だ。
1年ほど前に彼女からメールがあり、今度最終面接に行く企業があるのだが、
その企業への推薦状を書いてほしいとの依頼があった、
彼女は、私の授業において、グループプレゼンテーションやチームワークなので、
類まれなリーダーシップを発揮し、チームを引っ張っていた。
もちろん授業中にも積極的に、鋭くポイントをついた質問する、
ロジカルで、ポジティブ、場の雰囲気を明るくする、優秀な学生だった
もちろん、その企業の推薦状に関しても、
私は、普段通り感じたことを書いた。
その結果、彼女は無事内定をもらえたと、
喜びのメールが来た。
しかし、その数ヶ月後、
その会社が新型コロナウィルスの影響もあり
内定を見送りたいと、
彼女に連絡があったそうだ。
彼女は、私にメールをし、
「せっかく推薦状を書いてくれたのに、本当にごめんなさい」
「忙しい、先生の時間をたくさんつかってもらったのに、
こんな結果になって」
とあやまってきた。
もちろん、内定取り消しは彼女のせいではない。
彼女が、このように私の時間を使ってしまったことに、
申し訳ない、と感じていることが素晴らしいと感動した。
それが数ヶ月前の話だ。
そして今朝、
「とても良いニュースがあります、
その企業がいったん取り消した内定をもう一度見直していきたい」
「そのために再度、リクルーティングを開始してその試験を受け、
再度、内定をもらうことができました。
先生、本当にありがとうございます」
と連絡してきたのだ
彼女は、今のような大きな変化で、苦しい逆境の中、
諦めずにその会社に対して再度アプローチをし、
そして会社もその意向を受けとめた。
彼女はほぼ私の息子くらいの年齢ではあるが、
彼女から「Never Give Up」の重要性を、
学んだ
大学教授は、ハードな仕事だ。
やっていると、大変なこともあるが、
今回のように、学生に勇気づけられたり、
大きな気づきをもらったりすることがよくある。
今回もまた、大学教授をやっていて良かったと強く思える出来事だった。
マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)
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2020年の春学期も、いよいよ始まる。とはいうものの今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、約2週間遅れての4月20日が私の講義の初日。
今期からは、教授という肩書きでの教鞭をとることになったので、一層力が入る。
今学期の前半は「マーケティング・コミュニケーション」
いわゆる、広い意味での広告宣伝・販売促進・PRということになる。
国際経営コースでは、講義の全てを英語で実施するため、次のようなカリキュラムになる。
基本的に、1日90分を2講義で7回。計14講義ということになるのだ。
1st Day〜
- Course Introduction:コース概要と評価基準の説明
- Communications in marketing management:マーケティングコミュニケーションの定義
- Communication objective and how to set communication strategy and tactics:目標設定と戦略構築
- Mini Case Analysis: ケーススタディ〜I'mMacキャンペーン
2nd day
- Situation Analysis/Analysis of Target Audience including customer segmentation:環境分析と顧客セグメンテーション
- Mini case analysis:ケーススタディ〜AmazonのTVCM
3rd Day
- Advertising Strategy, how to develop creatives.:クリエイティブの開発
- Planning Process of strategy and tactics:プランニングプロセス
- Marketing communication integration, concept and strategy building:統合型コミュニケーション
4th Day
- Advertising Creativity and Message Development1:クリエイティビティとは何か?
- Mini Presentation, Analysis, objectives and strategies:ミニプレゼンテーション
5th Day
- Traditional Media TV, Radio, NewsPaper, Magazine and Print:伝統的なメディアミックス
- Communication Mix Media Concept, planning and mix:コンセプトの開発
6th Day
- Budget Allocation Budget weight allocations by priority,Communication mix, budget and message strategy:予算分配
- Evaluation of Marketing Mix:マーケティングミックスについて
- Beyond traditional marketing Digital media, Social Media and SNS,Return on Investment:デジタルメディア
7th Day
- PR and Sales Promotion Difference against advertising:PR、セールスプロモーション
- Final Presentation:チームごとのプレゼンテーション
今回、各日程の中で、6つのケーススタディを使用する。
- ZARAのマーケティングコミュニケーション戦略
- UGGブーツのアメリカ進出戦略
- アップルのI'm Macキャンペーンのブランドストーリー
- ケロッグスペシャルKの独自化戦略
- レゴのブランド周知戦略
- ペプシチャレンジキャンペーン
そして、最終日にはペプシチャレンジのケースを元に、チームでプレゼンテーションをさせる。
学生が3〜5名のチームを組み、自分たちがペプシの国際マーケティングチームのトップになったと仮定して、経営陣に世界戦略をプレゼンテーションし予算を獲得しようとするという、いわば模擬プレゼンだ。
私は、アクティブラーニングの手法で、レクチャー4割の学生に自主性を求める参加が6割の比重で講義を進める。
今期も、日本人と留学生と、どんなタイプの学生が集まるのか、とても楽しみだ。
マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)
☆ 理央 周の新しいプロジェクト「マーケティング・プラス」5月20日より始動!
→ マーケティング・プラスとは?
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IBM出身で「100円コーラを1000円で売る方法」の、
永井孝尚氏が、定期的に朝活と夜塾を開催している。
その夜塾で、この本で紹介されている、
「戦略販売」をテーマにしていたので、参加した。
その際のきっかけでこの本を読了。
タイトルにある通り、MBAがビジネススクールで学ぶ際に、
参考にしている、または読むべき重要な書籍が、
一挙に紹介されている。
私も、関西学院大学のビジネススクールで教鞭を執っているが、
経営を体系的に学ぶ上で、
基礎になる考え方を固めておくことが重要だ。
さらに、基礎を学んだ上で「応用」することは、
さらに重要になる。
その、基礎と応用のために理解しておくべき本が、
ここでは紹介されている。
全体を、戦略、顧客とイノベーション、起業と新規事業、
マーケティング、リーダーシップと組織、人、
の、6つのカテゴリーに分け、
計50冊が紹介されている。
そして、各書籍に永井氏の解説が書かれている。
この50冊のリストと永井氏の解説があることによって、
2、30代のビジネスパーソンにとって、
読むべき本が一覧になっているので、
この本だけでも、経営に必要な要素を網羅できるし、
さらに、読者にとってより深掘りをしたいエリアの本を、
探しだすこともできる。
例えば私にとっては、戦略販売の項で、
BtoBの営業、新規獲得戦略の構築のための、
大きなヒントを得ることができた。
これを、自社のクライアントへの提案に入れていけるし、
自社の新規事業での顧客獲得にも活かせるので、
さっそく購入して深掘りをしてみた。
経営は、ファイナンス、組織、マーケティングなど、
機能別なことのみを学ぶだけでは不十分。
なぜなら、すべてが有機的につながっているからだ。
その意味でも、経営全般を俯瞰する上で、
自分のエリアの深掘りをすると、
会社の中で、自分に何が求められているのか、
また、何をすべきかがより正確にわかるようになる。
その意味でも、若手ビジネスパーソンに、
オススメしたい1冊だ。
マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)
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まぐまぐ大賞2016年ビジネス部門で5位受賞!「売れる理由」を学べるメルマガを書いています:
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