「視聴率15%を保証します!」読了。
副題は「あのヒット番組を生んだ発想法と仕事術」とある
著者は,現テレビ朝日(当時のNETテレビ)で洋画の買い付けなど数多くの仕事をしてきて、そのあとに東映アニメーションでも大ヒットアニメを立ち上げられた方。
なので、テレビの草創期くらいからメディアとしてのテレビ業界のまっただ中にいて仕事を最前線でされてきた方なので、書かれている事例が非常に勉強になる。
ヒット番組を作り上げるプロセスや、買い付けた洋画につけるネーミングなど、企業のマーケティング活動に当てはめて読んでいくと、楽しいだけでなくかなり参考にできる部分も多い。
読んでいて「なるほど」と最も感動したのが007を買い付ける際の逸話。
ユナイト映画の副社長が契約の最後の詰めに来日した時に、ひっくり返されるシーン。
詳しくはネタバレするので書かないが、著者がどうしてもと交渉した熱意が克明に描かれている。
ボク自身、根性論や精神論は苦手な方だが、やはり物事を成し遂げるには「熱意」がなければ何事も始まらない、ということのいい事例だと思う。
やはり一つのことを極めた方の言葉は重く、また参考になる。
その意味でも、これから管理職になるビジネス・パーソンの方や、中小企業経営者にお勧めしたい1冊である。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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先日アマゾンで本を買ったら、「Amazon インスタント ビデオ」のクーポンが掲載されているメールが来た。
Amazonではあまりないクーポンの使用はありかなしか?
額面は200円で、キャンペーン期間は10月1日から11月30日までとのこと。
クーポンが付与されるのは、マーケットプレイス以外のほとんどの商品が対象で、
クーポンを利用できるのは、映画やテレビ番組などのAmazonインスタント・ビデオストアの全商品が対象とのこと。この中にはレンタルも含まれる。
ボクが在籍していた頃から、ギフトならともかくアマゾンがクーポンを出すことは珍しい。
また、ほとんどの商品を対象にしていることも同様である。
ただ、よく考えてみると新しく動画をレンタルまたは購入できるストアで、さらに自社に囲い込むためのハードウエアであるキンドルでももちろんのこと観ることができる商品なので、初めてのことに力を入れてトライアルを促すのは非常に順当な戦術だと言える。
動画をレンタル、購入,視聴できるサイトやショップと言えばITunes、Gyao、DMM、TSUTAYAと数多い。その市場にアマゾンも参入していくということになる中での今回のこのプロモーションになる。
Amazonの強みの源泉は自社事業の強みから離れないこと
第3者としてアマゾンを見ていていつもなるほど、と感じるのは「小売業」という自社の事業の軸からぶれていないこと。
創業者のベゾス氏はいつも「顧客体験を最大化せよ。顧客中心主義であれ」と繰り返し社員に強調していた。「より便利に、1秒でも早くお客様が買えるようにせよ」という意味である。
アマゾンのインスタント・ビデオストアもその一環ということでうなずける。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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福利厚生サービスを提供している株式会社イーウェルが、
会員向けに発行している会報誌「WeLに暮らそう」(年4回発行、発行部数約80万部)に掲載されました。
今号のテーマは「アナタの適当力が会社を元気にする」!?で、
サボる時間術を基本に、「緩と急を支配する!」というテーマで、
メリハリをつけると、仕事の精度が上がりひいては結果につながる、
という内容を書いています。
特に、創造する仕事とこなす仕事、すなわち、
価業と作業をしっかりと自分で考えたうえでタスクに優先順位をつけたうえで、時間管理をしましょうという点です。
会報誌ですが、弘兼憲史さんや工藤公康さんの記事も掲載されている、同じ冊子への掲載、
とても光栄に思います。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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名古屋経営短期大学で、講師として10月から教鞭をとることになりました。
販売促進の講義
担当する講座は「販売促進」になります。
販売促進とひと口に言っても幅広く教えることになり、
- マーケティングの中における販売促進とは?
- 企業として何を売るべきか?
- お客様は誰なのか?
- 広告とプロモーションの違い
- メッセージの創り方
- メディアの活用方法
などなど、ボクの本を教科書にしてわかりやすく、事例を多く使って授業をしていきます。
短大生を教えるというチャレンジ
今回は短大の2年生が対象の講義になります。
彼らをはまた5,6歳年下で短大生としての経験も2年目、しかしながら来年は社会に出るということで、ボクが今教鞭をとっている関学では大学院生とはまた違う学生たちになると思います。
その意味での新しいチャレンジなので、実は今から非常に楽しみ。
もちろんきっちりと教えますが、彼らからも新しい20代の視点や価値観を学びたいと思っています。
マーケティング コンサルタント
理央 周
理央 周への講座・講演依頼はこちらから:
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出版をしていると、「ビジネス本ってどうやって書くんですか?」とか「 テーマはどうやって決めているのですか?」という質問を多くいただく。
テーマの決め方
先日、準レギュラーで出演している愛知県のZIP-FM モーニングチャージでもお答えしたのだが、 ボクは編集者とがっつりと企画を打ち合わせて、かなり内容を詰めてから書きはじめる。
これまで4冊出していて、この秋にまた5冊目を出す予定。
1,2冊目が時間術をテーマにしたのだが、実はマーケティングの考え方をベースに、やるべきことをいつやってどうやって仕事での成果を出すかを書いた。3冊目が「ひつまぶしとスマホは同じ原理でできている」でイノベーションをベースに「画期的な発想を出すには固定観念を捨てよう」という本であり。そして4冊目の「テレビショッピングはなぜ値段を最後に言うのか?」ではマーケティングを分かりやすく小説風にした。
では、どうやってテーマを絞っていくのかというと、やはりビジネスをやる人の多くに必要とされるテーマの中から私にしか書けないものはなにかという順で考えていく。
コンテンツ=内容の決め方
読んで参考になることを念頭に置き、それを実際のビジネスに取り入れる時に気を付けてもらうこととして、「本に書いたあることをそのまますべてやるのではなく、自分に当てはめたらどうなるのか?」を考えながら読んでいくといい。
商業出版はチームプレイ。著者だけでなく編集の人がしっかりとチェックしてデザイナーが装丁を考えて営業の人が書店さんにおいてくださり、書店さんがPOPとかを貼っていただく。企業でブランドマネージャーをしていた時と商品が違うだけで同じなのである。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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