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カテゴリ:「起業家の一日」の記事

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インターステラー:2001年宇宙の旅と火の鳥の合体のようなSF映画

インターステラをDVDで鑑賞。

バッドマンビギンズやインセプションのクリストファー・ノーランが監督、ということで本格的なSF映画、しかも何か哲学的な雰囲気も、「観る前」から漂わせていた。

ストーリーは、冒頭からまったくSFらしくなく、アメリカの日常が描かれている。
しかし、その日常は今の時代から何十年もあとの、
食料や環境が今と激変している時代。

この辺が徐々に明かされていくのが面白い。

主人公が宇宙に出てからは、これまでのSF映画とは全く違う展開が待っている。
あえていうなら「2001年宇宙の旅」と手塚治虫の火の鳥を合体させたものというところか、
今までの映画とは違うプロットが面白い。


  

しかし、逆に言うと仏教的な生命の輪廻を扱っている手塚作品と、
アインシュタインの相対性理論に基づく、欧米的な考えの合体が興味深い。
その意味で、新結合なのかとも感じる。

実は隠れファンの、マシュー・マコノヒーが出ていることもあって期待して観た。
評決のときで有名になって以来、本格派とみられているかもしれないけど、
10日間で男を上手にフル方法とか、コメディに出ている時が実は好きな感じ。

この映画では、どちらかと言えば本格派の演技力が存分に出ていた。

見ごたえある、素晴らしい内意であるが、一方で時間が2時間40分くらいとかなり長い。
なので、ちょっと腰を据えてみるのに向いている、
本格的なSF映画。
おススメです。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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売れる仕組み講演in広島県福山市天満屋ハピータウン様総会:テーマはお客様目線

天満屋ハピータウンさんの総会で、マーケティングの講演をさせていただいた。
広島県福山市に入るのは初めて。駅を降りるとすぐに福山城が見えるのが素晴らしい。

天満屋さんは広島を中心に展開しているデベロッパーで、
福山市にも駅前に大きなデパートがあるし、多くの地区に多面的に展開されている。

これまでの総会では、事業報告や議事の進行だけだったが、
今回から講演を入れることで、ビジネスの糧にしていくとのこと。
初めての講演企画の機会をいただきとても光栄に思う。

参加の皆様の大半は、名店会と呼ばれるテナントの方々、
マクドナルドやオンデーズなど全国展開されている店舗さんや、
地元を中心に活動しているシューズショップ、映画館運営企業、クリーニング店の経営者の方々など、
多士済々といった顔ぶれだった。


今回ご縁をいただいた、名店会会長のナカムラさんの中村社長は、
マーケティングと経営について、とてもご熱心であり、さらに、地元を盛り上げていかれる活動もされている方であるため、参加者の皆様も熱心に聞いていただいていた。

講師をしていると、参加者の方々の熱心さは伝わってくるもので、
しっかりとうなずいてくれたり、メモを取ってくださる姿はこちらへの熱意にもつながる。

演題は、

  • マーケティングとは~売れる仕組み
  • 3つの戦略~何を、誰に、どうやって
  • 中小企業と個人事業主の成功と失敗の事例

を中心に「顧客視点」になるには何をすべきか、をお話しした。

来週もまた福山に伺うので、今からとても楽しみなのだ。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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子連れじゃダメかしら Blended:アダム・サンドラ―とドリュー・バリモアの久しぶりの競演

「子連れじゃダメかしら?」をDVDで観た。


アダム・サンドラ―とドリュー・バリモアの3たび目の競演。
アメリカンコメディー好きのボクには、このベタだけど、ストレートな恋愛ものはとても好感を持って観ることができる映画だった。

本当によくありそうな、バツイチのお母さんと、奥さんを亡くしたお父さん。
おもしろいのは、お母さんのところは男の子2人、お父さんの家には女の子3人の子供がいる点。
それぞれ、お母さんは男の子の気持ちは分からないし、逆もしかり。
でも、子供たちはそれぞれ、同性ゆえにお母さんとお父さんが欲しい。

そこを、温かくなるほど自然にほんわかと2人が演じているのがいい。

随所に、仲が良くなる、という意味でのBlendedというキーワードがちりばめられているのも、ストーリーに華を添えている。

もともと、アメリカに住んでいたころによく観ていた、サタデー・ナイト・ライブに、
当時アダム・サンドラ―はレギュラーで出ていた。
ユダヤ系のギャグが面白く、スピード感あふれるコントを観るのが毎週楽しみだった。

コメディーにしては2時間近いので、長いのだけど、
ちょっとお酒でも飲みながら、夫婦やカップルで観たりするのに最適な映画だと思う。


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コンサルティングの極意:コンサルタントとして必要な心構えとノウハウを超える意識の持ち方

「コンサルティングの極意」を読んでみた。

帯に書いてあるのが、
顧客、上司、部下から「相談されるプロの教科書」
とあり、さらに「クライアントからコンペ無し手で選ばれる関係になる」とあるのも、
自社、また自分をマーケティングしていくことで、営業努力や価格訴求とは別な次元で選ばれるようにする、という内容である。

それを実現するために「10の力」として書いている。

最初の3章の読み方〜コンサルタントとしての基礎

最初の3つの、「聞く力」「献身力」「先見力」は、他でもよくいわれていることに一見見えてしまう。しかし、その内容は私のようなフリーランスのコンサルタントが持つべき「心構え」をして、重みがあり再現性が高い。

例えば、「依頼人」として理解されている「クライアント」をローマ帝国の例をあげて、
「後援者」と呼ぶ方がふさわしい、と言っている。
依頼人だと定義した瞬間に、仕事を出す人・受ける人、という関係にしかならなくなってしまうため、私自身も違和感を覚えていたのだが、これですっと腑に落ちたのだ。

これらの話しに普遍性と再現性がともにある理由は、著者がコンサルタントになる前に、
パルコという事業会社で働いた経験が、コンサルティングとクライアントサイドとが、
双方で何が必要な要件なのかを理解されているからなのだろうと推測できる。

4章以降の読み方〜コンサルタント力の応用編

4章目以降には、著者の経験がますます反映された内容が色濃くでてくる。
私にとって、第4章からはコンサルタントとしての応用編、という感覚で読み、そのまま使える知識になった。

第5章の「巻き込み力」で、コンサルタントの仕事の目的を「人を動かすこと」と定義している。
まさに、その通りでクライアントが動き初めて成果につながるのである。
したがって、「紙に書いた言葉だけでは人は動かない」とあるこの章には、コンサルタントとしてどう動けばよいか、必要な人たちとコミュニケ―ションをとり、そしてクライアントをいかに動かすか、のヒントが多く書かれている。

共創力の章では、コンサルタントから提案だけで済んでいたのは20年前まで、
今はクライアントとともに創り出すのだ、とある。
そして、コンサルタントは洗濯をする時に泡を立たせる洗濯板で、
尖がったしかし必要な情報を提供することでクライアントに驚きを与えねばならないこと。

好奇心を持つことで、知識を陳腐化させないこと
学び方そのものを学ぶべきということ
ロジカルシンキングだけでは足りなく、クリエイティビティと同時に保有すべきこと
ブランド構築は「時の結晶」であり、分かる人にだけ分かってもらえばいい、ということ

などなど、コンサルタントのあるべき姿が、実際の体験に基づいた形で説明されている。
しかし、単なる一個人の成功哲学に終わっているわけでないのは、
フレームワークや、多国籍企業との仕事によって培われた、
普遍的な事実が含まれているからなのだと感じる。
したがって、広く顧客から相談される人、つまりコンサルタントとしてのみでなく、
この本に何度も出てきたように、「プロフェッショナル」として必要な考え方と行動の仕方の、
多くのヒントを読み取ることができる。

さらにいえば、コンサルタントとして「どう稼ぐか」というよくあるような本に書かれているスキルよりも、もっと重要で不可欠なことが書かれている。これを活かせるかどうかは読み手の問題なのだ。

まさにその意味においては、コンサルタントのみでなく、
営業担当者や、中小企業経営者、個人事業主が読み実践することで、成果につなげられる1冊である。


マーケティング コンサルタント
理央 周

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誰よりも狙われた男:フィリップ・シーモアの傑作サスペンス

「誰よりも狙われた男」を観た。


けっこう好きな俳優、昨年亡くなったフィリップ・シーモアが出ている、ということもあり興味深く観た。


ストーリーはこんな感じ:

ドイツの港湾都市ハンブルク。同国の諜報機関でテロ対策チームを率いるベテラン捜査官ギュンター・バッハマンは、一人の青年が密入国したという情報を手に入れる。青年の名はイッサ・カルポフ。イスラム過激派組織の一員として国際指名手配されている人物だった。

政治亡命を訴えるイッサは、人権団体の若手弁護士アナベル・リヒターと知り合い、彼女を介して銀行家であるトミー・ブルーとの接触を図っていた。その後の調べで、イッサの目的はトミーの銀行にある秘密口座であると知ったドイツの諜報機関は、CIAの介入を得ることに成功し、いよいよイッサの逮捕に乗り出す。しかし、ギュンターはイッサをあえて泳がせて、更なる大物の逮捕を狙っていた。
*Wikipediaより

ボクは元来、007のようなスパイものやCIA、KGBなどが出てくるアクションものに目が無い。
なので、スピード感があり、敵地に潜入して捕虜を救い出すというような展開を期待していたが、
全編、淡々と物語は進んでいく。

ところどころでの、各国を代表するスパイたちの細かな表情の変化が、最後のどんでん返しの「伏線にならない」ところが面白い。

右手で握手をしながら左手で殴り合う、「外交」のさらに裏側で暗躍する人びとは、

きっとこういう風に物事を進め、自国の有利な展開に最終的に持っていくのだろうと思う。


(ここから、ややネタバレですが)
しかし、「なんのためにそれをするのか?」と聞かれたシーモアが、
「世界の平和のため」と答えるところ、
それが最後には、どんでん返しを食うのだが、
裏切った各国のスパイたちの基準の中ではそれが「平和」であるところが、
なんとも言えず物悲しい。

宗教やイデオロギー、歴史が複雑に絡み合うストーリーを観ていて、
日本にいるボク達には、頭では分かっても、到底心底から理解することが難しいこの物語の背景。
とても興味深く観ることができた。

キャストもなかなかよく、フィリップ・シーモアは、いつもながら安定していながら、ピッタリの役柄。それにしてもボクよりも年下とは、、、

ウィレム・デフォーも相変わらず、カッコいい。あえて言うなら、弁護士を熱演している「ミッドナイトインパリ」などのレイチェル・マクアダムスが、綺麗すぎて少し現実味がなかったかも、、、まあでも、ファンとしては出ているだけでいい、という見方もある。

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