「実力派たちの成長戦略」 読了。
副題に、30代、40代は美女なりープロフェッショナルとなれ、とある通り、
これから企業そのものや、ビジネス自体を背負う年代に向けての、
仕事の仕方、取組み方が書かれている。
僕としては、第5章の「100分で学ぶ経営戦略論の基礎の部分に、なるほど!と感じる点が多かった。
特に、マーケティングの肝のところで、
「世の中に同じ会社は2社要らない」
というくだり。
差別化、独自化、イノベーション、USPなどなど、
なぜ、他と違わなければならないのか、
ボクもボクなりにこれまでかなり力を割いて説明してきたことだったが、
これほど、ばっさりと、しかも、生活者目線で明快に答えている言葉に出会えるとは、驚きだった。
他にも、ビジョナリー・プロフェッショナルは、
大局観としてのあるべき姿を見据えられる「ビジョン」と、
経営の基礎をしっかり持った人材であること、と断言している点。
このマトリックスも、方法論依存症や、頑固職人であるなかれ、
と、警告を発している点にも非常に共感できる。
行き過ぎた効率主義や、日本特有の学歴偏重主義、
そして手法論、成功哲学に依存すべきではなく、
柔軟に、素早く、自分の課題を発見し対処する力を持つべきだということになる。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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昨日は、SAM Society of Advenced Management 名古屋支部の例会に参加。
ゲストスピーカーである、元ソニーでワンダーワークス代表の、
田村新吾氏の講話、「平成パラダイムシフトからの飛躍」を聞いた。
氏の話は、示唆に富む話ばかりで、全てが参考になり、僕のこれから発信していく、
著作物や講演に使わせていただきたいものばかりだった。特に、氏の最も強い分野であるエンジニアリングと製品開発、イノベーション的な発想は非常に勉強になった。
特に、「自然体であれ」ということが田村氏の話の核をなしていた。
ソニーは画期的な製品を世に出し、人々の生活そのものを提案してきた。
その発想の源泉に迫る内容を、田村氏の経験を元にしてはなされていたので、
説得力もあり、また実現できる再現性も高い講話だった。
以下、田村氏の講演での気づきをランダムにあげてみる。
- 有名なパラダイムシフトはガリレオの天動説
- ジョブズはエジソンに似ている
- 道徳を外してはいけない〜吉田松陰の教え
- 年齢より年輪
- そこにいるは時間軸を表ししっくりこない「ある」Beがいい
- WinWIn自分と相手ではなく、全員が幸せになる全楽〜一円融合:二宮尊徳の教え
- ソニーの設立趣意書にある「理想工場」エンジニアが作りたいものを作る
- アングラの教え〜会社に関係ないものも認めないが禁じない〜中期経営計画にないものがヒット商品になった
- 感(性の人をたくさん)混(交させてる。特に専門外)創(トライ)才(能はないと思え!)
- 能で選ぶな、手で選べ
- 発明は中小企業の特権である
- ジョブズを信長型とすれば、井深大氏は武田信玄型
- 100点を超える300点満点型の教育
- 組織は不要、プロジェクトマネージャーが必要
- 音楽や絵画は、小学校で点数をつけるから下手になる
特に「モノと人の心は表裏一体」という点、
お客様を大事にせよ、を超えて、
「モノそのものがお客様だ」という精神が、ソニーの源だったとのこと。
まさに、その通り。
今の日本は、失いつつあったモノを逆に取り戻す時期だと痛感している。
そのためにも、自然体に回帰すべきなのだ。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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ボクは、モノに執着とかこだわりとはあまりないタイプ。
こういうと、けっこう「意外ですね」と言われるけど、
「このブランドでなければだめ」とか、
「腕時計が大好きでマニアックに収集」
という趣味は実はあまりない。
子供のころから、切手集め、ミニカー、仮面ライダーカードなどなど、
好きになると集中して趣味になるのだが、すぐに飽きてしまう。
ファッションなんかも同じで、「ポール・スミスでなければ!」とかいうこだわりはない。
でもその代り、いつの間にか好きになって、
気づいたらそのブランドばかり、ということはよくある。
スーツやジャケットだと、ポール・スミスやポール・スチュワート、
ブルックス・ブラザーズなんかが多かったし、
靴では、ラルフローレンやコールハーンが多い。
筆記具なんかは、税理士だった祖父が持っていた万年筆が好きで、
子供のころから慣れ親しんでいた。
だから、ボールペンやシャープペンよりも、大好きで、
手紙を書くときなんかは実は万年筆を愛用している。
中でも気に入っているのが、こちらのモンブラン。
会社員時代に頂いたもので、もう15年以上使っている。
特に、インクを瓶から入れる時に、先をくるくる回して吸い上げる時の感覚がなんとも言えず好きだったりする。それに、この黒のインク自体に「ミステリーブラック」というネーミングがついているところもいい。
珈琲を豆から手で挽いて、フィルターを通して淹れる時と同じで、
手間をかけるほうが、気分が落ち着くことが多い。
万年筆も同じなのだ。
時間は有限だけど、すべてを効率化する必要なんて全くない。
余裕を持って生きていくことが、やっぱり一番幸せだ。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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すごく観たかったけれど、映画館でロードショーの時に見逃していた、
『アリスのままで』をDVDで鑑賞。
闘病の苦しさを描写する映画ではなく、
人を愛する、大事にするということはどういうことなのかを、
力強く描いた映画だった。
「私が私でなくなる最後の夏よ」
「私は苦しんでいません。戦っているのです」
徐々に薄れていく記憶の中で、
旦那さんや子供たち、そして思いでが消えていく。
それも少しずつ。
とても美しい画の中で、残酷な事実も進んでいく。
そして、映画のコピーは、
「愛した日々さえも失ってしまうのか?」
と問いかける。
若年性アルツハイマーを患うアリスの中で、記憶は薄れていく。
しかし、アリスが愛した夫と子供たちの中で、
アリスは美しく生き続けている。
真摯に生きる、ということがこれほどまでに重要なことで、
美しい、ということを教えてくれる映画だった。
ボクは、母をALSで、父をすい臓がんで相次いで失くした。
どちらも、現代の医学では何ともしようがなかった。
もっとできたことがあったのでは、
あれもできなかった、と悔やんだこともあったけれど、
今、残されたボクと妹、
そして両親の5人の孫たちが、元気でいることこそ、
親孝行なのだと、教えてくれた映画でもあった。
こちらが、ジュリアンムーアのコメント付きの予告編。
とても感動的で、美しく、気づき、学び、泣けた。
素晴らしい映画に出会えて、とても幸せだ。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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キングズメンをDVDで鑑賞。イギリスが舞台のスパイもので、ユーモアのあるタッチが、まるで007のようで面白い。
それにしてもこの手のユーモアのあるスパイ物はイギリスの専売特許なのか?と思うくらい、イギリスが舞台のものが多く、シニカルな笑がとても面白い。その辺もイギリスの映画らしい、
というかこれはアメリカの映画だろうけども、こういうものはアメリカ人は好きなんだろうと思う。
副題にSecret Serviceとある通り、どの国の政府機関にも属さない独立系の諜報組織が舞台で、派手なアクションとユーモアのバランスもいい。アクションシーンの撮影も、ユニークな動きが逆にリアルなのも見応えがある。ちらっと、スターウォーズ シリーズのマークハミルが出てくるのも楽しい。
内容も充実でオススメ。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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