「クールジャパンとは何か?」読了。
副題に「あなたの商品を海外に売り込むチャンス」とある。
海外では、やはりいまだにクールジャパンとして、日本のアニメや漫画、ヲタク文化などが高く評価されると聞く。とても喜ばしいことだと思う。
しかし、国内ではなかなか景気も肌感覚ではよくなったと感じることは難しい。
そんな中で、この本に書かれている「クールジャパン」への視点は、厳しい中にも日本企業がすべき低減が書かれていて、元気づけられる一面を持っていると感じる。
パッケージがださいと買ってもらえない
アジアは熾烈なグローバルマーケット
ジャパンモールだからできること ビルをまるごとショールーム化は大企業だからできるわけでなく、中小企業でもできる
ファッション誌が売れなくなった本当の理由
といった各内容は、日本のビジネスの中でもファッションやデザインに関しては、
高値付けをして価値を伝えよう
という本来マーケティング活動で、最も重要な価値をどう伝えていくのか、そして「価値の格」と書く価格の設定における考え方が書かれている。
特に、海外での商流において、アパレル業界を参考に直接取引の重要性が書かれている点が生々しくも参考になる。
海外に出たい企業のみでなく、商流を再考すべき経営者にも参考になるおススメの一冊である。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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3月から開始のメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。
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「なぜか売れる」の公式バックヤード というタイトルで、メルマガを執筆します。
このメルマガでは、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにある、
という視点で、書くことにしました。
理央 周のマーケターとしての一番の特徴は、「アカデミックでありながら実践的」な話しができるところです。このメルマガでは、
- ヒット商品や流行を発見しました
- 売れている理由を「MBA的」「マーケティング用語」で言うとこうなります
- ドラッカーやコトラー先生もこう言っています
- この現象やをあなたが活かすには「こうすればいいですよね」
という構成で記事を書いていきますので、「実際に仕事で使える」ことを深く書きます。
このメルマガは、ボクにとって初めての「ネット上」での有料コンテンツになります。
毎月、税別で800円です。
月に4回発刊しますので、1回あたり200円になります。
この価格は「高いでしょうか。それとも安いでしょうか?」
絶対値をつけて考えると、1配信あたり200円はドトールのコーヒーよりも少し安いですよね。
毎月800円という価格は、ファミレスの日替わりランチくらいの価格です。
今度は、この価格を相対的に「他と」比較してみます。
まずは、ボクの有料のコンテンツの価格を比べてみます。
一番たくさん金額をいただくのは、「コンサルティングと社員研修」です。
クライアントさんによって異なりますが、月に数回訪問し数十万円です。
これはビジネス・パーソン個人の方へのコンテンツではないのですが、食事にたとえるとかなり大掛かりなものになります。社員旅行で料理旅館に行き「カスタムメイド」で健康に配慮した食事をしていただき、全員にマッサージを受けてもらい、リラックスして次の日に仕事に行けるようにするイメージですね。
ボクは「マーケティング寺子屋」という個人事業主と中小企業経営者のためのグループ・コンサルティングをやっています。これは6名限定で半年6回で約40万円、1回あたり4時間で7万円弱です。食事にたとえると、レアなワイン会に行き、全員でソムリエに指導を受ける、といった感覚でしょうか。
次はボクの「セミナー」です。
オープンでの講座でいうと、S社さんに依頼されている東京のセミナーは1日コースで4万円くらいで参加していただけます。大半は上場企業や大企業の若手マネージャーの方が参加しています。食事でいえば、かなり高級なフレンチで、シェフの話しを聞きながらといった感覚です。
講演形式のものもあり、商工会さんや業界団体の方からご依頼をいただく半オープンの講座は2時間5000円前後で受講いただけます。例えて言えば、大勢で楽しく和食屋さんに鍋料理を食べにいく感覚です。
「書籍」は約1500円。気軽にいつでも読んでいただける、いわば少しいい感じのお店でのrんチ、といった具合でしょうか。
今回の有料メルマガは、これらのものよりも「手軽に」しかし「使える」し「残るもの」として発刊し、価格設定しました。
ファストフードのコーヒーの様に、必要な時また読める時にスマホやPCで、またプリントして勉強に使ってもらえるように、と考えています。
こんな方々に読んで欲しいと思っています。
- 「売り上げと利益を同時に上げたい」中小企業経営者や個人事業主
- 今の仕事に「いき詰っている」企業の企画マン・営業マン
- 客先への提案をランクアップしたい広告会社・Web制作・印刷業の方
メルマガの詳細やお申し込み方法はこちらからご覧ください。
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このメルマガで学び、実践し、結果を出してくださいね。
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理央 周
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久世浩司氏の「リーダーのためのレジリエンス入門」 読了
今、営業の本を執筆しているし、またクライアントからも営業の研修を依頼されているので、とてもいいタイミングでのこの本との出会いになった。
レジリエンスとは、心理学で言うところの「精神回復力」
この本にもあるように、「折れた心」をいかにスピードもって回復させるか、
また、折れることを大前提にして、折れてもすぐに回復できるように心を準備しておくことが重要であると書かれている。
特にリーダーに絞ってそのあるべき姿を、レジリエンスの立場から解説している。
その中でも興味深いのが、全時代的・昭和的な「熱血指導」リーダーと,現代のあるべきリーダーの姿の比較。
「勇気と恐れ知らず」は違うのだ、という点などがそれにつながると感じる。
楽観的なリーダーの強みについて書かれている部分も、他の書籍と違い興味深く共感できる。
「そんなの大丈夫。オレだってできるんだから乗り越えられるよ」
という姿勢でいると、自然にメンバーや部下は信じてついていく気になれるのだ、とのこと。
著者も書いているが、ボク自身もアメリカ人と仕事をすることが多かったので、このタイプのリーダーは多かった。やはり楽観的なリーダーの元だと仕事がしやすく、モチベーションが上がるため、マーケティングのようなクリエイティビティが要求される仕事においては重要な要素になる。
筆者の視点と、実際の体験としての具体例が書かれているところも再現性が高い。
その意味で、おススメの一冊である。
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2014年はボクにとって、昨年までに種をまいてきたことが実現できた1年になりました。
マーケティングアイズ株式会社の収益も3期目を迎えかなり好転してきたし、
関西学院、名古屋経営短期大学での教鞭も、自分なりの形を創り出すことができてきました。
そこで新年をむかえるにあたって、2015年の目標を3つ立てました。
■理央 周 2015年 3つの目標■
1. 出版する : 年末まで
2. 海外での講演をする : 9月末まで
3. 新規プロジェクトを立ち上げる : 10月末まで
ちなみに、昨年立てた目標は、
1. 2冊を出版する : 4月と12月
2. 名古屋での新しい学びの場を持つ : 2月から
3. 東京にプラットフォームを創る : 4月から
1に関しては、2冊を11月に、2に関しては名古屋に新しい学びの場をテスト時に設けましたが10月の同時出版で2015年に延期としました。東京でのプラットフォームも同じことですが、その準備としてCPI研究所 長谷川和廣先生のビジネス・サロンで各月で学ばせていただいています。
目標値を立てる時によく使われる言葉に、SMARTという言葉があります。
以下の言葉に沿って目標設定をするといい、という5つの言葉の頭文字を取っています。
□ 具体的な目標値 =Specific を設定する
□ 計測可能な目標値 =Measurable を設定する
□ 達成可能な目標値 =Achievable にする
□ 根拠の明確な目標 =Reasonable に設定する
□ 時間軸を明確にした目標=Time-oriented を設定する
設定する目標には、この5点が入っているべきです。
ビジネスでは目標を達成して、初めて評価されることになります。
この5点を入れ込む最大の理由は、PDCAサイクルにのせるので、
検証を繰り返し目標達成までの経過も同様に重視することにあります。
2015年は、上記の3項目をマーケティング アイズの目標にします。
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■最新刊!■
日経MJ 10月13日の記事に載っていた、
「日本ロレアル 管理職 女性半数が自然」
という記事。
女性らしさを仕事に活かしていくということ
女性管理職の社内比率の増加と、自社の市場でのシェアの拡大が正比例しているとのこと。
現在は47%の管理職が女性とある。
具体的には、社内カフェと呼ばれる社内ので打ち合わせで、
「SNSを使った販促キャンペーンをやってみては?」
というような会話が自然に出てくるなど、細やかなアイディアが自然に出てきているのがポイントだと思う。
ボク自身、外資系出身で女性ブランドマネージャーと数多く仕事をしてきたが、
やはり感性豊かな発想と、「お客様の立場に立つ視点」で優れているため、
ターゲット層に響く表現を開発する能力に長けていると感じてきた。
もちろん、男女の能力差というものは一概に論じることはできないし、
女性比率をあげれば良い、ということではない。
記事には「決断と行動も早い」と書かれているが、
組織として人員配置をしていく中で、適正を考慮する際に男女の差を意識しない、
ということが重要なのだと思う。
外資系企業と日系企業の雇用に対する意識の差
外資系企業で働いた経験で考えると、社員に対する意識が日系企業と異なる。
職・キャリアを基本に考える欧米企業では、
「仕事に人を就ける」
一方で、終身雇用、年功序列が今も心情的に浸透している日系企業の多くは、
「人に仕事をつける」
という差がある。
したがって、欧米の外資系企業では特に「この仕事に必要なのは誰だ」と考える。
「この人ができる仕事は何だ」とはDNA的に考えない体質なのだ。
だから、女性のX氏が適任だと感じたらポジションを提供する。
こんなこともあって、女性登用の比率が高いのは自然なのかもしれない。
日本ロレアルのマーケティング、これからもとても楽しみなのだ。
外資系企業での経験を書いた新刊です⇒ 「「外資系とMBAで学んだ先を読む会話術」」
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