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カテゴリ:「ビジネス書書評」の記事

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だから日本はずれている:20歳代の考えは50歳代の大人とずれているのか

「だから日本はズレている」を読んでみた。
タイトルからして,"なんとなく"面白そうだった。

だから日本はずれている

20代が見た50代の大人たちの今と昔                  

著者は、29歳の社会学者の古市憲寿氏。
ボクは見たことなかったけどテレビにも出演しているとのこと。

見出しのところに「この国の大人はずれている」とある。
思いおこせばボク(たち)も、20代のころは同じように大人はずれている、
理解できないといつも感じていた。

それは高度成長期でも、ボクたちのような三無主義の世代でも、今の20歳代というボクの息子たちの世代でも変わらないようだ。

リーダーはいらない、クールジャパンなんて誰も知らないと、この世代特有の一歩引いた感覚は、
80年代を20代として生きてきた「肉食系」のボクたちにはなかなか理解できなく、
高校の同窓会などでは、同級生の女子たちといつも話題になる。

かといえば、「モノづくりの国は終わったのか?」と提言してみたり、
リスクマネジメントを語って「正しさよりももっともらしさ」が勝つ、と言いえて妙という指摘をしている。

若者という世代について考えてみると                  

著者が優秀だとはいうものの、ボクが20代のころにはこのような視点・切り口で物事を考えることはできなかった。この世代の特長といいところは、ボクたちと比較して、情報の入手が非常に容易であること。同時に、良くないのは情報が多すぎるがゆえにの取捨選択が難しくなり、偏った視点になってしまうことなのかと感じる。

この本は、書下ろしではないようなので各章それぞれに統一感がなくしたがって多くが批判に聞こえてしまうのが残念だけど、このようにそれぞれを切り出す視点は50歳代のおじさんのボクからみたら価値観が違うがゆえに面白く興味深い。
たんなる20歳代の若者、というだけではない深さを感じるのだ。

この本を50代のボクが読むときに、20代の声の代表として読むというより、
20代の中にはこういう若者もいて、こういう視点でものを考え行動する、ということを一例として知っておくと、自分自身の考えの幅も広がる。
ボクにとっては、それがゆえに「ターゲティング」ひいては20代のクラスター分析なんかをしてターゲット像を絞り込むのにとても参考になる。


著者はあと20年すれば、若者ではなくなる。
その時の論調がとても楽しみなのだ。





マーケティング コンサルタント
理央 周


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電子マガジン ポジショニング

I've read "Japan is shifted so" the.
With the title, "somehow" It was interesting

The author, Mr. Furuichi KenHisashi sociologist of 29-year-old.
It was not that you have seen me, but I can and have also appeared on television.

It is the "adult is out of this country" at the heading.
I (we) are also out adult as the days of 20's if Recall,
I had always felt if you do not understand.

Even in high-growth period, even within a generation of three non-principle like me who, it seems does not change even within a generation of the sons of my Toshi-dai of 20 now.

I do not need a leader, and no one knows Nantes Cool Japan, feeling minus one step of this generation-specific,
It can not quite understand to me who has lived as a 20's 80's of "cheetah",
In high school reunion, etc., become the talk of the town with the girls always our classmate.

Speaking of whether, or try to proposed "country of manufacturing it? Whether done," said
You are the indications that Iietemyou to be, win "plausibility than correctness" by telling the risk management.

Author says that's good, but I could not I think of things in perspective, cut like this by the time of the 20's. The nice thing with the features of this generation, as compared to me who, and that the availability of information is very easy. At the same time, you feel that you do something that's not good information, but there are too many of selection therefore becomes difficult, it may become biased point of view.

But there is no sense of unity to each each chapter this book, because it does not appear to be newly written,
Cuts are cut out, respectively, as the interesting interesting.
I feel the depth of it is not just a young man, of 20 years old tantalum.

Rather than when my 50-something read this book, to be read as a representative of the voice of the 20's,
To know as an example that is Some kind of young people in the 20's, and that, to think and act in things such perspective, the width of his own thoughts also spread.

If after '20, the author is no longer a young man.
Tone at that time's a very fun.

キーパーソンマーケティング クチコミの重要性:    ビジネス・パーソンの仕事に活用できる読書術

キーパーソン・マーケティングを読んでみた。
副題には「なぜ、あの人のクチコミは影響力があるのか」とある。

キーパーソンマーケティング

この本の内容~このブログで取り上げる意味     

この本は、以下の内容で構成されている。
- キーパーソンとは誰か?その定義
- キーパーソンをビジネスに活用するには何をどうすべきか
- ヒットに結びつけるには:キーパーソンとのコ・クリエーション
- 理論と課題

慶應義塾大学大学院の准教授である山本 晶先生が書かれている。アカデミックなアプローチを基本とした理論に基づいた、考え方とフレークワークが多く説明されていることもあり、個人の成功体験とはまた違う、という意味で説得力のある内容だった。

たとえば、クチコミひとつとってもその定義に始まり、キーパーソンとクチコミの関係の説明やキーパーソンが情報を発信するときの情報力を量的に効果測定するなど、
分かりやすく同時に実践的に書かれているため、「実際にやってみよう」という気にさせる内容になっている。

したがって、ボクが一番共感した点でもあるけれど、
クチコミを力ずくで発生させようとするとまず間違いなくうまくいかない理由として、

クチコミは、複雑な要因がからみあって生まれる奇跡である

と言い切っている点は、ストレートで素晴らしいと思う。
そもそも、クチコミはコントロールできるものではないし、外的な要因も含めて、
多くの不確定な要素、たとえば周りで起きた大事件や、偶発的なお祝い事など、
も絡み合うし、競合がそのタイミングでどう出てくるかは、企画段階では不明だからである。

しかし、このような不確定要素=リスク があるのは当たり前で、
学者の方々は、不安定でカオスな状況をいかにして普遍的に体系化できるかを考えている。
だから、いくらコントロールできないとはいえ、この本に書かれている事実を知っていれば、
「いいクチコミを起こせる確率は格段に上がる」のである。

ビジネス・パーソンはこの本をどう使えばいいのか?    

では、アカデミックなアプローチが多用されているこの本を、
ビジネスパーソンはどうやって自分の仕事に当てはめればよいのか?

この本に限った話ではないが、まずすべきことは「目的持って読むこと」である。たとえば、

- 自社のビジネスを好転させるために「キーパーソン」になるのは誰か、
- クチコミを増殖させるために自社が現在やっていること・将来すべきことはなにか

などといった具合である。そうすれば、多少学術的な用語やコンセプトが出てきて戸惑っても、
その部分で止まってしまったり、とばしてしまい以降の部分が分からなくなったりすることはない。

また、いくらビジネス書とはいえ、書いてあることが100%自分のビジネスに応用できるわけもない。
したがって、上記のように目的さえ明確にして読み進めれば、
「この部分は使えるけど、ここは飛ばしても大丈夫」
といった具合に読み進めることができて効率もあがっていく。

たとえば、この本では「クチコミはなぜ起きるのか?」という問いに加えて「クチコミをコントロールできない理由」も書かれているため、自社の事例に適応させて、どのようなケースでクチコミが起きるが、自社でやってはいけないことを同時に想定もしておく、といった具合になる。

アカデミックなアプローチを盲目的に信じることは得策ではないが、
個人の成功論による成功哲学的なアプローチよりは、多くの先人のフィルターがかかっている分、普遍性と再現性は高い。
さらに、この本に書かれている事例はボクの見識から考えても実用性が高いと思われる。
その意味でもおススメの一冊である。



マーケティング コンサルタント
理央 周

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I've read the key-person marketing.
I some "Why, is there influence discussions of that person," said the subtitle.

This book is consists of the following.
- Who are the key people? Its definition
- What what to do to make the business a key person
- The link to hit: the co-creation of a key person
- Theory and Challenges


Sometimes Akira Yamamoto, teacher, associate professor of Keio University is written,
Based on the theory that it is the basic approach academic
Sometimes flakes work and ideas have been described many,
It was content compelling in the sense that, also different from the successful experience of the individual.

For example, beginning in the very definition one reviews, etc. to effect measure quantitatively the information force when the key person or description of the relationship, Reviews and the key person to disseminate information,
Because it is written in practical at the same time an easy-to-understand,
It is on what you inspire that "Let's actually doing."

Therefore, it is but there is also the point I was most sympathy,
The reason that does not work is definitely first, it is intended to occur by force a review,

"Review is a miracle born complex factors are intertwined"

I think the point that is taken is called is a great straight.
First of all, review is not intended to be controlled, or even those external factors,
And large matter involving uncertainty, for example, took place around the many celebrations such as accidental,
Also intertwined, and how conflicts do come out at that timing, it is because it is unknown at the planning stage.

However, there is uncertainty = risk such it is natural,
People scholars believe you can do organized universally to how the situation chaotic unstable.
So, although it can not control how much,
And if you know the facts that are written in this book,
"Probability of Okoseru a good review up to much" is the.

So, this book approaches the academic is often used,
Do you should Atehamere in their work how business person?

The not talking limited to this, but it should be first is "be read in with the purpose." For example,

- Become a "key person" in order to turn around their business, who do you think,
- It should be-that their future is currently doing in order to grow the review something

It is a condition such as.
That way, even puzzled terms and concepts scholarly somewhat came out.
There is no possibility that the remainder may become not know or has stopped at that portion, it would skip.

In addition, there is no reason to be said that how much business book, it is written, can be applied to my business 100%.
Therefore, if Susumere reading purpose even in the clear as described above,
"You can use this part, but here is all right and you can skip"
Efficiency goes up to be able to advance in reading and so on.

To believe blindly academic approach is not a good idea,
Than approach a success by the success philosophical theory of the individual, the minute filter of many predecessors is applied,
Reproducibility and universality is high.
In addition, it appears that practicality is high even thought insight from my case that is written in this book.
It is a book recommended in that sense.

世界のエリートの「失敗力」:なぜ成功ではなく失敗から人間は学ぶのか?

世界のエリートの「失敗力」を読んでみた。
これまでも外資系の流儀など興味深い本を出されている、佐藤智恵さんの著書になる。

世界のエリートの失敗力なぜ失敗力なのか?                           

成功法則でなく、なぜ失敗力なのか?
副題に「彼らが最悪の経験から得たものは」とある通り、
失敗から学ぶことは多い、というか、人は失敗からしか学べない、と考えてもいい。

それに加えて、ビジネスパーソンとして、
1.失敗からいかに這い上がることができるか
2.失敗する可能性もあるリスクをとることができるか
という見えない力は必要な要素だったりする

リスクが高ければ当然リターンも大きいし、
変化の早い、特にグローバルでのビジネスセンスが要求されるような仕事において、
チャレンジしなければ、打開策がうてるわけもない。

ボクのようなコンサルタントは、クライアントが製品開発する際に、
クライアントの顧客が予想もしていないことを提供することも必要になる。
したがって、リスクをとるということはある程度までは必須の要件になる。


この本の使い方                                      

この本は、
− ハーバードやスタンフォードといった有名大学院卒業生の失敗力
− 日本、外資系企業の失敗力
を取材を元にした実例として描かれている。

これらを考えてみた時に、
「私は大企業に勤務してるわけじゃないから」
「僕は有名大卒じゃないから」
と思い込むのは尚早である。

いいビジネス書というのは読者が描かれている内容を元に、
何を学べばよいのか、が明示されている。

事例は事例として読み、まずは自分の仕事に置き換えた場合どうなるのかを想像する。
そして第4章にある、失敗を恐れる前にすべきことをよみ、
リスクをとることの必然性をしり、
さらに失敗力の鍛え方で、失敗を恐れずチャレンジする精神をどうもつかを、
学び取り実践すればいい。

成功するために失敗を活かすわけだし、
なによりもあきらめること、やめることが失敗で、
トライして成功しなかったことはそもそも失敗ではない、
ということを教えてくれる素晴らしい1冊だった。


マーケティング コンサルタント
理央 周


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I've read of the elite of the world "failure force " .
Has issued an interesting book and style of foreign so far ,
It is the author of several books, Chie Sato .

Is it a failure force why

Rather than success law , why force a failure ?
"What they got from the experience of the worst ," one street subtitle ,
Can I think learning from failure or rather , many , people can not only learn from failure .

On top of that , as a business person ,
1 . Is it possible to crawl up from how failure
2 . Can you take a risk , which is also likely to fail
Force does not appear that is or was necessary elements

Also return to big risk of course is high ,
Rapidly changing , work in the business sense in the global as required in particular ,
If you do not challenge , there is no way I can type is a breakthrough .

Consultants like me , when the client is product development ,
It will also need to provide the customer of the client is not also expected .
Therefore, it is that risk-taking will be essential to some extent .


 how to use this book

This book ,
- Failure force of famous alumni such as Stanford Graduate School and Harvard
- Failure force Japan , foreign companies
While depicted as examples that are based on coverage and .

When I tried to think of these ,
" Because I 'm not working for large companies "
"I 's not famous college "
The crowded , I think that it is too early .

The business books that say that based on what is drawn readers ,
It is clearly what you are , or should we learn .

Read as a case study example , imagine what happens happens if the first was replaced by their work .
And read a thing to it is in Chapter 4 , before the fear of failure ,
To know the necessity of taking the risk ,
By how to train for the failure force , the mound very much the spirit of challenge without fear of failure further ,
Should I do practice Manabitori .

Because he not take advantage of the failure to be successful ,
Giving up more than anything else , decided to quit is a failure ,
That it did not succeed to try is not a failure in the first place ,
It was a great book that tells us that .

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