Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
収益を好転させるマーケティングとイノベーション

カテゴリ:「ビジネス書書評」の記事

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営業に出ていく前に:できる営業の共通点は「超思考」

このたび、営業をテーマにする本を上梓することになりました。

タイトルは 「なぜか売れる 営業の超思考」 私自身、7冊目になります。 

なぜか売れる営業の超思考

顧客は誰も売られたくない!
と思っています。

根性で売る時代はもう終わりました。
しかし、「営業」はビジネスをするすべての人に必要です。

多くの企業のための「販売戦略」を練った私自身の経験から、
できる営業マンに共通する「頭の使い方」を紹介します。

これまでのマーケティングの本とは、ひと味違うアプローチで
顧客から求められる「戦略営業」について書いた1冊です。

皆さんからの感想、お待ちしています。

マーケティング コンサルタント  理央 周

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頭がいい人はなぜ方眼ノートを使うのか:高橋政史氏の名古屋講演

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのかの著者で、尊敬している高橋政史氏が名古屋で講演をされるとのこと。

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

昨年、この本が発売された時すぐに購入し読み、
気づきと学びを多くいただくコトができたため、すぐにブログに書いた。
その時の記事はこちら→ フレークワーク化

ブログにも書いた通り、この本のコンセプトの中心は

  1. 事実を認識し
  2. 状況を正しく判断
  3. 行動計画を作り実践

という3段階にあると感じた。

この点に大きく共感したので、書いてあったコトを、すぐに実践しようと感じた。
当時複数の企業からコンサルティング依頼の打診をいただいていて、
これまでのマーケティングアイズで使っていたフォーマットに、
この本の考え方を加味して提案した。

その結果2社から契約をいただいたことを覚えている。

もちろんその後も、この本のコンセプトは僕自身のプレゼンテーションや、
コンサルティング、大学院での講義での資料作成などに大きく役立っているコトは言うまでもない。

その高橋氏のライブでの講演が地元名古屋で開催されることは、
名古屋のビジネス・パーソンたちに大きな刺激になる
この上なく嬉しいことなのだ。

講演の詳細はこちらから。

⇒ 第13回限界突破セミナー 高橋政史氏講演
私も参加します。

マーケティング コンサルタント 理央 周

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ネット検索が怖い:SNSでの情報発信に必要なリテラシーとデリカシー

ネット検索が怖い
読了。

「忘れられる権利」の現状と活用 という副題がついているとおり、
ふと入れてしまった個人情報が悪用されてしまい、拡散されたり、
掲示板にいろんな中傷を書かれてしまったりという事態を、

何に気をつければいいのか
そもそも削除できるのか
その手段はあるのか

という視点で、ITに強い弁護士の著者が書いている。

この問題は非常に奥が深く、難しいことなのだと感じる。
ネットにいったん出てしまった情報は、自分で消すことができると思い込んでいても、
SNSなどの普及でどんどん拡散し、自分ではコントロールできなくなるからだ。

さらに、Web2.0以降、CGM(Consumer Generated Media)と呼ばれる、
自分で発信できるネット・メディアが普及して、
誰でも自由に情報をネット上に出せるようになった。

つまり、一人一人独自の判断「のみ」で、情報を世の中に出せるようになったのだ。

そうなると、仮に公序良俗に反した情報がネットで出て、
そのまま拡散されてしまうこともできる、
極端にいうとそういうことになってしまうのだ。

したがって、ネット上で仮に誹謗中傷された場合、
「ネット上での情報から忘れられる権利」が存在することを、
筆者は指摘している。

もっとも、である。
発生する可能性は否めないので、リスクとして起こりうること、
そして発生してしまった場合の手段の一つとして、覚えておく方が良いことだと思う。

ネットで加害者にならないようにすることも重要である。
言葉は双方向でリアルタイムで話をしている時なら、
齟齬があっても修正できる。
しかし、ネットではいくら双方向に見えても、言葉を間違って解釈されたら、
訂正することは難しく、誤解されたまま解釈されてしまう。

筆者は、加害者にならないために、
「冷静であれ」
と言っている。

飲んだら読むな、飲んだら書くな、である。

ネットの加害者と被害者は紙一重である。
ITの進化は素晴らしいが、同時に不確定要素も多く、
危険な部分もある。

リテラシー(読解能力)が必要であると同時に、
デリカシーが必要なのだ。

ネットを活用する上で読んでおくといい、オススメの1冊だった。

マーケティング コンサルタント  理央 周

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センスは知識からはじまる:センスのよさとは何か?を考える

「センスは知識からはじまる」読了。

マーケティング活動、というかどんなビジネスや仕事においても「センス」は必要である。
一般的に、センスとは感覚的なもので、もって生まれた才能と思われている。

実際にボク自身もそうだった。
センスという言葉はあいまいな、また広範囲を指す言葉なので、受け取る側の解釈もバラバラなのだ。


【センスとは?センスの良さとは何か?】

著者はまず、「センス」を「数値化できない事象を最適化すること」と定義している。
したがって、「センスのよさ」とは、

数値化できない事象の良しあしを判断し最適化する能力

と定義している。

これにまず衝撃を受けた。
まさにその通りである。

マーケターとして長年広告をはじめとするクリエイティブを扱ってきた。
広告案開発の段階で、ボスは、
「今回のキャンペーンは〝センスのいい"CD(=クリエイティブ・ディレクターを指名しろよ」
などと、指示を出す。
「もちろんです!」
と調子よく答えながら、「カッコいい、トンガったアイディアを出すH社の鈴木さんだな」
などと、あいまいな思考で仕事をしていた。

マーケターはどちらかといえば、数字を扱うサイエンスの領域でまず仕事を開始する。
クリエイターはそれを受け、アートの領域で広告のコピーとイメージ部分を開発する。

ここで、双方の共通理解が必要になる。
この共通理解を最大化するのが「センス」なのだ、と著者は言っている。

【センスを磨くには?】

センスを磨くにはどうすればいいのか?という問いに対し、著者は「知識を集積せよ」という。
また、

知識は紙で、センスは絵だ

とも言っている。用意する紙が大きければ大きいほど、大きな絵が描ける、という意味である。

この意味は、「すべての仕事は価値を創造していくことで対価を受けるから」とのこと。
そのために、必要な知識を集積し、そこから予測できることこそが「センス」なのだという。

たしかに、イノベーション的な発想というのは、既存のモノどうしの掛け合わせである。
著者も書いているように、イノベーションにつながるセンスの良さも、


知識と知識の掛け合わせ

ということができる。

【センスを阻害するもの】

したがって、センスを磨くこと、センスのいいアイディアを出すことを邪魔するものは、

思い込みと主観性

であり、好き嫌いではない。

したがって、不勉強でいるとセンスも磨かれることはない、という。

私も拙著「ひつまぶしとスマホは同じ原理でできている」(日本経済新聞出版社)に書いたが、
画期的なアイディアが出ないことを阻害する思考停止には2つの要因がある。
「固定観念」と「過去の成功体験」なのである。

一歩下がる「客観的な視点」こそがセンスを生む、という点にも大いに共感する。

センスこそが、私のようなフリーランスの仕事では特に価値を生む。
価格競争、値引き合戦から脱却できるのだ。

その意味で、コンサルタント、起業家、士業という枠の外の、
すべてのビジネス・パーソンおススメ、というよりも必読の一冊である。

    

マーケティング コンサルタント  理央 周

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No Second Lifeのブロガー&株式会社ツナゲル代表取締役 立花 岳志氏の「情報発信・ブランディング講座」in名古屋

No Second Lifeのブロガーであり、株式会社ツナゲルの代表取締役 立花 岳志氏の、
「情報発信・ブランディング講座」に参加させていただいた。

今年1月のブログ入門講座以来、半年振りに聞かせていただいた講座、
内容として響いた点も多くあった。

  • 個人の情報発信でできること〜普通の人から特別な人になるには
  • プロになるとは「好き」を「得意に磨き上げる」こと
  • 誰かの役に立つことを発信すべき

という言葉は、起業家として特に創業期に必須の考え方になる。

私も多く相談を受けるがその多くは「売上が上がらないんです」というもの。
しかしドラッカーが言っているように、事業の目的は顧客の創造であり、
売上を上げることではない。

起業直後は特に、まず考えるべきは自社のコンテンツを精査し、
ターゲット層に向けて発信をしていくことである。

発信は市場とコミュニケーションするということである。
逆にいうと、発信をしないということは「誰にも伝わらない」ということであり、
顧客の創造にも繋がらない。
非常に重要なことなのだ。

質の高い内容を聞きに来た参加者の皆さんは、目をキラキラさせ受講していた。
しかも満席だった。

立花氏の講座に人が集まるのはなぜか、と考えたときに、
まずは「本質的」であること。
つまり表面的な「ブログの書き方」とか「ネットの活用」ではなく、
なぜ起業家として発信することが重要なのかを話している。

もう1点は、この高度な内容を「再現性」高く発信していること。
つまり、仕事に即使える内容なのだ。
ビジネスとして参加している方々の目つきを見ればわかる。
真剣なのだ。

本質的で再現性が高い。
ご自身が言っているように、「役に立つ」情報を発信することで、評価を得ている。
起業家が学ぶべきことをご自身でされていることを実感できた。

  

マーケティング コンサルタント  理央 周

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