Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
収益を好転させるマーケティングとイノベーション

カテゴリ:「ビジネス書書評」の記事

前の5件 20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30

韓国仕様ハングル語版での出版物:マーケティングを日本から世界へ。

拙著「なぜか売れるの公式」のハングル版が手元に。

ボクとしては、初めての海外での出版物になる。

ロサンゼルスでの講演に続いて、海外進出を目指し、今年を進出元年と位置付けるボクにとっては、
非常にうれしい出来事なのだ。

2009年に会社を辞め、起業したボクがこれまでずっと掲げてきた経営理念は、
「ビジネスをするすべての人に、マーケティングの楽しさと重要さを伝えること」

「マーケティングは難しいんですよね」
「どこから手を付けていいのかわからないんですよ」
といったことを今でもよく聞く。

ボク自身、これまで30年近くマーケティングに携わってきて感じるのは、
マーケティングこそが企業がすべきこと、
また、経営という概念に非常に近いことだということ、
そして、「顧客のために何ができるか」こそが、ドラッカーの言うように、事業の目的なのだ。

したがって、
「マーケティングを難しく考える必要はないんですよ。
大事なところだけ、まずは学べば、
皆さんの事業の収益を好転させることができるようになります」

ということを、すべてのメディアを通して発信していくことが、ボクのミッションだと思って行動している。

ボク自身の目標は「コトラーやドラッカー」になること。

世界の人たちに、マーケティングつまり顧客視点を持ってもらえればと思っている。

IOTをはじめとして、「マーケティングの概念」そのものが大きく変わっている。
世界は「グローバル化」、つまり地球規模での市場を考える時代になっている。

その意味でも、マーケティングこそ、次のフェイズに行くべきなのだ。

日本発、世界へ

この一冊から広めていきたいと思っている。

マーケティング コンサルタント 理央 周

*このブログの定期購読はこちらから → follow us in feedly *記事のブックマークはこちらから→ このエントリーをはてなブックマークに追加

「企業間取引 B to Bのマーケティング "営業"のついての最新刊売ろうとするから売れない


新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:→マーケティング アイズ

売れる理由を学ぶメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。詳細はこちらから:

1200x628_01_02.jpg

関連記事はこちらです:↓

中小企業のためのプラットフォーム戦略:顧客との関係性を深めるために

ザ・プラットフォーム ~IT企業はなぜ世界を変えるのか? を読了。

もともと注目していたビジネスモデルである「プラットフォーム戦略」について、
別な視点からも考えてみたかったので読んでみた。

【プラットフォーム戦略の中身と時代背景】

書かれている内容は、

  • プラットフォームとは何か~その定義
  • プラットフォームの共有価値観~アップルやグーグルに事例から
  • プラットフォームは世界の何を変えるのか?~シェアリングエコノミー
  • プラットフォームは悪なのか?~不安喚起など負の側面
  • 日本型プラットフォームの可能性~リクルートや楽天の事例
  • プラットフォーム消費とは~ニコニコ動画やミクシイの事例

といった内容である。

プラットフォームを知り、自社にそのコンセプトを取り入れるために読んでおくべき内容が網羅されている。

そもそも、顧客とは一度以上自社プロダクトを購入・契約したことがある人たち。
その顧客との良好な関係を、持続的に持つことが重要になる。
新規顧客を獲得するには、より多くのマーケティング的なコストがかかるからだ。

その手段として、これまで大半を占めていたのが、コミュニティ形成。
さらに「囲い込み」と言われる顧客層への包囲網である。

顧客に有益な情報を提供する、という大前提であればコミュニティ形成は重要だし評価もされる。
しかし、単なる囲い込みでは、ITが進化し透明性が増す現代においては、
企業側の意図があからさまに「見え」顧客側も心理的に引いてしまう。

なにより、囲い込まれることが好きな人は少ない。
駅のプラットフォームに、好きな時に好きな駅で乗り降りするように、
これからは「オープン性」が高く評価される。
今すでに、なのかもしれない。

好きな時にiTunesでアプリを買ったり、フェイスブックでコメントをする。
その方が強制されるよりも多くの人を惹きつける。

【中小企業がプラットフォーム戦略をとるには】

では、このようなプラットフォームはアップルやグーグル、フェイスブックにしかできないのだろうか?

規模を追い求めない限りはできるはずである。

基本的には、

  1. オープンに自社の価値を提供できる場所を提供する
  2. 顧客に有益な情報やサービスを提供する
  3. リアルとITを融合させる

ことで、顧客へのコミュニケーションをとり続けられる。

重要なのはオープン性とコンテンツの質の高さなのだ。

弊社のコンサルティング提案の軸にもしていく、
これから必須の考え方になるプラットフォーム戦略。
理解するための第1歩としての良書である。

マーケティング コンサルタント 理央 周

*このブログの定期購読はこちらから → follow us in feedly *記事のブックマークはこちらから→ このエントリーをはてなブックマークに追加

「企業間取引 B to Bのマーケティング "営業"のついての最新刊売ろうとするから売れない


新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:→マーケティング アイズ

売れる理由を学ぶメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。詳細はこちらから:

1200x628_01_02.jpg

関連記事はこちらです:↓

成果につなげるノート術:頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?の、高橋政史氏の講座

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?の、高橋政史氏の講座を受講した。

以前にも、このブログで書いたが、この本に書いてあるフレームワークを使い企画書を作成したら2件の契約を受注できたことがあった。

本を読んだだけでも、かなり深く理解できたのだが、
実際に説明を受け、ワークをしたので、より深く理解でき、
また、今日これから帰って実践しようという気持ちになった。

今日学んだことは、

「フレームを準備すること」の重要性に尽きる。

⒈そのフレームは、どのようなシチュエーションでも活用できるものであるべき
2.全体像を見回すことから始めるべきである
3.フレームワークを固めることができたら「勝ちパターン」を用意するべき

ということが3つのポイントを抑えることである。

そのフレームワークは、高橋氏の著作に書かれている通りで、
方眼ノートにおいても、

上部左を2本線で分割
その左に3つのポイント

下部は3分割し、
左に4つの事実
その中から1つ選び「なぜ」を2回
最後右欄にはアクションプランを書き出す

という実践方法になる。

これも、僕の場合で言えば、大学での講義で学生に提出させるレポートにも応用できるし、
クライアントさんへの会議内容やレポート、ノートの取り方のアドバイス
に、繋げていくことができる。

ノートは考える武器だ。

という最後の言葉に集約される。
この本に出会い、この講座を受講してよかった。
明日からさっそく今日聞いたことを実践しようと思う。

  

*本編が左で、右は図解版

 

マーケティング コンサルタント  理央 周

*このブログの定期購読はこちらから → follow us in feedly *記事のブックマークはこちらから→ このエントリーをはてなブックマークに追加

「企業間取引 B to Bのマーケティング "営業"のついての最新刊売ろうとするから売れない


新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:→マーケティング アイズ

売れる理由を学ぶメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。詳細はこちらから:

1200x628_01_02.jpg

関連記事はこちらです:↓

No1トヨタ 7つの仕事魂:トヨタの強さの秘密と理由は人~モノづくりはヒトづくり

No1トヨタ 7つの仕事魂 読了。

名古屋に生まれ育った僕にとって、トヨタというのは特別な存在。

トヨタの景気がよければ、名古屋の景気もいいし、
トヨタ自動車といえば、愛知県の産んだ世界最大再校の自動車会社なのだ。

カッコいい車、素晴らしい業績、といった一見華やかに見えるトヨタの実績は、
いったいどこからくるのだろう?と考えたことはあるだろうか。

洗練とか、効率といった米国式の効率化とは異なる、
「人間力」にある、とボクは思っている。

この本の特徴は、トヨタ生産方式やマーケティングについてではなく、
トヨタの人たちが何を理念として「働いているのか」について書かれている。

つまり、トヨタ最大の特徴であり、トヨタの強さである点について、だ。

象徴的なのは第3章の「モノづくりで大切な3つのこと」

  • 一生懸命にやる
  • 時代の流れに即している
  • 陰でサポートしてくれる人がいる

の3つである。

今年4月に、豊田章一郎氏の講演を聞く機会があった。
テーマは「モノづくり人づくり」
(その時の記事はこちら⇒ トヨタの強みは理念の浸透にあり

豊田章一郎氏がおっしゃっていたのは、
「愚直」と「現地現物」の2点。
トヨタの社員方々が繰り返し言及するこの3つの概念だった。

まさに、この本はその事例にまで触れ、その核になる部分を聞きだし、
ビジネスで再現できるまでに昇華してくれている。
トヨタ本の中でも、人に焦点を当てた独自の本である、といえる。

その意味でも、本質をついている。
筆者は、前作「No. 1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡」でも、
見事に内面をとらえ、読者に「自分の仕事につかえる」事例を出すことに成功している。
(その時の記事はこちら⇒ No. 1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡

経営理念の本質、組織としての人間力の向上を目指す経営者にとって、
おススメの一冊になる。

 

マーケティング コンサルタント 理央 周

*このブログの定期購読はこちらから → follow us in feedly *記事のブックマークはこちらから→ このエントリーをはてなブックマークに追加


新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:→マーケティング アイズ

売れる理由を学ぶメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。詳細はこちらから:

1200x628_01_02.jpg

関連記事はこちらです:↓

中小企業が採用すべき人材は?:タレントの時代

「タレント」の時代 読了。

副題に、世界で勝ち続ける企業の人材戦略論とある通り、
企業がいかにして、画期的でイノベイティブな製品を開発できる人材を確保し、
教育し、継続して活躍させていくことができるか、ということに焦点を当てている本である。

【タレントの定義】

この本で著者はタレントを、

  • 複数分野の知識があり、創造的知識労働、目的的・改革・地頭・洞察・未知を既知に変える能力を持つ人

と定義している。(P154)

創造的知識労働とは、

  • 否定型的で、新しいものを創り出す。新規のプロダクト・プロセスを創り出す労働

とのこと。

タスクを処理するだけの労働ではなく、「知恵」を振り絞り、
新しい価値を創造していく開拓者的な人物だということになる。
書いている通り、「先進国で最も必要とされている」人材なのだ。

【タレントであるために】

したがって、タレントと、それ以外の日との違いは、

  • 創造性
  • 非定型性

にある。

私も以前そうだったのだが、まじめすぎて型にはまらなければ「間違っている」と感じてしまうメンタリティでは、タレントとなりえずイノベーションを起こすことが困難になってしまう。

本の中では、MBAに対しても「経営のプロが、無力」な業界や領域があると説く。
私自身MBAだし、ビジネススクールで教鞭をとっていることもあるので、全面的に肯定はできないし、するつもりもない。

しかし、私も取得直後はそうだったが、
確かにフレームワークだけを「覚え込み」、すべてあてはめようとしたり、
MBAは万能だと思い込んでしまったりすること自体、
実社会でのビジネスにおいては、非常にリスクが高くなる。

著者は、製品開発においては「学際領域(複数の研究分野が必要な領域)」という点を挙げているが、
その意味において、私も同感だし、研究領域に固執し、幅を広げられないMBA(に限らないとは思うが)がいるとしたら、やはり実社会での仕事では通用しない。

  • ライバルが足をすくう
  • バカほど威張る

という(極端な表現が楽しいが)ことは組織では、私の会社員時代でも散見された。

【中小企業はどうすべきか】

この本は中小企業の経営者は必読である。
なぜなら、大企業よりも「人」一人の比重が自社にとって高いからである。
タレントが一人でもいるのでは、会社に与えるインパクトが違うのだ。

この本では、有名なトヨタの主査精度(チーフエンジニア制)と、
スターバックスのホスピタリティが紹介されている。

スタバでは、製造業で試作を量産化するときのように、
行動手順があり、画一的ははない笑顔と思いやりを提供しているとのこと。

まず1点目として、
組織を構築するときに、トヨタの主査のように広く深い責任範囲をもつナンバー2やナンバー3を育てること

2点目として、単一領域ではなく複合的な領域、たとえば製造と経理、デザイン、人事など、
クロス・ファンクションという視点でタレントを育てること。
きっと、大抜擢が必要になるはずである。

3点目として、非定型的つまりルーティンでない仕事を「無理を承知」で与えること。
そして、創造性を目標の一つに入れていくことになるだろう。

ヒト・モノ・カネ・情報・時間という5つの経営資源の中で、
唯一の生き物である「人」。
人で勝負がつくのは、考えてみたら当たり前なのだ。

なので、単に優秀な人材を確保・採用すればいいというわけではなく、採用⇒教育⇒継続のループを戦略として考えるべきなのである。

その意味でも、ビジネス・パーソン必読の一冊であった。

マーケティング コンサルタント  理央 周

*このブログの定期購読はこちらから → follow us in feedly *記事のブックマークはこちらから→ このエントリーをはてなブックマークに追加


新規事業・ビジネスモデル開発を目指す経営者の方はこちら:→マーケティング アイズ

売れる理由を学ぶメルマガ⇒ 「なぜか売れる」の公式バックヤード」 では、ヒット商品に共通する「仕掛け」はマーケティングにあり!という記事を毎週発刊していきます。詳細はこちらから:

1200x628_01_02.jpg

 

関連記事はこちらです:↓

前の5件 20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30