ボクは子供の頃から、演芸やお笑いが大好き。
落語も好きで、見たり聞いたりするだけでなく、
講談社文庫だったと思うが、分厚い古典落語の本を数冊読破したこともあった。
考えてみたら、落語には、
相手を思いやる気持ちや、人間の本音、
当時のユーモアの背景にある、ペーソスなど、
人間の心そのものが現れている、
と感じていた。
だからこの「大人の極意」というタイトルを見たときに、
ビジネスでのコミュニケーションにも使えるのでは、
という考えに至ったのだ。
愛宕山の噺をベースに、
「サラリーマンはNOというべき」ということを書いている章がある。
ここでは、旦那を喜ばせる太鼓持ちの噺をベースに、
会社での人間関係にたとえると、
組織なので、無茶振りをしたり、部下を私用に使ったりする上司がいたときに、
全てをNOということはできない。
しかし、言い方によっては、相手に俯瞰感を与えずに断ることだってもちろんできる。
100%太鼓持ちであることは、やはりいいことではない、と説く。
古典に学ぶのと同じで、やはり語り継がれてきたことには、
含みと気づきがあるものなのだ、
ということに改めて気づいた。
世の中の情報には、必ず何か、自分の仕事に使うことができるヒントがある。
この本で語られている落語には、仕事において最も悩ましい人間関係を、
さらっと、流していけるヒントが満載だ。
マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)
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