毎年自主開催している、マーケティングアイズビジネスライブ。
今年は、テーマをビジネスモデルとしたので参考に使うために読んでみた。
そもそも、ビジネスモデルとは、単なる手法論ではなく事業戦略であること、また単なるバズワードでもなく、多くの研究者が長年研究を重ねてきた学問テーマである。
どうしても流行の言葉として、今いろんなところでビジネスモデルが取り上げられているが、多すぎる情報によって、ビジネスパーソンが曖昧な思考を持ってしまっていると私は思っている。
したがって、表現とか、流行ということよりも、まずは自分の中で定義をしてみること、そして、ビジネスモデルを自分のビジネスに当てはめることができるようになるのが重要だ。
まず、私はビジネスモデルを、
顧客価値を見直し、収益を好転させる仕組みを作ること、
と定義している。
混沌としているビジネス、戦略、マーケティングの周りで、
ビジネスを進めていく上でどうしても思考が曖昧になってしまうことが多い中、フレームワークで見える化していくということが重要なのだ。
したがって、ビジネスにおいてビジネスモデルを考えていく上で、
いろんなパターンを知り、自分の中での引き出しを増やし、
そして変化に対応し状況を正しく判断することにより、
自分のビジネスに当てはめる、「自分化」できるようになることを、
目標とすべきなのだ。
このビジネスモデルナビゲーターは、
必勝パターン55というビジネスモデルのパターンをあげて、
それらを組み合わせて新規事業モデルを見出そう、
というのがコンセプトだ。
数あるビジネスモデルの書籍の中でも、
これほど多くのビジネスモデルのパターンを網羅していること、
そしてこのIT時代にとおいて重要な、新しい考え方を取り入れていること、
さらにビジネスモデル単体を覚えてもあまり意味がなく、
組み合わせる事がまずは大事だということ、
さらに、その組み合わせを自分のビジネスに当てはめて、
最適化していくことが次に重要だと言っている点が、
この本を読んだ後の再現性が高くなっている最大の理由だ。
このビジネスモデルナビゲーターは非常に優れた書籍だと言える。
マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)
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