今回のニューヨーク旅行、テーマは「住んでいるよう」に泊まる。ということで、2日目は今まであまり行ったことがなかった、アッパーウエストサイドへ。
その時に、たまたま歩いていて発見した、バンクシー。妻が発見し、「本物かな?」と二人で話していて、ネットで調べてみたらどうも本物らしいとのこと。
さらに調べてみると、先ほど立ち寄ったばかりの、この近所の高級スーパー 「ゼイバース」が保護しているとのこと。よくみると書いてある。
大事に厚めのプラスティックでカバーされてるのが素晴らしい。
このことをSNSで投稿したら、友人が日本にもありますよ、しかし、このような保護がされていない、とのことだった。ニューヨークと日本を単純に比較する意味はないが、私の視点からは、地域に根付いている地場のスーパーが自主的に保護しようとしている点に注目すべきだと思う。
ゼイバーズは、アッパーウエストサイドにある老舗の高級スーパー。入った瞬間に広がるチーズ売り場が壮観。食材が豊富で珍しいものまで置いてあり、お客さんたちが店員さんと仲良く話しているのは、まるで昔の日本の市場のよう。みるからに、地元に根付いているスーパーマーケットなのだ。そんなゼイバーズが、自らの努力で、近くに書かれたバンクシーの絵を保護しようという姿勢が垣間見える。
この行動から学べることは、1企業としてできることはたくさんあり、それがどのような形でも、街を守ったり顧客のためになったり、環境の保護だったり、と社会に貢献することの重要性と、それが共感され、ブランドイメージの一助にもなる、ということだ。
儲けるため、稼ぐために何かをすることが企業を継続させていく上では必要だが、社会や顧客に何ができるか、を考えることも、顧客に支持されるには必要なことだ。それを教えてくれる一例だった。
マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)
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