地頭より、論理的思考力より、大切なものと言う副題に惹かれて読んでみた。
実際に、マッキンゼーで仕事をされていた方抱き合って、実例がとても興味深い。
アメリカ人は会社ではなくキャリアを選ぶとか、
マッキンゼーでは経営課題の相談を受け、問題の解決法を3つ見つけ、解決する、というステップの中で、人間的な質が必要であるということに共感する。
というのも、この中で自頭がいいことが必要なのは、第2ステップの問題の解決方法を見つけるパートのみだということ。
経営課題の相談を受けるときは、
確かに信頼関係がある程度できていること、
そして、経営者がどの程度まで突っ込んで相談に乗って欲しいと感じるか、
さらに、その段階で信頼されていればいるほど、
深く話しをしてくれるし、こちらも聞き込める。
解決するステップにしても、
粘り強く仮説を検証し、数値を追い、目標達成に向けて、経営者とともに取り組む。
この2つのステップに関しては、
人間力が必要なのだ、ということを改めて認識できた。
章立ては、
第1章 誤解される採用基準
第2章 採用したいのは将来のリーダー
第3章 様々な概念と混同されるリーダーシップ
第4章 リーダーがなすべき4つのタスク
第5章 マッキンゼー流リーダーシップの学び方
第6章 リーダー不足に関する認識不足
第7章 すべてのリーダーに求められるリーダーシップ
終章 リーダーシップで人生のコントロールにいる
働き方改革含めて、今どう働き、何をアウトプットすべきか考えるべき時代だ。その意味でも、お勧めの1冊だった。
マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)
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