外見戦略を学ぼうと思い、エグゼクティブ・プレゼンスの第一人者である丸山ゆ利絵氏の「一流の存在感がある人の振る舞いのルール」を読了。
そもそも、エクゼクティブ・プレゼンス、という考え方が存在し、
経営者だけではなく、プレゼンテーションや、日々の仕事の進め方に関しても、
使えるコンセプトだということを、
編集者の方に教わったのがきっかけだった。
まず、冒頭の第1章にある、
「鏡に映る表情はいつもの自分ではない」
という見出しに、なるほど!と感じた。
私は人前に出る仕事ということもあり、
仕事に出かける前には、姿見で自分をチェックする。
しかし、この本を読むまでは、正面からのみ、
つまり、自分で見える姿しかチェックしていなかった。
考えてみれば、いったん外に出れば360度の方向から見られることになる。
正面からは、体裁が整っていても、後ろからではNGかもしれない。
さらに、もっと言えば、他人に見られる可能性があると常に留意するその「姿勢」そのものが重要だと、
この本は教えてくれている。
人は言葉より先に相手の様子で判断している~パラランゲージ(周辺言語)
一流の人は「人を大事にする」
人の悪口が言える人は客観的な視点が無い
話題の振り方は3・2・1のバラスが最適
服装は人から見える内面である
服装に迷ったらよりドレスアップする
一流の人はブランドよりも手入れを大事にする
こういった、すべきことよりも「心構え」が多く書かれている。
外見戦略とか、マナーの本は数多くあるが、
世界というか、多様性に通じる「ビジネス・パーソンとしてのあり方」について、
これほど、明快に書かれている本に出会えたのは珍しい。
この本は、一つ一つの手法を真似てみる、
という読み方ではなく、
エクゼクティブ・プレゼンス、という考え方を体得する、
という取り組み方で読んでみることをおススメする。
マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)
ロングセラー御礼「 なぜか売れるの公式」& 最新刊 「なぜ、お客様はそっちを買いたくなるのか?」
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