毎週、関西学院大学 ビジネススクール(IBA)での講義で、兵庫県西宮市にある上ヶ原キャンパスに行くのだが、
学生生協の近くに、この標語が刻まれた石塚がある。
"stubborn" という言葉には、「頑固な」「強情な」という軽蔑的な意味と、「断固とした」「不屈の」「手ごわい」などの良い意味があり、ノーブル・スタボネスの標語は「高貴な粘り」「品位ある不屈の精神」「高尚なるねばり強さ」「気品の高い根性」などと訳されながら関西学院大学体育会全体のモットーとなっていった。
(関西学院大学のホームページより)
品位ある、高貴な、というところが、いかにも関学らしくていい。
ボクが教鞭を取っているのが、国際経営コースなので、留学生が多いこともあり、この言葉はとても心に沁み入る。
自分の母国語ではない国で、マスターを取得するために、自分と違う国の学友たちと切磋琢磨しながら学ぶ。
ボクもそうだったが、これが並大抵ではない。
授業について行くだけでも大変な上に、毎日の生活のことや、情報入手など、全てが初めての体験なので、通常の倍以上の時間と労力がかかり、疲れも溜まるのだ。
そんな中で、学位を取って希望の企業に就職するために必要なのは、頭の良さや体力も大事だが、何よりも達成に向けての、泥くさい粘りなのだ。
もちろん「正当な手段」で。
品位ある粘り、諦めない気持ち、という意味においても、この標語を、今の学生達とディスカッションしながら、ボクがMBAを取得した時のことを思い出しながらみている。
マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)
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