「私の名前は高城剛。住所不定。職業不定。」読了。
ハイパーメディアクリエイターとしても、
沢尻エリカの元旦那さんとしても、非常に有名だった高城剛氏の本。
とても興味深く読むことができた。
対話形式で書かれているこの本、中でも面白い高城氏の答えがあったので抜粋してみる。
- アイディアと移動距離は比例します
- 日常から離れれば離れるほど欲と俗が無くなり、自身が活性化しアイディアが沸き出す
- お金や欲望はアイディアの天敵。
- かっこいいとは不自然なことを言う。脱クール。
- 失う事は、得る事への第一歩。
- こだわりの逸品とは20世紀的固定観念の塊。
高城氏がこの本で言っていることは、当たり前のようで当り前では全くない。
高城氏のような才能やもって生まれた度胸の良さなどなど、
すべてを持っている人が多くない中で、
「ボク達にできるのか?」と思う人も多いはず。
ボクもそうだった。
でも、すべてを参考にしたり、真似したりする必要は全くない。
高城氏が言っていることは、仕事でプロジェクトを組み立てていく上で、
持っているべき姿勢だし、煮詰まった時のアイディアの転換にもなる。
こういう考え方があるんだ、と気づくだけでもこの本を読む、
またはこの本と出合うことに大きな意味がある。
こういった日常の中にある常識的な違和感というか非日常を、毎日意識できるか、
ほんのちょっとのことだが、やれているだけで自身の仕事出のアウトプットの、
大きな違いになって出てくるであろう。
とても画期的な内容だし、構成や編集もオリジナルでクリエイティブだが、
その意味で、一度は手に取る価値のある、おススメの一冊だった。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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