「9割の人が小物選びで損をしている ビジネススーツを格上げする60のルール 」読了。
ボクは人前に出る機会がおおいため、パーソナルスタイリストに外見戦略をお願いしている。
講演、セミナー、クライアントとの打ち合わせ、メディア取材、会食などなど、
様々なシチュエーションがあり、それぞれ対象者が違うのだ。
たとえば、講演で言えば大企業の経営者向けと、商工会議所などでの起業家向けでは、
同じマーケティングをテーマにするにしても、「着るもの」を変えている。
前者ではオーソドックスなスーツスタイルだし、
後者では、カジュアルなジャケパン、といった具合だ。
講演でもコンサルティングでも、最も注意を向け力を込めるのは、
もちろん「コンテンツ」である。
しかし、外見で損をするのはかなりもったいない話だし、
第1印象で好印象を与えることができれば、
聞く側としても、より腹に落ちるだろうし、ボクとしても話が進めやすい。
四半期に一度、スーツやシャツ、ネクタイに靴などに関し、
対象者別のどのようなコーディネートをするかを、
スタイリストさんから提案書をもらっている。
戦略によって、コーデを変えているのだ。
しかし、靴下や靴の細かい種類、コートやバッグの選び方などに、
基本というものがあることを、この本で初めて、しかもかなり詳しく知ることができた。
靴の形や色デザインごとにランク付けされること、
靴の試着前に履いておくべきソックスなど、
かなり深くまで書かれている。
この本のいいところは、その理由までが説明されていて納得できるため、
これから自分で買い物に行く際にも、迷わず間違ったものを避けることができる。
外見よりも内面が重要であることは百も承知、
の上で外見を気にして、より良い外見にしていく。
僕のようなフリーランスには、仕事上も非常に重要なのだ。
しかも、ボクの場合はしっかりとしたコーデをすることで、
気も引き締まり質の高い仕事ができる。
その意味でも、ビジネス・パーソンにとって参考になる一冊だった。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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