昨日は、赤酢のすしが食べたいということもあり、友人が連れて行ってくれたお店、吉法師。
名古屋の真ん中にあるにもかかわらず、奥まで広くカウンターはもちろん、個室もある。
昨日は4人ということもあり、堀ごたつの個室へ。
まず出していただいたのがこちらの「かにのせ のお豆腐」
ふんわりと美味しく、丁寧に和食ならではのお仕事がされている感じがする。
次にこちら。5種の先付。中でもボクが一番気に入ったのがこちらのモズクに雲丹がのせてある。酢がきつすぎず、口当たりもちょうどいい。ともすれば、雲丹に負けてしまうこともありそうだが、絶品だった。
こうなるとやはりお酒は、大吟醸 黒龍 の「しずく」がおススメとのこと。
ボクは、純米のようなどっしり感がある日本酒が好きなんだけど、黒龍 しずく は、スッキリした淡麗感が特別。何杯でも飲める感じがいい。さらにいつも講座でも言っている「大福帳」が首から下がっているのもなんともうれしい感じだ。
こちらでは、飲むときにこんな風に
- まずは皿を敷き
- 徳利に入れてあふれさせる
- それをおちょこで受けて一人ずつ楽しむ
というなんとも風情のある飲みかたをさせてくれる。
寿司のための醤油はこのような小瓶が一人に一つずつ。とてもうれしい配慮だった。
ボクがうれしかったのは「お寿司を3回に分けて出させていただきます」という配慮。
寿司好きのボクにとって寿司懐石もとてもうれしい。でもたまに先に出てくるものが多すぎて、寿司が出る時にはおなかいっぱいになってしまうことがある。こちらのお店ではその辺も配慮して出してくれている。
まずは、奥から中トロ、いか、穴子、金目鯛。
穴子のふわふわ感がなんとも素晴らしい。
次は、のどぐろにサバ。どちらも脂がのっていて最高に美味しい。ボクの大好物なのだ。
最後にフグ、海老、赤貝に、うにといくら。新鮮なんだけど、しっかりと仕事がされていてしゃりとの相性も抜群だった。
もちろんこれ以外に、お椀やスイーツなど盛りだくさん出していただいた。
もう一度来たくなるお店だったのはなぜだろう、と考えてみる。
客にとって、美味しいのは当たり前。
お店の方々のおもてなしも、かなり丁寧でかゆいところに手が届くし、不要なときにはお部屋に来ない配慮も素晴らしい。
それに、お酒や部屋の演出も雰囲気がありさらに独自性も豊か。
そしてなにより、お寿司を3回に、とか、あふれるとっくり、とかのちょっとしたほかのと違いがいい。
独自性、というものはやはり評価される。
外食は「非日常」を楽しむもの。驚きと刺激が、顧客の驚嘆=カスタマーデライト につながる。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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