ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人氏の著作である「お金の教養」を読了。
先日お会いした時に、
「自分が以前、お金がたまらない時になぜかと思い本を読み漁った。
しかし、解決にならなかったので、自分で学校を創った」とのことだった。
銀行の人のセミナーに行けば銀行の商品を売られ、
証券のセミナーに行けば証券の商品を売られる。
生命保険も同じことで、自社の商品を売りに来るのでその中からしか選択肢がない。
ボクもそうだったけど、貯金や証券や保険など、
自分の財産はトータルで考えなければならないのに、
お金のことはおろか、家計のことまでも学校では教えてくれない。
ということで、この本を書いたとのこと。
この本ではお金の仕組み、と称して、
正しい収入と貯金の割合
買ったものとはらった額の差異が重要。価値が低ければ無駄使い
バランスシートの重要性
などなど、今さらではあるが、分かりやすい。
目から鱗が落ちたのだ。
特にBSの見方について、ボクは以前ビジネススクール時代に、
「なぜBとSがバランスするのか?」と金融関係の友人に聞いたことがある。
その時に彼は「バランスするからだよ」と答えていた。
答えになっているようだが、いい答えにはなっていない。
ボクが、マーケティングのことを聞かれて専門用語で答えるようなものだ。
泉氏はこの本で、
「資産マイナス借金イコール純資産」と答えている。
こう聞くと、バランスして当たり前だとはらに落ちる。
この本の内容が充実しているということもあるが、
なにより説明の仕方が、受け手側のニーズに合っていることが素晴らしい。
その意味で、表現者としても非常に参考になった一冊だった。
マーケティング コンサルタント 理央 周
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