アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン を観た。
アメリカ映画で、単純明快なビッグピクチャーが好きなボクにとっては、
やはりこの手の映画は、寸暇を惜しんでも映画館で観たくなる。
【全体を通して】
今回のアベンジャーズは、前作に続く第2弾。
2作目になると二番煎じになってしまい、メリハリもなくなり面白くなくなることも多い。
が、全員が戦うシーンから始まる今回のアベンジャーズは、文句なくスピード感があって楽しい。
約2時間がアッという間だった。
前作とはスケール感だけ見ると逆に縮小しているかもしれないが、
その分、人間ドラマの部分がわかりやすくなっている。
新キャラクターも登場するのだが、アメリカ映画らしく、
根本のストーリーが善と悪の2極を軸にしているせいか単純明快でわかりやすいのも特徴。
【オールスターキャスト】
アイアンマン、キャプテンアメリカ、ソー、ブラックウイドウ、ホークアイ、ハルクなどなど、
おなじみのメンバーが今回も勢ぞろいする中で、誰が好きか、ということになると、
ボク的にはやはりまず、アイアンマン。
今作はアイアンマン3からの続編的なストーリーになっていることもあり、
トニー・スタークがドラマの主人公的な要素もある。
しかしそれだけでなく、アイアンマンシリーズも前作もそうだったように、
世の中を斜に構えてみながら、大事なところで踏ん張ること、
そして、素直にそれを言えないところなんかもシンプルに好きな感じ。
*前作はシンプルで文句なく面白い
もう1人はやはり、ブラックウイドウ、というよりもスカーレット・ヨハンソン。
この役はスカヨハしかいない、というくらい今回もはまっている。
知的で強く、あまりにも美しい。
コミックスから生まれた映画の中でしたか存在できない、非日常的な美を完璧にこなしている。
【テーマは愛~少しネタバレ有り】
テーマが愛、ということでポスターのコピーも「愛を知る全人類に捧ぐ」とある。
ブラックウイドウとハルクのブルース・バナーのいい雰囲気があったし、
なにより、ホーク・アイの家族が描かれているところが新鮮だった。
ヒーローたちにプライベートはなさそうなので。
ボクの個人的な好みでいうと、この映画のカギを握るウルトロンの声は、
なんとあの、ジェイムス・スペイダーとのこと。
ハンサムで味のある、大好きな俳優がやっていることを、観終わってから知った。
*サントラもバラード調でいい感じなのだ。
【マーケ的には】
なんといっても、興業的には「老若男女誰にでも」楽しめる、
というターゲティングになっているはず。
ここまでビッグピクチャーだと、絞るなどという感覚は無いはず。
プロモーション的には、日本でやったこちらの「トニー・スタークの秘密基地、六本木に上陸」が面白い。
実際に、アイアンマンのディスプレイなどを所せましと並べて体感できる、
サンプリングと体験型マーケティングを合体させたプロモーション。
映画は、ある意味アートなのでこのようなワクワク感が、映画館に足を運ばせる要因になる。
エンタテイメントは特に選ばれるときには情緒的な価値で顧客は判断する。
理論ではないところが面白い。
総じて言っても、とても面白い映画だった。
友達同士や家族、案外倦怠期の夫婦なんかが刺激を求めに観に行ってもいいかもしれない、
おススメの映画だった。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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