認知度を上げるためのメディアの一つにテレビCMがある。
4大マスメディア、現在では伝統的なメディアとして分類される。
地上波を使うテレビCMは,広く到達する媒体であるがゆえにコストも比較的高い。
一方で、映像と音声を同時に届けられるという意味で、見ている側に与えられるインパクトも大きく効果は今でもあると言える。
つまり、効果はあるが高くて投資対効果に換算すると、体力がない中小企業には活用が難しい媒体であるといえる。
広告の媒体費が量と質に比例するため、電波を使い広く到達する(=リーチ)テレビはCMとして費用対効果が合わないくらい「高い」という意味である。
しかし、テレビの媒体を単体で考えずに,複合的なメディアとして考え、予測される費用対効果から逆算すればけして無理に高く手が届かない媒体ではない。
テレビCMは基本的に15秒がヒトこまになる。
制作したCMをテレビでオンエアしその場で売上に変えるということを考えてしまうので、費用対効果として難しくなる。
蓄積効果で、認知度と好感度をあげていくと同時にYoutubeなどにもそのクリエイティブを活用しSNSなどへ拡散させていく。さらにDMやニュースレター,名刺などでも「TVCM放映中」と書いていけば自社の信頼度も上がる。
弊社のクライアントである中堅企業の引越一番さんのテレビCMもそのような点を狙っている。
さらに、営業的な側面からいうと、信頼度が上がることで契約なども取りやすくなるし、営業員の自身にもつながるという側面がある。モチベーションがあがるのだ。
こちらは別バージョンで、企業の姿勢を表すバージョンである。
このように自社が活用する媒体とメッセージを統合的に使うことを「インテグレイテッド・マーケティング・コミュニケーション」という。
メディアは単体で活用しても効果が出ない。
このように複数を同時に使うことで相乗効果を狙うのだ。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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