「カフェと日本人」を読んでみた。
ボク自身、カフェ好きで珈琲好き。
このシンプルな表紙もあって手に取ってしまった。
まず面白いのが喫茶店の歴史が数多く紹介されていること。
有名な銀座の喫茶店に始まり、ゴーゴー喫茶、歌声喫茶など、
その時代に応じて喫茶店も変遷を遂げてきた様子が書かれていて楽しい。
また地方における、人々の喫茶店への思いや利用度合いが分析されているのも、
ボク自身、マーケティング的な考え方をしていく時に興味深く読むこことができた。
ドトールやスタバと待ちの喫茶店の比較はもとより、
たとえば、著者の方の出身が名古屋とうこともあり、愛知県の分析は特にしっかりとされていて、県民一人当たりが使う喫茶店代は飲み代よりも多い、などなど、数字を見てみても興味深い洞察を得ることができるのだ。
おもえば、亡くなった父が無類の喫茶店好きで、引退後も毎日近所の友達とモーニングコーヒーを飲みに近くの喫茶店(なまえはなんと「おふくろ」!)に行っていた。
父は会社員時代から名古屋駅に行きつけの喫茶店がありそこにも連れて行ってくれたことを思い出す。
ボクがコーヒー好きなのも遺伝だろうし子供の頃から刷り込まれた好みなのかもしれない。
そんな意味で、コーヒー好き、喫茶店・カフェ好きには面白くさらっと読めるおススメの一冊だった。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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