毎月準レギュラーとして出ているZIP-FMの朝の番組、モーニングチャージの聴取者からの質問コーナーに、
「ギター教室のチラシを作りますが、キャッチコピーは、次のどちらがいいと思いますか?
ターゲットは、一歩踏み出せない初心者さん向けです。」
チラシや雑誌広告など平面媒体のキャッチコピーの創り方
2つの案というのは、
A案⇒「3回お試しレッスンから!今すぐ申し込みのお電話を!」
B案⇒「1年でライブを実現したいあなたにピッタリ!」
というもので、ずばり、どちらがいいと思いますか?という質問だった。
ボクの答えは「Bの方がよいと思います」
もちろんこういう質問に正解というものは一つだけでない、という前提でその理由を書くと、
「レッスンを受けたら自分がどうなるのか?」
ということが見た人に容易に想像できるし、さらに顧客にとって本当に欲しい「価値」になる。
Aのほうもなかなかいいのだが、ほかの教室との違いが判らない点が、キャッチコピーとしてインパクトにかける。
情緒価値と機能価値
またAのほうは機能的な価値を言っているのに対し、B案は感情に訴えかける「情緒的価値」を表現している。
どちらも重要なのだが、ひとの多くは情緒的価値に心が動くことが多いためその点でもB案はよい。
トライアルを増やしたいのであれば、合体させて「1年でライブを実現したいあなた!まずは3回のお試しレッスンから始めませんか?」
とする手もある。
雑誌や新聞広告やチラシなどのキャッチコピーで大事なことは、
「自社だけができることを、ターゲットに刺さる言葉で注意を惹くこと」
逆に注意すべき点は、あれも、これも、情報を盛り込みたくなり盛りだくさんになること。
基本は1メディア、1メッセージにすべきである。
思い切ってどこまで省けばいいかというと、
言いたい中身を読んでもらうように工夫をして、キャッチコピーは、お客様に呼びかけるとか、
千種区にお住まいの方へなどと地域を限定するとかになる。
削った分は、本文でしっかりと「なぜ自社に来るとあなたの欲しいものが手に入るか=価値」を説明していけばよい。
禁欲的になることが大事なのだ。
明日野郎はバカやろう。
Now or Never.
読んだらすぐに実践してください。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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