今日は外資系製造業の企業でマーケティング部の方々向けに研修をさせていただきた。
テーマは「STP」特にターゲティングとポジショニング研修を行った。
マーケティングと顧客視点、STPを社員に浸透させる
今回は弊社としても初の体験になる「ハーバード大学のケーススタディー」を用いて、あらかじめ出した宿題をもとに、当日グループでディスカッションし発表するという形式。
まず前半は以下の項目を講座として受講いただいた:
− 研修の目的説明
− B to Cのケースを用いマーケティング活動におけるターゲット設定の手法を習得
− エッセンスを自社(B to B)にあてはめ営業効率を上げていく
− マーケティング活動を構成する3要素
− 経営とマーケティングの関係
− 環境分析の手法と戦略の関係:3CとクロスSWOT
− プロダクトにおける顧客価値=売り手目線と買い手目線
− ターゲティングの重要性
− ターゲット設定の手法
− B to CとB to Bのターゲティングの違い、ペルソナの手法
− ポジショニング
− 広告・販促の成功事例
ポイントのSTPは重要な考え方で、
S=セグメンテーション 顧客を年齢、性別、行動、地域などで細分化していくこと
T=ターゲティング 細分化したものを市場規模や自社の強みなどの切り口を加えてまとめること
P=ポジショニング 自社の立ち位置を競合と比較し優位にたつこと
ターゲットの絞り込みがうまくいけばいくほど、広告などへの投資対効果が高まる
ハーバードのケーススタディーを研修に入れる理由
そして次にケーススタディー。
実際のマーケティング活動と同じで、3CとSWOT分析をまずは各自宿題としてやっていただく。そして講義を受講した後で「USP」と「ターゲット」をディスカッションした後、ポジショニングを考えて発表してもらう。
今回は、全60名を7つのグループにわけ、そのうち4グループに発表をしてもらった。
さすがにマーケティング部だけあって、皆さんの視点も鋭くポイントをついていた。
また、全員がポジティブなのでディスカッションも盛り上がり、いいアイディアも出せる。
各チームのプレゼンの質はかなりのものだった。
やはりこのように、講義の受講=インプットのみでなく、ワーク&発表=アウトプットを入れると受講者もはらに落としやすい。
この企業さんの結果がでるのが楽しみである。
マーケティング コンサルタント
理央 周
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