Marketing i's [マーケティングアイズ]

マーケティングはサイエンス(科学)に基づいたアート(芸術)である

顧客ブランド養成講座
収益を好転させるマーケティングとイノベーション

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理央 周 台湾講演〜初めての台湾講演で気づいた台湾人のパワーと日本人の現状

2023年7月に、台湾で講演をしてきました。
主催は、台湾政府の労働部です。

テーマは「なぜ、サボる人ほど成果があがるのか? 
〜仕事の成果を出す自由な時間のつくり方」。

私としては、2018年に香港で講演をして以来、5年ぶり4度目の講演になった。
コロナ禍もあり、海外に行くこと自体2019年以来4年ぶり。

今回は、台北松山空港に到着して、台中に移動。
一泊して、7月26日に台中にある二鹿講堂という会館で講演というスケジュール。

政府主催ということもあり、また、台湾の先生方が講演される連続講座の中、
今年は唯一の日本からの講師という話題性もあり、
講演前にTV局の取材も受けることになった。

理央周 台湾講演取材.JPG

この取材は、後に台湾のTV局で放送してもらえたとのこと。
日本時間管理大師 という中国語での説明になっている。

IMG_0423.jpg IMG_0424.jpg

講演の方は、申し込みが200人を超えているとのこと。
なかなかこれだけの人数を集めることは難しいな、と感じつつ、
続々と集まってくる受講者の人たちを見ていると、
心地よく緊張してくる自分に気づいた。

IMG_0007.JPG

まず冒頭に、東日本大震災の時にいただいた、
台湾の皆様からの日本への支援へのお礼を述べさせてもらった。

講演は、日本語でやりディレイで通訳が入り、
スライドも日本語で作ったものを、通訳の方が訳してくれたものを使用、
という形式だった。

IMG_9942.jpg

1時間半の講演の間、受講者の皆様は、
とても熱心にメモを取り、写メを取りながら受講してくれた。

終了後には、30分の予定でのQ&Aタイム。
通常、日本だと尻込みして手を挙げる人は少ないのが、
ここ台湾では、最初からかなりの人たちが手をあげて質問をしてくれた。
「価業と作業という分け方がとてもわかりやすかったが、どう分ければいいのですか?」
「時間を作るためには、何かをやめることが大事とのこと、とてもよくわかりました。
でも、全部大事なのでどれをやめればいいのか分かりません」
という前向きな質問を数多くいただいたので、
予定されていた質問タイムを大幅にオーバー。
会場の締切時間ギリギリまで質問を受け付けることになった。

終了後は、ポスターの前で写真を取る時間があり、
まるでアイドルのように、握手と写メという大歓迎ぶり。

IMG_9945.jpg

私も、出版をし多くの方々の前で講演をする機会を多くいただいたが、
日本でこれほど熱心に受講し、情報を吸収しようとし、
また、手をあげ質問をされたことはほとんどない。

半導体などを含めて、多くの産業が盛り上がる台湾。
まだまだ伸びる可能性を秘めている人間的なパワーを強く感じた。

好奇心や前向きな姿勢が、学問やビジネスでは起点になる。
日本に足りないこと、日本人が忘れてしまったことを、
思い出させてもらえた、台湾での講演だった。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
理央 周(りおう めぐる)

なぜ、サボる人ほど成果が上がるのか? タイパを考えて仕事で効果を出すための時間術101のヒント

タイムパフォーマンスを考えて効率を上げる、
空けた時間で、成果のあげられる仕事に取り組む、
そしてメリハリつけてサボる。

時間を濃縮し、成果を出すための時間術、
「なぜ、サボる人ほど成果が上がるのか?」 
〜仕事の成果を出す自由な時間のつくり方
を、2023年3月に出版しました。

なぜサボる人ほど成果が上がるのか.jpg

私としては、23冊目の出版のうちの、
時間術4冊目になります。

▶️ 詳細はこちら → なぜサボる人ほど成果が上がるのか?

1. 時間を管理する前にやるべきこと

「忙しくて時間がない」のではなく、
「自由な時間がないから、忙しい」のです。
ビジネスパーソンにとって大事な時間。
でも、時間を管理する前に、すべきことがあります。
それは何か?

タスク=やるべきことをはっきりさせることです。

2.サボるとは何か?

あくせく仕事をしている人を横目に、
どこで何をしているかはわからないけれど、
抜群の成果を出す人が、周りにいませんか? 

できる人は「手ではなく頭を動かして」います。

この本では、手を動かす「作業」に対し、
"知恵を捻り"工夫し、成果につながること考える仕事を、
「価業」と呼びます。

価業をする時は、何もしないかのようにゆっくりと落ち着いて物事を考えるので、
「サボる時間」と呼びます。

「何をしてもいい自由な時間=サボる時間」をつくるほど、
成果がおもしろいように生み出せるようになるのです。

作業の時間を効率化し、

3.今考えるべきタイパ=タイムパフォーマンスとは?

時間は経営資源です。
しかも、過ぎ去ったら2度と戻ってこない、
替えの効かない資源なのです。

なので、お金の投資対効果を考えるように、
時間の投資対効果を考えたいところです。

その時間で、何を生み出せるのか、
この仕事にこれだけの時間をかけてもいいのか、
を考えることが「タイパ」なのです。

時間を作るには「やめる」か「まかせる」しかありません。
作業の時間をできる限り効率化し、時間を生み出したいところです。

この本では、タイパのいい人と悪い人の行動を徹底比較し、
「やめるべきこと」とその代わりに「やるべきこと」がひと目でわかる!

経験の浅い人はもちろんベテランでも、時間の使い方を見直せる本。

読者対象〜こんな人に読んで欲しいです

社会人歴の浅い若手ビジネスパーソン。
また、中堅以上のビジネスパーソンで、
自分の時間の使い方を見直せるヒントがつかめる内容にしています。

「いつも忙しくて1日があっという間」という営業の担当者だとすると、
顧客に提案する資料を作る時間と、
アポを取る時間、報告書をまとめる時間など、
何をいつやるといいのか、
のヒントにして欲しいと思っています。

自分自身のサボり癖を正しく理解する

本書には自己診断テストが掲載されているため、
自分自身がどの程度サボり癖を持っているのかを把握しましょう。
自分自身のサボり癖について正しく理解することで、自己改善につながります。

メンタルモデルを育てる

本書では、成果を出すためにはサボり癖を持つ人たちが持っている、
メンタルモデルを育てることが大切だと述べられています。
具体的には、「自分のペースで進める」というメンタルモデルや、
「やるべきことを絞り込む」というメンタルモデルが挙げられます。
自分自身がどのようなメンタルモデルを持ち、
どのように育てることができるかを考えてみましょう。

ホワイトスペースを意識する
本書では、成果を出すためには「ホワイトスペース」と呼ばれる空白の時間を作ることが大切だと述べられています。具体的には、仕事の合間に休憩を取ることや、自分自身の思考を整理するための時間を作ることが挙げられます。自分自身がどのようにホワイトスペースを意識し、実践することができるかを考えてみましょう。

実践的な方法を取り入れる

ポモドーロテクニックや集中力を養う方法などが紹介されています。
これらの方法を自分自身に合わせて取り入れ、
仕事の効率を上げることができます。
自分自身に合った実践的な方法を見つけ、日常的に取り入れてみましょう。

以上のようなアプローチを通じて、本書の内容を実践することで、
自分自身の仕事においてサボり癖を克服し、
成果を出すことができるようになるでしょう。


「なぜ、サボる人ほど成果が出るのか?」では、
他の時間術の本とは異なる視点で、
時間管理や仕事術を解説しています。

この本に関するお問い合わせやご質問はこちらに:
マーケティングアイズ お問い合わせフォーム

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マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
理央 周(りおう めぐる)

スマホ脳 アンデシュ・ハンセン氏著〜スマホ、SNS、インターネットとの向き合い方

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時間術、仕事術の本を書いていることもあり、今、話題になっているこの「スマホ脳」を読んでみた

帯にある「スティーブ・ジョブズは子供たちにiPadを触らせなかった」とある通り、
また、第3章にある「スマホは私たちの最新のドラッグである」という言葉も、
今私たちがすべきことを示唆しているように聞こえた。

しかし、私はこの本を「スマホ中毒をやめるべき」ということではなく、
「スマホとどう向き合うべきか」という視点で読んでみた。

2007年にアップルがiPhoneを出して以来、世の中は激変した。
同時期から、通信回線やインフラは整備され3Gになり、合わせてSNSをはじめとする、WEBの双方向性、いわゆるWeb2.0という時代に入った。

マーケティング・コミュニケーションの観点からすると、メディアとしてのインターネット活用は大きく変わり10年もしないうちにネットメディアは、企業のコミュニケーション媒体として従来のメディアを押し除けていった。

これを生活者目線で考えると、テレビやラジオ、新聞や雑誌といった旧来からあるマスメディアに使う時間は減り、スマホやPC、タブレット端末などでSNSや動画コンテンツに触れる時間が激増した。

好きな時に、好きなコンテンツを見ることができる、というライフスタイルが浸透したのだ。
わかり切ったことだが、改めて考えてみると、生活そのものが激変したと言える。

やっかいなのは、激変のスピードが緩やかだったこと。
年単位で見ればたったの数年だが、生活には徐々に浸透してきて、知らない間に私たちの生活、行動の一部になってきたのだ。

この本では、医学的な見地からスマホの生活への浸透が危惧すべきもの、と書かれている。
私も確かにその通りだ、と感じる。
実際に、スクリーンタイムをみてみたら「ポケモンGO」に毎日1時間以上割いていた。
「朝の散歩のお供に」「健康にいいからいいや」と自分に言い訳しつつ、3年間毎日のことだった。
ふと我に気づいき、私はポケモンGOのアプリをスマホから削除した。
こうやって、数字にしてみると以下に中毒になっているのか、が分かる。
そして怖いことにその中毒になっていたことを何年も気づかない、ということだ。

一方で、他の用途に関していうと、スマホのおかげで事業主の私はオンライン秘書のように活用できている。
予定管理、メールチェック、仕事としてのSNSへの投稿や反応などだ。
PCのみだったら、とてもこうはいかない。

さらに、腕時計や体重計と連携させての体調管理にも使っているし、
Spotifyで毎朝の散歩や移動の時の音楽でも癒されている。
映画好きなので、AIスピーカーと連携させてTVに映画をキャストもしているし、
仕事以外でも多くの場面で使っている。

このように、もし今スマホが全く無くなったら何もできなくなる、ことに近いくらい困ってしまう。

なので、スマホをやめる、という選択肢は私にはない。
これは、多くの地域の大半の現代人にとって同じだろう。

しかし、先述したような問題も多くあるのも事実なので、大きなジレンマに陥る。

この本がいいたいことは、そのような時代と生活の中で、人間として何を重視するべきか、
を、医学的に問いかけている。

第4章以降にあるように、集中力の高め方、メンタルヘルス、運動の効果など、私たちの生活や仕事の上での重要な「鍵」を多く示唆してくれている。

スマホ、SNS、インターネットとどう向き合うか、は個人の判断によるところが多い。
その、判断の基準になることを自分で決めることが大事なのだ。
この判断基準の事例が多く書かれている点が、とてもありがたい。

時間は、仕事をやる上で大きなそして重要な経営資源だ。
大事な仕事をするために、どれくらいの時間を割り振るかは、仕事の基礎になるくらい重要なこと。
その判断基準の参考にできる事例が多く書かれているので、
ビジネス・パーソンにおすすめの一冊だと言える。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

理央 周(りおう めぐる)

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ギグワーカーに関しての学生からの質問〜視点と考え方に元気をもらう

先日、関西学院大学の学部生から、
私の会社のホームページへの問い合わせがあった。


なんでも、ゼミで「ギグワーカー」が与える影響、
についての研究発表をやるとのこと。
ひいては、私に意見を聞いて参考にしたい、
といった内容の依頼だった。


私は、関西学院で教鞭をとっているが、
大学院でのことのなの、
もちろん直接知っている学生ではない。


しかし、丁寧な依頼の文章であったこと、
トピックスが、今、学生たちに、
じっくりと考えて欲しいテーマだったこともあり、
かなりタイトなスケジュールを縫って、
ZOOMで対応した。


学生たちは二人。
どちらも、大学3年生ということ。
「これからギグワーカーは増える傾向にあるのでしょうか」
「雇用問題に与える影響は?」
「法的な雇用に対する補償などは必要だと思われますか?」
と、自ら立てた仮説を元に、
とても的を得た質問をくれた。


彼らの学部は、経営・経済系ではないため、
私のいっていることがとても新鮮だったようで、
「今まで、経営のアプローチから考えたことがなかったので、
とても新鮮でした。
研究に活かします!」
と頑張っていた。


なんでも、私のインタビュー記事を読んでくれて、
「この先生に聞いてみよう」
ということになったらしい。


私以外にも、いろいろな方々に聞いている、
ということ。
このアグレッシブさ、学生ならではで、
とても好感が持てた。

大学教授をやっていると、
こういう若い力に触れる機会を、多くもらえることになる。


その時に、いつも感じるのは、
私とは異なる視点、フレッシュな考え方、
そして何より「元気」をもらえることが嬉しい。


彼らのような20代が、もうすぐ世に出て、
日本、世界を変えていくのだ。
その、ほんの小さい一助になれたことが、
とても嬉しい。

11月に発表があるので、その際にはみに行こうとおもっている。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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リモートワーク、在宅勤務、巣ごもり〜新型コロナウイルス感染拡大防止の中「時間をどう使うか?」

プレジデント 賢い人の勉強法

新型コロナウイルスの感染拡大の影響の中、在宅勤務の方も多いかと思います。
私も、もう3週間以上家族以外の人とは会っていなくて、
大学の授業も、ZOOMでやっています。

先日、プレジデント社が発行している雑誌に取材を受けました。
テーマは「賢い人の時間の使い方」と、ちょっと固めですね。

私が登場するのは、その中の「ビンボーvsリッチ 300人調査〜時間の使い方徹底解明」という、
なんともストレートな特集。

雑誌社が300人にアンケートをとって、年収の高い人と低い人が、
それぞれ時間をどう使っているのかについて、
時間術のプロとして、年収アップのコツをインタビューしてもらったのです。
(けして、私が高収入というわけではありません 笑)

この特集とったアンケートの結果では、
ひごろの「習慣」によって、ビンボーかリッチに分かれる、
と言っていました。

たとえば、"起床と就寝"ですが、
ビンボーは、「夜更かし、休日寝だめ」なのに対し、
リッチは、「決まった時間に睡眠」とのこと。

"通勤"に関して、
ビンボーは「ボーッとして、ギリギリ出社」
リッチは「ニュースを見ながら早朝出社」

"自分磨き"に関して、
ビンボーは「帰宅後か休日にまとめて」、
リッチは「スキマ時間にコツコツ」

といった具合です。

まあ、あくまでアンケートの結果だけですし、
リッチが良くて、ビンボーがダメ、ということではありません。

でも、一つ言えることは、
1日は24時間であることは「誰もが同じ」ですが、
その"使い方はひとそれぞれ"だということ。

私は、この数字結果を雑誌社の人から聞いた時に、
まず思いついたのが、「何を見ているのか?」でした。

同じ将来のことを考えるのでも、リッチな人とビンボーな人では大きく違うのです。

リッチな人たちに共通するのは、
「いつやるか」「いつまでにそうなるのか」と、期限をはっきりさせていますが、
ビンボーな人たちは、
「いつかやりたい」「いつかそうなりたい」と、
ぼんやりとしか考えていません。

時間は過ぎ去ったら、「二度と」帰ってきません。
また、お金やものと違って、他のものと「替え」が効かないのです。

ただ、目に見えたり触ったりできるものではないので、
私たちは、えてして時間の大切さを「軽く」考えてしまいます。

コロナによって在宅勤務になってしまったのは、
私も同じですし、私の仕事仲間や、
私が教鞭をとっている大学の学生や、学生である私の娘も同じです。

日本だけではなく、世界中の人たちが大変な思いをしている中、
「在宅勤務で何をやればいいのかわからない」と、ぼんやり過ごすのはもったいない話です。

「在宅勤務だからこそできることって何かあるかな?」
「出勤できるのを5月7日からと仮定して、そこまでにできることってありそうだな」と、ちょっとでも前向きに、考えたり工夫したりしてみたいですよね。

足もとの、今すぐやらなければならないことを片付けるのも大事ですが、
そればかりでは疲れてしまいます。

ちょっと先のことを想像してみて、自分の姿を描いてみると、
楽しくなってくるものです。

あけない夜はありません。

みんなで、一緒になって頑張りたいものですよね。

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役

関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 教授
理央 周(りおう めぐる 本名:児玉洋典)

☆ 理央 周の新しいプロジェクト「マーケティング・プラス」5月20日より始動!
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5刷り感謝!「仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方」

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高速会議 期待以上に部下が育つ 沖本るり子著


「5分会議」、会議の手法を効率化し仕事の成果を上げる研修でも有名な沖本るり子さんの新刊。

この本でも、前半では5分会議の重要性、やることの意味、なぜ5分をやると目的が達成でき、
社員の育成つにながるのかということが書かれている。

私たちは忘れがちだが、「会議」は単発の"会議"というだけではなく、連続した仕事の中での1つのプロセスに過ぎない。それを事前準備から会議後まで数段階に分けて図解されているのがとてもわかりやすい。(24ページ)

高速会議ってなに?それだけで十分なの?という考えを持つ人もいるだろうが、
もちろん、ただ単に5分で会議を終わらせるという意味ではなく、
なぜ会議を高速化すべきなのか、
そうなると、業務やチームはどうなるのか?がわかるように説明されている。

このように、沖本氏の著書には会議の進め方、という手法論だけではなく、
「仕事にとって会議はなぜ必要なのか?」
「目的を達成できる会議のあり方とは何か?」
「会議を通してチームをマネジメントできるか?」
といった本質的なところをカバーしている点がいい。

手法だけ真似してもできないからだ。

また、この本の良さは自社でやってみることができる、
という再現性の高さにある。

たとえば、5分会議をやる時に、「5つの工夫」をすることで、成果を出せるようにしていくエッセンスがあるとのこと。それらは、視点、見える化、参加者全員で意見を出す、立場が関係なくなる、身内で揉めないこと。

さらに、人が育たない会議のNGパターンがいくつか載っている。例えば、

  • いつも同じ人が仕切るとそれは依存を生み出す。
  • 追加の割に時間がかかっている、とか、
  • 1人の人だけが増えている、
  • 議題から外れてしまう

これらをチェックシートとして自社の会議の状況に当てはめてみるのも、この本の使い方だろう。

以前、大手家電メーカーのマーケティングマネージャーが「私の仕事はの半分以上は会議なんです」と言っていた。これはまさに、典型的な大企業病。

中小企業や、ベンチャー企業は、ヒト、モノ、カネ、時間、情報、という経営資源に余裕がない。なので、1人の社員が生産性を上げることで、売り上げと利益に貢献することができる幅がとても広くなる。そのために、効率化できるものは効率化し、本来やらなければいけない成果を出す仕事、将来につなげる仕事、顧客のためになる仕事に、最大限の知恵を絞るために時間を投下しなければいけない。

私は常々、会議はものごとを決定するところであり、議論や討論は会議に臨む前に徹底的にやり、会議は「やるかやらないか」「GOかNO GOか」を決める場所であると考えている。

経営は意思決定の連続であり、会議はその重要なツールだ。
その意味でも、この著作はとても参考になる。

マーケティング プロデューサー
理央 周(りおう めぐる)

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プレジデント 時間術 メディア取材


プレジデント2月4日号 2019時間革命の特集に、先日取材分が掲載されました。

ここ最近は、時間をどう活かすかという、量的な効率化だけではなく、質的な効率化が重要だと思っています。

私の仕事で言えば、いかにして多くの講演をこなすか、ということでなく、いかにして中身の濃い質の高い講演内容を産み出せるのか、ということになります。

そのためには、作業する時間を効率化して、価値を生み出す仕事をする時間を確保する必要がある、ということを書いてきたし、ここでも取り上げてもらいました。アウトプット、成果をあげられる人は、時間の効率的な管理ができるということがいいたかった。

私と、著者の先輩の野呂エイシロウさんへの取材記事に加えて、アンケート結果も載っているので、客観的な見方もできる特集になっています。参考にしてもらえれば、と思います。

マーケティング コンサル タント 理央 周(りおう めぐる)


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働き方と時間の使い方の関係:みずほ総合研究所 発行 経営参考ブック 2017年6月号

この経営参考BOOKは、ビジネスの分野別テーマを、コンパクトにまとめたビジネス選書で、今回の私の分のタイトルは、残業ゼロでも圧倒的な成果を生み出す仕事が速い人の時間の使い方。ビジネスの基本的知識や営業ノウハウとか、マネジメント手法など、私のような専門家が解説をしている冊子のシリーズになる。みずほ総研の会員の方々が読まれて、社内研修などにも使っていただけるとのこと。

本の中身は、とてもシンプルでコンパクト。私としてもとても光栄です。

こういう風に、1冊の小冊子にまとめてもらって、私の考え方を世の中のビジネス・パーソンの方々にわかってもらえることは、とても嬉しいこと。働き方そのものが、今色々と考え直されている中で、この冊子を多くの人に読んでもらって1つでも実践してもらえれば、とても嬉しく思う。

序 章 充実した毎日を過ごすために、大事な時間を最大限に生かす.........2

第1章 時間の「値打ち」を意識する

「仕事をしたつもり」になっていませんか.........4
時間をコストとして考えよう.........6
「まとまった時間」を確保する.........8

第2章 最速で結果を出す仕事術

優先順位をつけて仕事をする.........10
「段取り上手」になる.........12
メールに必要以上の時間をかけない.........14
会議や打ち合わせの生産性を高める.........16
資料を手際よく作成する.........18

第3章 即実践! 時間のやりくり上手になる方法
ムダな時間を退治する.........20
● 始業前の5分には1時間の価値がある
● 午前の時間はゴールデンタイム
●「 隙間時間」の作業をリストアップする
● 通勤電車の中で新聞や本を読もう
● 整理整頓を心がける 
● もらった名刺で「仕事関係」を管理する 
仕事をサクサク進める.........24
● 時間を見積もって仕事をする
● 仕事をやりっぱなしにしない
● 締め切りは期日の前に設定する 
● 初めての仕事は周囲の知恵を借りる 
● 出張時は本命以外の用件を加える 
● 紙とペンを持ち歩く


「一見非効率」も大切にする.........28
●「 誰にも邪魔されない場所」を見つける 
● 15 分の昼寝でリフレッシュする 
● 周囲の人の時間も思いやる 
● 自分のブレーンを見つける
● 自由な時間を使って人間の幅を広げる
● やりたいことを見つける

経営参考BOOKの購読や問い合わせは、
みずほ総合研究所株式会社 FOURM-M事務局
TEL:03-3591-7769 FAX:03-3591-8046
へ、とのこと。

価格は以下。

ご注文部数 1冊~19冊まで 20冊~49冊まで 50冊以上
特別会員 本体334円+税 本体286円+税 本体286円+税
普通・一般 本体381円+税 本体334円+税 本体286円+税
送料 1~19冊 :実費(180~1000円程度) 20冊以上:無料

マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)

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Norah Jones Day Breaks ノラ・ジョーンズの新譜


久しぶりに出たNorah Jonesの新譜。
僕的には、夜に聴くのはとてもコンフォータブルでうれしいアルバムだ。

前作と比べると、ポップな感じは少し薄れたが、
より一層大人の感じがするアルバムだな、と感じる。

ワインや、バーボンにもぴったり。
また1枚、とても良いコレクションが増えた。

       

左が新作のDayBreaks、右が前作のCome Away with Me。

マーケティング コンサルタント 理央 周(りおう めぐる)


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時間の使い方を科学する 心理学のアプローチの仕事術

時間の使い方を科学する 読了。

ボク自身、3冊の時間術の本を書いていることもあり、
実験心理学という、ボクとは違う専門分野を持つ著者の方に惹かれて、
何か新しい発見があるのではないかと、
興味ふかく読むことができた。


時間をずらすだけで成果が変わる
思考は10時から14時、記憶は16時から20時
というサブコピーも面白い。


特に、サーカディアンリズム リズムという、
そもそも人間の中にある、24時間周期の身体変動と、
人間が感じる時間の関係に相関がある、
という考え方が面白い。


ボクの場合、仕事に優先順位をつけ、
時間軸と合わせる、というアプローチなのだが、
著者の場合は、身体のリズムから効果的な時間の活用を説いているのだ。

第5章にある、重い腰を軽くする というのも興味ふかい。
人間の心理として、
「先送り」「現状維持でOKというバイアス」がある中で、
目標達成する時間的期日が近くなる程、
モチベーションが上がり、
態度も積極的になるとのこと。
目標紅梅というらしい。


夏休みの宿題のようだが、
従って、少しずつやっていくことで、行動も積極的になる、
「思い立ったが吉日」
「案ずるより産むがやすし」
となるのこと。

これ以外にも、「気が散る」のは注意捕捉といい、
対象物が有限とのことなので、
逆に注意が散漫になりそうなことを、
集中したいときには、排除すればいい。


仮眠も、15〜20分が睡眠惰性という観点から最適であるなど、
人間の時間特性をないがしろにしないことが重要だという。

章立ては、
第1章 感じられる時間の長さ
第2章 サーカディアンリズムと現代人
第3章 時計の時間、社会の時間
第4章 なぜ人は大事な時間の前に掃除をするのか
第5章 時間を作りだす技術
第6章 予定通り進まないときの対処法
第7章 作業効率を高める時間管理術
第8章 感じられる時間を操作する
第9章 充実した時間お作り方
第10章 有限な時間と有限な人間


やはり、自分とは違うアプローチに触れると、
自分が既に持っている知識をさらに上質にしてくれる。


人間の心理と行動特性から、有限で貴重な時間を管理してみる。
その意味で、オススメの一冊である。

 

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